Vol.1 ― ORβIT、メンバー全員が韓国で再会「10ヶ月ぶりくらいに会ったので、最初人見知りしちゃいました(笑)」

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個性豊かなメンバー7人からなる日韓合同グループ、ORβIT(オルビット)。昨年11月にはデビュー1周年を迎え、2nd MINI ALBUM『Alter Ego』をリリース。さらに、韓国からオンラインライブ「With」を開催した。昨年、韓国でメンバー7人全員が揃ったORβITにインタビューを敢行! 前半では、MINI ALBUM『Alter Ego』について制作からメンバーのお気に入りの曲まで聞いた。

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久しぶりの再会に「人見知りしちゃいました(笑)」

――ついに韓国で全員が揃いましたが、韓国で再会できた時はどんな気持ちでしたか?

ヨンフン:ワクワクしました!

シュンヤ:オンラインのMTG は週1くらいの頻度でしていたし、それぞれ個別に電話したりはしていたのですが、実際には10ヶ月ぶりくらいに会ったので、何か、最初人見知りしちゃいました。

ユンドン:気まずい?

シュンヤ:気まずいっていうのではないんですけど、ヒチョさんとか、久しぶりに会った時に、「本物のヒチョさんだ!」みたいな感じになりました(笑)。

ジュン:僕も最初は同じ様に人見知りみたいな感じになったのですが、ふざけあったりしているうちに、昔の関係に戻れました。

一同:(笑)

トモ:一度別れたみたいな言い方するね(笑)。

――日本人メンバーが韓国に行く間では、それぞれどのように活動をしていましたか?

ジュン:今年の4月にリリースしたミニアルバム『Enchant』のレコーディングとか練習をしていました。場所が離れているので、日本と韓国それぞれでディレクションをしていただいて時間がかかる部分もあったのですが、今は一緒に作れているのですごくスムーズです。ダンスも日本でも練習していましたが、今は先輩たちがいてやりやすいです。

シュンヤ:映像で教わりながらダンスの練習をしていたので、実際に一緒に踊ってみると映像では分からなかった部分がよく分かってありがたいです。

――韓国メンバーは出迎える準備をしていましたか?

ヨンフン:韓国では3人別々に暮らしているので、まずは部屋を掃除して環境を整えました。4人のために冷凍の餃子や炒飯も買いました。でも忙しくて、まだ食べられてないんです。デリバリーばかりです。練習やレコーディングが終わって、デリバリーして早く食べて、早く寝るのが一番と思ったんですよね。

トモ:間違いないですね!(笑)
 

アルバム『Alter Ego』収録5曲の解説・それぞれお気に入りの曲は?

――アルバム「Alter Ego」で、初めて全員が同じ場所で制作に取り組まれましたが、印象に残っているエピソードを教えてください。

シュンヤ:レコーディングがやっぱり全然違いますね。一緒に出来るので韓国メンバーの歌い方をリアルに聞くことが出来るし、ディレクションも日本と韓国では全然違うので。日本には日本の良さがあるのですが、韓国では歌い方の細かいところまでディレクションされるので。僕は歌が得意ではなくて、出来ない方なのですが。

ヨンフン:そんなことないです。

シュンヤ:ヒチョさんもディレクションをしてくれて。メンバーそれぞれの歌い方を一番知っているのがヒチョさんだと思うので、それぞれに合った声の出し方を教えてくれて。ヨンフンさんには、もっと客観的に「こうした方が良い」というのを教えてもらって。

――そんなヒチョさんから見て、日本メンバー4人の成長を感じた部分はありますか?

ヒチョ:ユウゴの身長がすごく高くなった! 実際に身長が伸びたのかは分からないのですが、久しぶりに会って大きくなったなと思ったんですよね。

ユウゴ:みんなに申し訳なくて、底の高い靴をずっと履いています(笑)。ダンス踊る時は盛っています。最初は大変だったのですが、もう慣れました。

ヒチョ:今度、そういう靴を買ってあげますね。

ユウゴ:お願いします!(笑)

――収録されている5曲の紹介をお願いします。1曲ずつ聞いていくので、5曲の中でメンバーのお気に入りの1曲とその理由も一緒に教えてください。まずは『Eclipse』をお願いします。

ヒチョ:『Eclipse』は僕たち7人が集まって君に花を咲かせるという曲です。様々な人格が集まって一つの人間が出来上がることが、僕たちがそれぞれ7人集まった環境と似ているなと思って書いていました。

ユンドン:僕はこの曲が一番お気に入りです。

ヒチョ:タイトル曲なんですけど、気に入っている人が一人しかいないの?

