「ペントハウス3」チン・ジヒ“一生記憶に残る作品になった…成長を見守っていただき感謝している”

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「ペントハウス3」
女優のチン・ジヒが深みのある演技を披露したSBSドラマ「ペントハウス3」が放送終了を迎えた。

劇中で彼女は、成長を遂げる憎めないキャラクター、ジェニ役を演じ、反転に反転を繰り返す展開の中で印象深い演技を見せた。ジェニの行く手を阻んでいた多くの逆境と苦難を乗り越えて成長する姿は、視聴者から熱く応援されるのに十分だった。

チン・ジヒは緊張感の中、キャラクターの複雑で多様な姿を細かい感情表現で描き出し、視聴者に穏やかな感動を与えた。以下は「ペントハウス3」の放送終了後、チン・ジヒが語った一問一答である。

――昨年秋から約1年間、「ペントハウス」に出演してファンから大きな愛をもらいましたね。放送終了を迎えた感想はいかがですか?

チン・ジヒ:シーズン1から私たちのドラマを愛してくださった視聴者の方々に、本当に感謝しています。最高の監督、作家、俳優、スタッフの方たちのおかげで無事に終えることができたと思います。本当に「ペントハウス」は一生記憶に残る作品です。また、ユ・ジェニという役を演じることができて光栄でしたし、幸せな時間でした。

――反転に反転を繰り返す展開の中で、ジェニは数少ない善人であると言えます。ジェニを演技しながら具体的に準備したり、重点を置いた部分はありましたか?

チン・ジヒ:ロナ(キム・ヒョンス)とジェニの関係作りが不自然に進展しないよう、特に気を遣いました。シーズン3では、ロナとジェニが互いにかけがえのない友人になり、台本に詳しい説明が書かれていなくても、ロナに何かあれば自分から近づいて、ロナを代弁するようなジェスチャーを取り入れながら、より成熟して大人になったジェニの姿を見せようと思いました。

――女優チン・ジヒが考えるユ・ジェニはどのような人物ですか? そして自身が思うキャラクターの最大の魅力は?

チン・ジヒ:私が最初に見たユ・ジェニは、憎めないキャラクターでした。しかし、徐々に自分の過ちに気づき、シーズンが変わる度に成長する姿を見せました。愛されることに慣れている子供ではなく、他の人にも愛を施すことができるということを徐々に理解し、回を重ねれば重ねるほど、ジェニの情が厚く愛らしい姿が見えてくるようになったと思います。

写真=「ペントハウス3」
――いつの間にかデビュー18年のベテラン女優になりました。デビュー以来、様々な作品と新しいキャラクターに挑戦していますが、今回の作品を選択した理由は何ですか?

チン・ジヒ:チュ・ドンミン監督とキム・スノク作家の作品であり、その2人の名前だけでも台本が面白いだろうという強い信頼がありました。何よりジェニの最初の人物紹介を見た時、変化するジェニの姿が気になり、どのように表現されていくだろうかという期待から、ドラマに臨むことにしました。

――視聴者の反応は見る方ですか? 記憶に残っているコメントや反応はありますか?

チン・ジヒ:視聴者の反応は時々見ますが、「チン・ジヒの第2の代表作になった」「元々持っていたイメージがなくなった」など、演技力に関する好評や関心、そして私を信じてくださっているような反応が記憶に残っています。

――1年という長い時間作品を撮影しましたが、他の作品に比べて思い出もより多いと思います。ドラマ撮影をしながら一番大変だった瞬間や特に記憶に残っている瞬間はありますか?

チン・ジヒ:シーズン2のジェニが最も記憶に残っています。シーズン2では、登場する場面がだいたい感情的なシーンでした。シーズン1では“ヘラキッズ”(最高級マンションのヘラパレスに住む子供たち)と一緒にいましたが、シーズン2では一人で、または感情に集中しようとしていた時間が多くて、感情の消耗が大きかったです。これにより、ジェニの魅力がよりアップしたようで、記憶に残っているシーンも多いです。お母さんとお風呂に入るシーンと、いじめに遭っていることを告白したシーンが記憶に残っています。

――今回のシーズン3で最も記憶に残っているシーンとセリフは何ですか? 理由も一緒に教えてください。

チン・ジヒ:お父さんが前科者という事実を知って、お母さんとお父さんに声を張り上げる場面がありました。「一体私に隠していることはいくつあるの? お母さんは垢すりの仕事をして、お父さんは殺人犯で、一体私が驚くべきことはいくつあるのよ!」というセリフです。信じていた両親に裏切られたような感覚と悲しさ、家族の幸せが壊れることに対する寂しさが複合的に収められているセリフなので記憶に残っています。

――ドラマを見ると“ヘラキッズ”だけでなく、ジェニの家族とも抜群のケミ(ケミストリー、相手との相性)を誇っていましたが、現場の雰囲気が気になります。俳優の皆さんとの共演はいかがでしたか?

チン・ジヒ:“ヘラキッズ”たちと会うと、いつも和気あいあいとした雰囲気になります。各自の役をやり遂げ、休み時間には同年代なので気楽に話をしてふざけ合い、楽しく時が過ぎていきました。そのため、たまにチョンア芸術高校で同じクラスだった時が恋しくなる時もありました。そしてシン・ウンギョン先輩、パク・ホサン先輩は性格がとても愉快で、いつも感謝の気持ちでした。お父さんが来た時は、本当に元々家族だったような感じがして、先輩たちの配慮のおかげで、私も楽な気持ちで演技をすることができました。

――ミニョク(元MYTEENのイ・テビン)とジェニのロマンスを期待するような結末を迎えましたが、ジェニの結末にはどのような意味があると思いますか?

チン・ジヒ:シーズン1ではジェニがミニョクのことを好きで付いてまわっていましたが、シーズン3ではミニョクがジェニを好きで状況が変わったんです。ジェニはまだミニョクを許したとは思えませんが、変わっていくミニョクを見守り、その後でミニョクとのロマンスを考えてみると思います(笑)。

――最後にドラマの視聴者に一言お願いします。今後の計画があれば一緒にお願いします。

チン・ジヒ:これまで「ペントハウス」を愛してくださり、関心を持ってくださった視聴者の方々に心から感謝いたします。また、ジェニの成長も見守ってくださって、熱い応援をいただきありがとうございます。このように、一つひとつ作品を作って進んで行き、私も女優として、人間として成長する姿を見せたいと思います。バラエティやさまざまな活動で皆さんにまた挨拶をすることになると思います。そしてさらに良い作品でもお会いします。ありがとうございます。

記者 : パク・ソヨン