池間琉杏、歌もダンスも未経験で参加した「Girls Planet 999:少女祭典」で日本人5位に!沖縄に住む家族も応援してくれた“決心”

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韓国・中国・日本の3ヶ国で開催されたオーディションを通じて、応募総数約1万3000人の中から選出された各国33人、合計99人が参加したMnetの大人気オーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」(以下「Girls Planet 999」)。審査が進む度に連日Twitterのトレンド入りするなど大きな話題を集めた。

ダンス・歌ともにほぼ未経験ながらも見事出演権を得て、最終日本人ランキング5位、全体19位(99人中)の好成績を残した沖縄県出身の池間琉杏。愛嬌あふれる“表情管理”が話題となり、今後の活躍が期待される彼女に、「Girls Planet 999:少女祭典」について、練習生との絆について話を聞いた。

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【PHOTO】池間琉杏「Girls Planet 999」練習生の中での推しは?“可愛いしか言葉がでてきません(笑)”

■池間琉杏 公式SNS
・Instagram:https://www.instagram.com/ruan_go_go/
・TikTok:https://www.tiktok.com/@go_go_ruan
・Twitter:https://twitter.com/i_ruan_official

――まず「Girls Planet 999」に挑戦したきっかけを教えてください。

池間琉杏:「Girls Planet 999」のことを知って、挑戦しようと思った時は高校2年生だったのですが、当時の私は本当に何もしていなくて。部活も辞めてしまって、ただただ学校生活を送っていただけでした。それまでバレーボールしか特技がなく、「ダンスと歌」を特技の欄に書きたい! と思って、どちらも未経験だったのですが(笑)、挑戦することにしました。

――グローバルなオーディションに参加したということもすごいですよね。

池間琉杏:日本で活動したいという気持ちはもちろんあるのですが、その前に大きな経験として国外に出てみたいと思いました。私という存在を誰も何も知らない韓国という場所での方が、自分の力を試せるんじゃないかと思ったんです。最初はどんな番組かも分かっていなくて、受かるとも思っていなかったのですが、気付いたら……韓国にいました(笑)。


沖縄から東京に転校、そして韓国へ

――ご家族の反対や心配はありませんでしたか?

池間琉杏:心配はしていたと思いますが、その時に私が打ち込んでいるものが何もなかったので、「琉杏がやりたいなら、やっておいで」と言って送り出してくれました。沖縄で通っていた高校から東京の学校に転校したのですが、いつものお母さんだったら絶対に認めないのに、認めてくれて。私の決心を応援してくれたのだなと思います。自分自身もこんなに早く気持ちの切り替えができたことが意外でした。

――「Girls Planet 999」への参加が決定してからはどんな準備をしましたか?

池間琉杏:歌とダンスのレッスン、韓国語も少しだけ覚えていきました。最初の頃はダンスがほんっとにひどくて。ダンス部でもないですし、子供の頃に習っていたということもなく、学校の授業でやっていたくらいだったので、二次審査、三次審査の時はダンスが本当にひどかったと思います。先生のレッスンを週2で受けて、とにかく“普通”にはなれるように練習していました。

逆に、歌のレッスンはすごく楽しかったです。最初は手こずって悔しくて泣いたこともあったのですが、レッスンをしながら上達していっている実感はありました。審査ではラップの担当になったのですが、歌のレッスンが無かったらリズムの取り方なども分からなかったと思うので、先生には感謝しています。


脱落するもマスターからの言葉に感謝「後悔はない」

――ミッションで特に印象に残っているのはどんなことですか?

池間琉杏:全てのステージが印象的で、指導をしてくださるマスターさんに言われたことも鮮明に覚えているのですが、一番緊張したのは「Ice Cream」のステージです。普段はあまり緊張しないタイプなのですが、失敗したらどうしようと心臓がバクバクしてしまって、本番でも泣いてしまいました。でもたくさん良いコメントをいただいて、本当に嬉しかったです。

――琉杏さんはどんどん順位を上げてきて、その姿がとても印象的でした。自分の中で手応えを感じたのはどんなことですか?

池間琉杏:最初は自分が何をしたいのかが分からなくて、韓国語も話せないからコミュニケーションもとれなくて。みんなを見ていると自分のダンスのレベルが分かるから、「もう無理……」ってずっと思っていました。最初の頃はずっと黙っていたり、(日本人の)Jグループのメンバーとしか話していませんでした。

でも、だんだん回を重ねるごとに、自分の意見を言えるようになって、キリングパート(歌で人の心を掴む部分)も任せてもらえて自信につながりました。最初からそうやって積極的に話したりコミュニケーションをとっていったら、もっと早く仲良くなれたかなという反省点があります。自分で勝手に「私なんて何もできないからいいよ」っていじけてしまっていただけなのかな、と。

――琉杏さんの素晴らしい表情が、“完璧な表情管理”だと話題になりましたね!