トモ:(笑)。いや、みんなもちろん気に入ってますよ!心配しないでください(笑)

ユンドン:『Blind』(『Enchant』に収録)でもセクシーな表現をしていたのですが、『Eclipse
』ではさらに、25歳のセクシーさが出せたと思っています。

ヒチョ:ユンドンさんのパフォーマンスが本当に素敵なので、はやく皆さんにご覧いただきたいです。

――『Shady』はいかがですか?

ジュン:アルバムタイトル『Alter Ego』は“別人格”という意味で、『Eclipse』とはまた違う人格を描いた曲になります。『Shady』は自分も気づいていない、自分のもう一つの人格を感じ始めて怪しいな…という感じの歌詞です。僕は5曲の中でこの曲が一番お気に入りです。

トモ:僕もこの曲、好きです。面白いサウンドが使われているなと思っていて。サビはガーッと盛り上がるという感じではなくて、落ち着いていて聴かせるサビというか。すごく雰囲気の良い楽曲だなと思います。

ジュン:ORβITのこれまでの曲には無い様なサビの雰囲気で、2番頭のユンドンくんのラップがすごくカッコ良いので注目してほしいです!

――続いて『Forever』についてお願いします。

ユウゴ:僕が作詞をさせていただいたのですが、爽やかな、フューチャーベース調の曲に切ない歌詞が載っています。僕の普段思っていること、感じていることを書いているので、日記の様な歌詞になっていると思います。

――言葉の選び方がすごく綺麗で、日常と離れていない言葉なのに印象的でした。作詞はどうやってしていますか?

ユウゴ:ありがとうございます。寝る前にEαRTHのみんなのことを想ったり、そんな時に浮かんだフレーズをメモしていました。歌詞の全ては夜に書いています。難しい言葉はあまり使わない様にして、日常とかけ離れすぎない様に表現しました。

――『With』についてお願いします。

トモ:僕が作詞をさせていただいたのですが、サウンド的にコーラスの厚みがあったり、冬っぽい印象を受けました。他の曲でのメンバーの詩も見ながら、今回は全員揃って制作が出来たアルバムということで、「つながり」と、冬の情景が浮かぶ様な、そんな雰囲気を大切にしたいと思いました。

ヨンフン:僕はバラードの曲が好きなので、この曲は冬に聴いたら良いなと思いました。歌詞とメロディーがすごく合っていて、レコーディングも素晴らしかったです。冬になったら雪を眺めながら温かいコーヒーを片手に聴きたいですね。揺れる椅子に座って。

ユウゴ:僕は冬に仕事が終わった後、電車のつり革につかまりながらこの曲を聴いてほしいなと思います。

ユンドン:デモを聴いた時からすごく好きで、みんなの声もすごくバランスが良くて。雪が降る冬の日に聴くのが楽しみです。

ヒチョ:僕は普段音楽を聴きすぎて、日常生活では音楽と離れて自然の音を聴くことが好きなのですが、この『With』は自分でも聴きたいと思いました。うちのトモさんが天才的な歌詞を作ってくれたので、聴きながらいいなあと思っています。

トモ:ありがとうございます。すごく真っ直ぐな気持ちを書こうと思いました。バラードは特に飾らない言葉が合うかなと思うので、意識しています。

――最後は『ハナ』について教えてください。

シュンヤ:『ハナ』はアルバム発売前に先行配信させてもらったのですが、歌詞も「We can be the one」だったり、ファンの方と一つになりたいなという想いがつまった曲です。きっとライブでも盛り上がる曲だなと思います。曲のタイトルもレコーディング中は決まっていなくて、どうしようかと考えていた時に、ヨンフンさんが「ハナってどうかな?」とアイデアを出してくれて。日本語の花=フラワーと、韓国語の하나(ハナ)=一つという2つの意味が込められています。日韓合同グループのORβITらしい曲なのかなと思っています。

他にもたくさん良い曲の候補がある中で、『OO』『Enchant』に続くアルバムにどの様な曲を収録するのが良いのかをすごく考えて選んだ5曲なので。どの曲もみなさんにたくさん聴いていただきたいです。

――『Alter Ego』というタイトルはすぐ決まったのでしょうか?

