「ホン・チョンギ」キム・ユジョン&アン・ヒョソプ、お互いを守るため…命がけの戦いに

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「ホン・チョンギ」
王座を狙うクァク・シヤンが暴走し、キム・ユジョンとアン・ヒョソプは危機を迎えた。

昨日(12日)韓国で放送されたSBS月火ドラマ「ホン・チョンギ」第12話は、恋人のために命をかけたホン・チョンギ(キム・ユジョン)とハ・ラム(アン・ヒョソプ)の切ない愛が描かれた中、全国平均視聴率8.8%、首都圏平均視聴率8.4%、20~40代のターゲット視聴率3.4%を記録した。瞬間最高視聴率は9.8%となり、6週連続で月火ドラマ1位をキープした(ニールセン・コリア基準)。

この日の番組は、ホン・チョンギとハ・ラムが触れただけでも危険になる彼らの運命を確認する様子から始まった。2人は体がかすめただけでも魔王が発現する、悲劇的運命を持つ恋人だったのだ。これを確認するために手を取り合った2人は、魔王が存在する無意識の中の闇の空間に向かった。その空間でだけハ・ラムは視力を取り戻し、ホン・チョンギを初めて目に留めて感激した。

しかし、喜びもつかの間、2人は恐怖の存在である魔王と向き合った。魔王が2人に攻撃を仕掛けた瞬間、ホン・チョンギの手にはめられた指輪が玲瓏な光を放ち、魔王を阻止した。これで2人は再び現実世界に戻ることができ、その影響でハ・ラムは気絶して倒れた。ハ・ラムにホン・チョンギの手を掴むようにと意味深な予言をした白髪の老人(チェ・ジョンウォン)は、「その指輪は魔王に取り憑かれても、芯を守ってくれる力がある」と述べ、指輪に不思議なオーラがあることを暗示した。

魔王と対面した後、ホン・チョンギは御容(王の肖像画)の復元に一段と力を注いだ。ヤンミョン大君(コンミョン)は、「絵を描くと狂ってしまうかもしれず、御容を描いている君も魔王に食いつぶされるかもしれないのに、封印式を拒否するハ主簿(ハ・ラム)も同じだ」とし「このように危険な仕事を君にやらせるしかないなんて、申し訳ない」と言い、視聴者を悲しませた。ホン・チョンギは御容を描きながら、魔王と死闘を繰り広げ「狂うなんて怖くありません。ハ・ラムを救うことができれば」とし、切実な思いを表した。

一方で、ホン・チョンギとハ・ラムを取り巻く状況は緊張感を高めた。ソンジョ(チョ・ソンハ)は魔王の封印式が終わったら、ヤンミョン大君を皇太子にすることにし、これをチュヒャン大君(クァク・シヤン)が知り暴走した。焦ったチュヒャン大君は、魔王を体に抱いているハ・ラムに向かった。そして「魔王を俺に渡せ」とハ・ラムに言った。ハ・ラムは魔王をチュヒャン大君に渡してホン・チョンギを救うつもりだった。チュヒャン大君の反応をあらかじめ予測したハ・ラムは、王室に対する復讐まで計画したのだ。

放送の終盤、ホン・チョンギはソンジョが倒れて封印式が行われないことを心配し、ハ・ラムの下を訪れた。チュヒャン大君と共に去っていくハ・ラムを見たホン・チョンギは、輿に忍び込んでハ・ラムと輿の中で会った。しかし、変な気配に気づいたチュヒャン大君が輿の中に剣を刺し、一触即発の危機に追い込まれたホン・チョンギとハ・ラムの様子でエンディングを迎えた。息が詰まるような緊張感を醸し出す最後は、果たして2人が無事に危機を抜け出すことができるのか、次の展開への期待を高めている。

お互いを守り救うために、自身まで捨てるホン・チョンギとハ・ラムの切ない愛が、視聴者を泣かせた。封印式を控えて魔王を手に入れようとするチュヒャン大君の野心は暴走し、ヤンミョン大君もこの戦いを避けられなくなった。封印式をめぐるホン・チョンギ、ハ・ラム、ヤンミョン大君、チュヒャン大君の意志が衝突し、クライマックスに向かって行く「ホン・チョンギ」の予測できない展開に、関心が集まっている。SBS「ホン・チョンギ」は、韓国で毎週月火曜日の夜10時に放送される。

記者 : パク・パンソク