BTS(防弾少年団)のVからASTRO チャウヌまで、まるでCG!?非現実的なビジュアルの7人

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写真=BIGHIT MUSIC、Fantagio

“CG級ビジュアル”という言葉は、まるでCGが施されたような、非現実的なビジュアルを持つ人々に使う表現だ。最近のアイドルは、みんな美しくカッコいいと言われるが、その中でも特に目を引くビジュアルで存在感を誇る人たちがいる。少女漫画の中から飛び出してきたような完璧なビジュアル、きれいな肌、優れたプロポーションまで。アイドル界の“CG男女”をまとめてみた。





顔の文化財指定が急がれる、まさに“国宝級ビジュアル”だ。遠くから見ても際立つほど華やかなビジュアルのため、BTS(防弾少年団)の中でもイプドク(オタク入門)を誘うメンバーと呼ばれるV。低くセクシーなハスキーボイス、茶目っ気溢れる性格、クセになる彼ならではの方言など、様々な魅力を持つ。各メディアでグローバル投票により、有名ハリウッドスターをおさえ、堂々と「世界で最も美しい顔1位」に選ばれたのがまさにVだ。非現実的なビジュアルがまるでCGのようだということから付けられたニックネームである「CGV」を含め、「ヴィジュアル」「ヴィグルミ(V+ビーグル美)」など、ビジュアルにちなんだあだ名も多い。

外見だけでなく、本業はもっと“CG級”だ。ボーカルの実力はもちろん、プロデュース、演出まで何でもできる。広い音域帯とユニークな歌声を持っているV。作詞、作曲などのプロデュース能力も優れ、継続して自作曲をリリースし、ソロアーティストとしての力量も誇っている。最近ではV自身が制作に関わった3曲が、SoundCloudでストリーミング数8000万回以上を突破する快挙を達成した。K-POPソロアーティストの自作曲が全て8000万回を超えたのはVが唯一だ。ビジュアルも音楽の才能も抜群なVであるからこそ可能なことだ。



今はもう「チェチェチャチャ(最愛は最愛、チャウヌはチャウヌ)」ではない。さらにグレードアップしたビジュアルで多くの女性から「チェチャ(最愛はチャウヌ)」と呼ばれることはもちろん、「神の最愛はチャウヌ」という言葉まで生み出したASTROのチャウヌ。183cmの身長で優れたプロポーション、鍛え上げられた体、美しい顔、きれいな瞳まで、天上界のビジュアルそのものだ。

このビジュアルで恋愛ドラマの主人公を演じたため「原作を破って出てきたマンチッナム(漫画から飛び出してきた男)」という評価を受けるしかない。特にチャウヌがtvNドラマ「女神降臨」でイ・スホ役を演じた時は、シンクロ率100%という感嘆があちこちから出てきた。ビジュアルが一致するだけでなく、期待以上の演技力を披露し、視聴者は親指を立てた。バラエティ番組で見せてくれた意外な魅力も見逃せない。SBS「チプサブイルチェ」で突飛でホダン(しっかりしているように見えるが、どこか抜けている人)のような姿で出演者たちに可愛がられる末っ子だった。このようにチャウヌは“顔天才”にとどまらず、すべての分野で「天才」に成長している。多彩な活動を通じて得た経験を糧にし、成長する姿を見せているチャウヌ。一歩ずつ前進する彼に関心が高まっている理由だ。

妖精が実在するならこんな姿なのだろうか。厚い唇、キュートな鼻、大きな目、ふっくらとした頬まで。清純、爽やか、夢幻、セクシーなど、世の中に存在するすべての魅力を自分のものにする妖精のようなアイドル、OH MY GIRLのユア。きれいなのは言うまでもなく、身長が159.2cmという事実が信じられないほど優れたプロポーションを誇る“利己的な遺伝子”の持ち主だ。しかし、ビジュアルだけで彼女に胸キュンするのは早い。歌なら歌、ダンスならダンス、何でもできる彼女の真価はステージの上で現われる。