シュンヤ:これにも色々な偶然がありました。アルバムのタイトルを考えていた時に、ジュンくんと話をしていて、「Alter Egoには別人格とか変身という意味があって」というアイデアをもらっていました。そしてその時にヒチョさんが『Eclipse』の詩を書いている時に、Eclipseには日食という意味があって。日食も、普段は白い月が赤くなったり、太陽がリングの様に欠けていくという変化があるので。『Eclipse』という曲にも、『Alter Ego』という言葉がピッタリだなと思い、7人揃って別の姿を見せたいという気持ちもこめてこのタイトルにしました。


今回のアルバム制作、それぞれの役割は?

――皆さんはそれぞれの才能を生かして制作作業をしていますよね。そんな中で、今回のアルバム制作で果たした自分だけの役割は?

ヒチョ:そんなことないんですよ。全てスタッフのみなさんのおかげです。

ジュン:「Shady」と「Forever」の歌詞はもちろんなのですが、ラップのトップラインとかを色々なパターンでやりましたし、試行錯誤をしました。楽曲を合った雰囲気、他のメンバーが書いた詩だったら、その詩に合ったラップを考えたので、それが役割かなと想っています。

トモ:僕は、自分の役割はあまり考えていない部分があって、全部が全部やらないといけないことだし、という。歌詞も自分がやらせてもらった、という感覚で、自分が書いた歌詞を7人が歌ってくれて嬉しいなと思います。日韓合同グループなので作詞は言い回しの部分であったり難しさもあるのですが、自分の伝えたい想いはそのままに歌いやすさを意識しています。

ユウゴ:僕は作詞をさせてもらったというくらいしか思いつかないのですが、今度また作品を作ることが出来たらもっと明確に自分の役割を作っていきたいなと思います。僕は、伝えたい事が無かったら作詞が出来ないのですが、今回はたくさん伝えたいことがあったので書かせてもらいました。

ヨンフン:僕はみんなのデリバリーを担当していました。韓国の食べ物ってやっぱり辛いものが多いから、次の日の活動のためにもっと柔らかい、優しいものをみんなに提案して注文します。注文したら「○分後に到着します、それまでにシャワーしてください!」と伝えます。

一同:(笑)

ヨンフン:僕も韓国の食べ物について学べたので、この役割はありがたかったです。

ヒチョ:僕の役割をヨンフンさんにとられてしまいました。デリバリーを注文する以外だと…。「盾」ですかね。みんなを守るというか、僕が出て行った方が良い時はそうします。

ユンドン:みんなで歌の練習をする時に、声をもっと揃えていこうとか、バランスをみたり、そういうことをしています。もっと7人の声が揃う様に、良い曲になる様にと頑張ることくらいかなと思います。

シュンヤ:僕は…죄송합니다(チェソンハムニダ)くらいですかね。

ヒチョ:謝る担当です!

ジュン:韓国に来て죄송합니다(チェソンハムニダ)の発音がうまくなったみたいです。

ヨンフン:色々な交渉をシュンヤがしてくれます。お話が上手です。

ユンドン:シュンヤはアルバムのデザインとかそういうオシャレの部分を担当してくれています。



取材:中村梢 / 撮影:SHIM KYUTAI

■リリース情報
2ndミニアルバム「Alter Ego」
INSIDE盤 / OUTSIDE盤 好評発売中
価格:2,420円(税込)

※INSIDE/OUTSIDEでジャケット違い、収録曲同じ

【収録曲】
01. Eclipse
02. Shady
03. Forever
04. With
05. ハナ

■関連サイト
ORβIT オフィシャルサイト:https://orbit-official.com/

記者 : Kstyle編集部