池間琉杏:ありがたいことに、ファンの皆さんからもそう言っていただけて。私は周りのみんなより実力もないし、ビジュアルが良いわけではないので、何か頑張れるとしたら表現力や表情かなと、オーディションの時から決めていました。あまり緊張しないタイプなので、ステージを楽しむことを一番にしていましたが、「Ice Cream」の時は緊張しすぎて無表情だったのを見て「やばい!」と思い、そこからは意識して楽しむようにしていました。

――結果を受けて、今のお気持ちはいかがですか?

池間琉杏:脱落者発表の度に、毎回帰る準備はしていました。いつもギリギリな順位にいたので。落ちた時も1%の可能性は信じつつも、帰る準備と覚悟はしていました。最後のステージだった「Shoot!」で、放送はされていないのですが、たくさん褒めていただいたので後悔はないです。「Shoot!」でキリングパートを担当したのですが、「キャッチーな曲に似合う」「可愛かったよ」「成長がすごかったね」とマスターのみなさんが言ってくださいました。

いただいた言葉は次の機会に活かしていきたいです。今回は本当に初めての挑戦でしたが、たくさんの方に応援していただいて、応援したいと思える子にはなれたのかなって思います。

――この経験を今度どう活かしていきたいですか?

池間琉杏:今後どんなことをしていくかはまだ決まっていないのですが、アイドルになる夢は諦めていません。「Girls Planet 999」で吸収したことはたくさんあります。アイドルだけではなくて、女優、モデルやバラエティ番組への出演とか、いろんな仕事をマルチにこなせる存在になっていきたいです。またいつか韓国や外国に行くことがあるかもしれないので、韓国語の勉強は続けていきますし、他の言語にも挑戦してみたいです。


新たな自分を発見!?「お姉さんっぽいと思っていたのに…」

――審査中の生活において大変だったことはありますか?

池間琉杏:やっぱりどうしてもK(韓国)グループ、C(中国)グループのメンバーとは感覚が違うところはありました。韓国や中国のメンバーと比べると、日本人は消極的なのかなって。みんなが意見を話し合っている時も、Jグループのメンバーは固まっちゃうこともあって(笑)。台湾から来ていたメンバーも何人かいて、私はチェン・シンウェイちゃんと仲良くしていたのですが、台湾と日本人は感覚が近いなと思いました。

――参加者の中で琉杏さんはどんな役割をしていましたか?

池間琉杏:ダンスと歌の実力がまだまだなので、教えてもらうことばかりだったのですが、話し合いの間に入ったり、たくさん話を聞いてあげたり、生活面のケアはできたんじゃないかなと思います。

――今はどんなメンバーと交流がありますか?

池間琉杏:Jグループが9人になってからは、特にみんなですごく仲良くなりました。その中でも同年代のことねちゃん(嘉味元琴音)とまんちゃん(永井愛実)とは、ずっと一緒にいて。ことねちゃん、まんちゃん、ひかるちゃん(江崎ひかる)、しゃなちゃん(野仲紗奈)とはお部屋でよくおしゃべりをしていました。Kグループ、Cグループのメンバーとも連絡をとり続けています。キム・ダヨンちゃんとはおそろいのビーズアクセサリーも持っていて、私が脱落した時に作ってプレゼントしました。その前にプレゼントしたブレスレットもダヨンちゃんはずっとつけてくれていて、すごく可愛がってくれました。

――琉杏さんはみんなから可愛がられるキャラだったんですね!

池間琉杏:年上のメンバーが多かったので、みんなには言葉や色々なことを教えてもらいました。マヤちゃん(グィン・マヤ)には英語を少し教えてもらったり。それまでは、学校でグループリーダーをすることもあったので、自分ではお姉さんっぽい方だと思っていたんです。でも「Girls Planet 999」に参加したら、全然違って(笑)。初日から妹的なキャラになってしまいました。みんなが大人っぽすぎるんだと思います。


自分の見せ方&美容も…他の練習生から学んだことは?

――他の参加者から影響を受けたことを教えてください。

池間琉杏:みんなの経験値の高さに驚きました。私は今回が初めてのお仕事で、初めての現場でしたが、周りはダンススクールに通っていたり、事務所に所属していたり、デビュー経験があったり。ダンスや歌をやっていなくても、カメラを向けられる経験をしていたり。そんなみんなの中にいたので、吸収することばかりでした。技術があるだけではなく、自己PRや自分を見せることがすごく上手で。私が自分の見せ方って大事だなと気付けたのは最後の方だったので、早く気付けていればもっと上にいけたのかな? という反省点があって、今後の活動に活かしていきたいです。

生活面でも、美容や健康について教わることばかりでした。毎日パックをしたり、サプリメントやプロテインを飲んだり、良いシャンプーや化粧水を使ったり。私はそれまでお化粧をしたことがなかったので、アイテムも持っていなかったのですが、みんなに教えてもらってメイク道具も買って、だんだんできるようになってきました。Kグループの子たちは、テクニックもありますし、自分に似合うものを見つけるのが本当に上手です。Jグループのお姉さんたちにも髪を巻いてもらったり、アレンジを教わったりしました。

――Jグループで一番美容に詳しいのは誰ですか?

