チャン・ドンユン、アニメーション映画「Taeil」で声優に初挑戦“胸がいっぱい…涙が出た”(総合)

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写真=Newse DB、リトルビッグピクチャーズ
“運命”のようだった。彼もまた大邱(テグ)出身なので方言の演技が難しくなく、方言交じりの標準語もスムーズだったそうだ。アニメーション「Taeil」でチョン・テイル烈士の声を演じたチャン・ドンユンのことだ。

制作会社ミョンフィルムのシム・ジェミョン代表は「コンビニ強盗を捕まえてニュースに出た」俳優になる前の大学生チャン・ドンユンに改めて言及したりもした。アニメーションのチョン・テイルからチャン・ドンユンの顔がうっすら見えたりもする。

チョン・テイル烈士の一代記をモチーフにしたアニメーション「Taeil」のマスコミ向け試写会がソウル龍山(ヨンサン)のCGVアイパークモールで行われ、タイトルロールのチョン・テイルの声を演じたチャン・ドンユン並び演出家のホン・ジュンピョと制作会社ミョンフィルムのシム・ジェミョン代表が参加し、制作にまつわるエピソード、公開の感想などを伝えた。

「Taeil」は、チョン・テイルと言えば思い浮かべる偉人的側面に加え、“人間チョン・テイル”にさらにフォーカスを合わせた作品だ。経済成長を理由に労働者に過度な犠牲を求めていた時代、勤労基準法の順守が願いのすべてだったにもかかわらず、弾圧された東大門(トンデムン)平和(ピョンファ)市場の裁断師チョン・テイルと彼の同僚たちを描いた。

デビュー後、初めて声の演技に挑戦したチャン・ドンユンは「チョン・テイル烈士が生前に書いたたくさんの記録を読みながら、情緒的共感を見つけようとし、(チョン・テイル)財団を訪問し、関係者にインタビューした」と話し、韓国労働運動の象徴を声で生かすことにいつよりも慎重だったと強調した。アニメーション全編を初めて見たこの日彼は、「胸がいっぱいで、涙も少し出る」と伝え、視線を引き付けた。

アニメーション「Taeil」にはチャン・ドンユンの他にもヨム・ヘラン、チン・ソンギュ、パク・チョルミン、クォン・へヒョなど名俳優たちが大衆たちに慣れ親しんだ声で登場したりもする。これと関連し、制作者のシム・ジェミョン代表は今回のアニメーションの以前に世の中に出た映画、また演劇を通じて「チョン・テイル烈士と縁があった人たちだ」と紹介したりもした。

アニメーション「Taeil」は、韓国で12月1日に正式に公開される予定だ。「Taeil」は、1970人の制作委員を筆頭に、1万人以上が参加したクラウドファンディングで制作された。

記者 : ホ・ミンニョン