「赤い靴」ソ・イヒョン“これほどまでにチームワークが良いドラマは初めてだった”

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女優のソ・イヒョンが、ドラマ「赤い靴」放送終了の感想を語った。

ソ・イヒョンは、KBS 2TVの毎日ドラマ(月曜日から金曜日まで放送されるドラマ)「赤い靴」で、明るい姿の背後に家族を失った悲しみと傷を持ち、実母への復讐のために生きるキム・ジェンマ役を演じ、時には復讐の化身に、時には涙の女王に変身して活躍した。成功のために家族を捨てた実母ミン・ヒギョン(チェ・ミョンギル)との対立が緊張感を高めたが、父親の死と関連した残酷な真実を知った瞬間に号泣する姿は見る人を悲しませた。

ソ・イヒョンは放送を終えた感想や夫と子供の反応、現場の雰囲気まで、「赤い靴」について幅広く語った。

――3つの季節が過ぎてついに放送終了を迎えました。感想はいかがですか?

ソ・イヒョン:8ヶ月ほど「赤い靴」と一緒にいました。ジェンマの紆余曲折を見守って、演技をしている間はとても大変でしたが、視聴者の方々に愛されて本当に幸せでした。

――個人のSNSで共演した俳優たちへの愛情をたくさん表現していました。チームワークが良かった現場だと思いますが、先輩・後輩俳優たちとの相性はいかがでしたか?

ソ・イヒョン:毎日ドラマの長所は、ベテランの先輩方たちと共演し、その方々の演技を近くで見て学ぶことができることだと思います。だから本当に幸せでした。パン・ヒョジョン、ソヌ・ジェドク、チェ・ミョンギル先輩をはじめ、多くの先輩や後輩、同僚の俳優と共演することができて幸せでした。これまで多くの作品に出演しましたが、これほどチームワークが良かったドラマは初めてだったと思います。すべての俳優が心を一つにして素晴らしいチームワークを発揮したおかげでうまく締めくくることができました。

――「赤い靴」で記憶に残っているエピソードはありますか?

ソ・イヒョン:ジェンマは、何度も死の危機を迎えました。火災が発生した倉庫に閉じ込められ、水に溺れて死にそうになるなどの危機も幾度となく乗り越え、後半ではナイフで刺されて意識不明の状態にまで陥りました。そのため「私は不死鳥役なんだ」と思ったことも多かったです。命の危険を感じても意志の強い人物らしく、最後まで人生を諦めなかったジェンマの姿が記憶に残っています。「私は不死鳥役なんだ」と思った瞬間もふと思い出すことがあります。

――最高視聴率は19.6%を記録しました。ドラマを引っ張っていく主役として視聴者の愛を実感しましたか?

ソ・イヒョン:お母さんたちがよくご覧になるドラマなので、食堂に行ったら「ジェンマが来た」と目玉焼きをもう一つ作ってくださって、応援してくださいました。個人的には久しぶりにドラマで挨拶しましたが、ドラマをものすごく愛してくださって幸せです。

――泣いたり怒ったりするなど、感情を表すシーンが多かった作品でした。このようなシーンを演技する時、重点を置いた部分はありますか?

ソ・イヒョン:ジェンマは感情の振れ幅が大きい人物ですので、泣いたり怒ったりするシーンが多かったです。このような感情を視聴者の皆さんに共感して頂きたいと思いながら演技しました。ご覧になる方々もジェンマが置かれた状況や感情に一緒に泣いて怒ることができるよう、共感してもらえる演技をするために努力したと思います。

――ドラマの中のキム・ジェンマのファッションも注目されました。スタイルのコンセプトはどのように決めましたか?

ソ・イヒョン:ジェンマの職業は靴のデザイナーなので、上品ですっきりしていてほしいと思いました。ドラマに会長や靴会社の代表、お金持ちの家族が出ていますので、私はすっきりとして上品に、実際の生活でジェンマのファッションをしても無難に着こなせるようなスタイルがいいと思いました。日常でも気軽に着られるスタイルで、多くの方が注目してくださったのだと思います。

――家族がドラマを見てどんな話や応援をしてくれましたか?

ソ・イヒョン:ギョジンさんは「よくやっている」とたくさん励ましてくれました。子どもたちは、可愛らしいエピソードがあるのですが、ある日二人目がある人に「母の名前はソ・イヒョンだけど、テレビに出る時はジェンマです」と紹介したことがあります。少し大きくなって、実際の母親の姿とドラマの中の人物が区別できるんだということが不思議でした。

――2021年は「赤い靴」で新しく強烈なイメージチェンジに成功しました。2022年には女優としてどんな姿を見せたいですか?

ソ・イヒョン:久しぶりの復帰作でプレッシャーもありましたし、もっと良い演技をお見せしたい気持ちが複合的に共存していました。そのため撮影に臨む全ての瞬間、最善を尽くしました。努力した分、多くの方に愛して頂き、感謝しています。2022年にはジェンマではなく、新しい姿で今より少し近い距離でお会いしたいです。

――最後に「赤い靴」を愛してくださった視聴者の皆様に一言お願いします。

ソ・イヒョン:これまで「赤い靴」をたくさん愛してくださって、心から感謝しています。復讐劇なので、視聴者の方々も激しい感情のシーンで疲れた時もあると思います。それでも「ジェンマの復讐は痛快だった」という良い反応と、私が通り過ぎると背中をたたきながら「復讐、必ず成功してください」と応援してくださってありがたかったです。最後まで応援してくださった皆さんのおかげで無事に終えることができました。2022年にも良い作品で挨拶します。

記者 : ペ・ヒョジュ