イ・ジェフン&ク・ギョファン、映画「脱走」の主演に決定…共演に高まる期待

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写真=COMPANY ON、NAMOO ACTORS
イ・ジェフンとク・ギョファンの共演が実現する。

「サムジンカンパニー1995」のイ・ジョンピル監督の新作「脱走」が、イ・ジェフンとク・ギョファンを主演に決定して、本格的な撮影の準備に入る。

「脱走」は、鉄柵の向こう側、明日がある人生を夢見る北朝鮮軍兵士のギュナムと、彼を阻止しなければならない保衛部の将校ヒョンサンの命をかけた脱走と追撃を描く映画だ。

イ・ジェフンとク・ギョファン。輝かしい活躍で今最も注目されている2人の俳優が、映画「脱走」で初めて共演する。青龍映画賞の授賞式で「ク・ギョファンと共演したい」と伝えたイ・ジェフンのラブコールに、早速返事が届いたのだ。ユーモア、共感、感動の3拍子揃ったストーリーを、俳優たちの最強のケミストリー(相手との相性)で見せた「サムジンカンパニー1995」のイ・ジョンピル監督の新作で2人の初共演が実現するという点で、彼らの呼吸も期待を集めている。

非武装地帯。鉄柵の向こうの人生のために、生死の線を越えて疾走する北朝鮮軍兵士と、彼を阻止しなければならない北朝鮮保衛部の将校の間で繰り広げられるスリリングな追撃を描く映画「脱走」は、韓国と北朝鮮の対決と葛藤から生まれる物語を主に描いてきた映画の公式を破る。北朝鮮側の非武装地帯と軍部隊を主な背景にし、脱走する者と追撃する者、共存し難い2人の間の複雑な感情と躍動するアクション、脱走の過程の緊張感溢れる展開の「脱走」は、「サムジンカンパニー1995」で1990年代の物語で今の時代の私たちにも深い響きと感動を与えたイ・ジョンピル監督が披露する新しい世界を期待させる。

「番人」「高地戦」「建築学概論」「金子文子と朴烈(パクヨル)」「I Can Speak」などの映画や、ドラマ「復讐代行人~模範タクシー~」、Netflixシリーズ「 ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です」などを通じて、現実とぶつかる人物の挫折、強い意志、その裏の感情まで繊細に描いたイ・ジェフン。彼が、未来が定められている北朝鮮ではなく、韓国での新しい生活を夢見る北朝鮮軍兵士イム・ギュナム役を務める。時代もジャンルも境界を網羅して活躍を見せてきたイ・ジェフンなだけに、命をかけて“夢”に向かって疾走する北朝鮮軍兵士への変身が楽しみだ。

新人俳優賞を席巻した「Jane」をはじめ、「新感染半島 ファイナル・ステージ」、Netflixスペシャルエピソード「キングダム: アシンの物語」「モガディシュ 脱出までの14日間」「D.P.」など、国籍と時代、善と悪の区分もなく様々な姿を見せたク・ギョファン。今回は「脱走」でギュナムの脱走を防ぐために追撃する情報機関である北朝鮮保衛部の将校のリ・ヒョンサンを演じる。ヒョンサンを通じて披露する“イメチェンのアイコン”ク・ギョファンの新しい姿に注目が集まっている。

また、「タクシー運転手」「マルモイ ことばあつめ」「サムジンカンパニー1995」など、愉快ながらも意味のある作品を披露してきた制作会社The LAMPとイ・ジョンピル監督の2度目のコラボも、映画「脱走」に対する信頼を高める。

イ・ジェフンとク・ギョファンという異なる魅力の持ち主の2人の共演に期待が高まっている中、“明日”を夢見て脱走する人物と、“現実”を守るために追撃する人物に扮して見せる対立と共存、疾走するように繰り広げられるアクションや躍動的な感情のパノラマが期待されるイ・ジョンピル監督の新作「脱走」は、主要キャストを決定して、2022年上半期にクランクインする予定だ。

記者 : イ・ミンジ