池間琉杏:ヘアアレンジが上手なのは、まんちゃんです。毎日髪をアレンジしてくれました。お化粧をよくしてくれたのは、なごみちゃん(比屋定和)で、「るあんにゃんやってあげるよ~!」って声をかけてくれて。あやな(桑原彩菜)も詳しくて、「本当に中3なの!?」って思っていました(笑)。

――韓国生活を送る中でハマったこと、美味しかった食べ物があれば教えてください。

池間琉杏:ことねとまんちゃんと、朝起きてすぐに弘大(ホンデ)に行って、同じ場所を何周もしていたのですが、楽しくて全然飽きなくて。弘大は裏道がたくさんあって、そこに雑貨屋さんとかお洋服屋さん、カフェなどがあるのですが、お気に入りのお店がたくさんできました。韓国には可愛いシールが本当にたくさんあって、韓国に行ったことをきっかけに日記帳をシールでデコることにハマっていて、ビーズアクセサリーを作ったりデコったりしている時間が一番楽しいです。

食べ物は焼肉が本当に美味しくて、帰国前はほぼ毎食焼肉を食べていました(笑)。日本食のお店も多くて、大好きなラーメン屋さんができました。塩ラーメンにレモンをかけて食べたりするのですが、すっごく美味しいので日本にもできてほしいです。


「Girls Planet 999」琉杏的“推し”を大公開!

――「Girls Planet 999」参加者の中で、琉杏さんの推しを<歌、ダンス、性格、ヴィジュアル>それぞれ教えてください!

池間琉杏:みんな良い子で、みんなすごかったので、とても迷うのですが……。私が視聴者だったとしたら、歌はボラお姉さん(キム・ボラ)です。一緒に練習をしながら近くで見ていて、すごい! っていつも思っていました。踊りながらでも歌が途切れないのはプロだなと思います。

ダンスはダヨンちゃんとスヨンちゃん(キム・スヨン)が憧れの存在でした。「Ice Cream」の振り付けも考えて、教えてくれて、頼れるダンスリーダーです。

ヴィジュアルはシャオティンちゃん(シェン・シャオティン)と、イェソ(カン・イェソ)と、シンチャオお姉さん(ファン・シンチャオ)が、私のどタイプです。「すっごく可愛い~」って思っていました。生で見ても、カメラ越しに見ても、すっぴんも可愛くて。「可愛い!」しか言葉が出てきません(笑)。

性格は、チョン・ジユンちゃんがすごく面白くて優しくて、一緒にふざけてくれるので助けられた部分が多かったです。本当にみんな素敵だから推しを選ぶのは大変ですが、あえてJグループ以外から選んでみました!

――琉杏さんは、これまで誰かのファンだったり、影響を受けたアーティストはいますか?

池間琉杏:誰かのファンだったことは一度も無かったのですが、お父さんが音楽番組が好きなので、自然に音楽とは触れ合っていた環境でした。K-POPだったら、少女時代さん、KARAさん、BIGBANGさんは小さい頃から聴いていたので、ずっと耳に残っています。J-POPだと、沖縄出身なのでSPEEDさんやMAXさんをよく聴いたり見たりしていました。

「こういう風になってみたい」と影響を受けたのはTWICE先輩で、全員好きなのですが、サナさんが特に好きで、自然とガールクラッシュ(女性から見てもカッコいい女性)な存在に目がいってしまいます。IZ*ONE先輩の宮脇咲良さんも好きです。

日本で憧れの存在は今田美桜さんです。モデルも女優もタレント業もこなしていて、すごく素敵で、大好きです。


「大きな舞台に立てたのは、みなさんのおかげ」

――Instagramを開設したら、1日で11万人ものフォロワーがつき、現在は約30万人フォロワーがいますね!

池間琉杏:本当にビックリしました! こんなにたくさんの方が応援してくれているのだと、やっと実感がわいた感じです。開設した日に感謝の気持ちを手書きのメッセージで載せたのですが、たくさんコメントやDMをくださって本当に嬉しいです。DMは返せていないのですが、全部読ませてもらっています。

――それでは最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。

池間琉杏:私の記事を読んでくださってありがとうございます。何もできなかった私なのですが、大きな舞台に立つことができたのは応援してくださったみなさんのおかげです。自分を応援してくれるファンのみなさんがいることがすごく嬉しかったし、感謝しかありません。これからもいっぱい努力しますので、応援してくれたら嬉しいです!

――今日はたくさんお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

池間琉杏:「Girls Planet 999」に参加してから、さらにK-POPの情報をチェックするようになっていて、Kstyleを本当によく読んでいたので自分も登場できるなんて嬉しいです! ありがとうございました。

取材:中村梢 / 撮影:朝岡英輔

記者 : Kstyle編集部