アイドルの中でも優れたダンスの実力を誇り、1stミニアルバム「Bon Voyage」を通じて次世代ソロクイーンとしての姿を見せてくれた。野生の美しさが感じられる日焼けしたような肌の表現に神秘的な声色、森の妖精を連想させるスタイル、ダンスのラインを生かした難度の高いパフォーマンスまでが合わさり、世界に一つしかない「ユア」というユニークなジャンルが誕生した。バービー人形のような美貌で、ステージの上でカリスマ性を披露しているユア。“コンセプト妖精”と呼ばれる彼女が次はどんな姿で人々の胸をときめかせるのか、これからが期待される。


コメディアンのイ・チャンホ、クァク・ボムがそれぞれJayhoとTanというサブキャラクターを掲げて結成したデュエットMad MonsterがK-POP市場で反響を呼んでいる。アイドル市場に緊張感を与えるかのように、Mad Monsterの人気は他のK-POPグループに負けないほど高い。Mad Monster初のシングル「Mine Rudolph」のミュージックビデオは再生回数が700万回を超え、ホットなスターだけにできる雑誌の表紙モデルから化粧品のCMモデルにも選ばれた。

60億人のファンを保有するワールドスターであると主張するMad Monsterの魅力は、とんでもない世界観、オートチューンを使った声、拍子に合わせて遊ぶようなダンスなど、さまざまだ。一番大きな魅力はCGを施したビジュアルだ。大きな目と、消滅寸前の顎のライン、広すぎる肩まで。補正効果を最大化させたCG級ビジュアルは、人々に衝撃と笑いを同時に与えた。行き過ぎたフィルターで顔の周りの空間が魔法のように歪曲される効果はおまけ。偽物というにはあまりにもリアルで、本物というにはなんとなく笑える。彼らにハマった人々に真実は重要ではない。


CGよりもっとCGのようなビジュアルで驚かせた人がいる。デビューするやいなや“第4世代アイドルを代表する猫顔”という修飾語を得て、韓国国内外のK-POPファンを魅了したaespaのKARINAだ。CG級ビジュアルを誇る怪物新人らしく、今年6月、ガールズグループの個人ブランド評判でBLACKPINKのジェニー、OH MY GIRLのアリンをおさえ、堂々と1位になった。グラフィックで描いたような非現実的なビジュアルのため「KARINA整形」「KARINAの過去写真」などが検索ワードにあがったりしたが、フルメイクよりもきれいなすっぴんの写真や優れたビジュアルの学生時代の写真で生まれつきの美人であることを証明した。

aespaのリーダーKARINAがステージで頻繁にセンターに立つ理由は、人形のようなビジュアルのためだけではない。長い腕と脚で表現する爽やかでパワフルなダンス、洗練された声色、持ち前のリズム感とグルーヴまで。ステージで披露するKARINAのカリスマ性は新人アイドルであることが信じられないほどプロフェッショナルだ。さらに最近出演したJTBC「知ってるお兄さん」では、メインボーカルに負けないほどの歌の実力を誇り、視聴者を驚かせた。KARINAがこれまで見せてくれた姿は始まりに過ぎない。限りない魅力でK-POPファンを魅了するKARINAの活躍が期待される。


昨年11月、彗星のように登場したaespaは、SMが6年ぶりに披露するガールズグループとして、デビュー前から世界中のK-POPファンから注目を浴びた。現実世界と仮想世界を結合させた独特なAIの世界観を前面に出し、さらに注目を浴びた。ややもすると難解なコンセプトを全世界に伝え、さらに一部のコアファンを世界観に没頭させるにはWINTERの役割も大きかった。WINTERは多芸多才で、“オールラウンダー”と言える。ビジュアル、スタイル、歌、ダンス、表情まで、何でもできるオールラウンダーである。

バービー人形に劣らないビジュアルはもちろん、聴く人をうっとりさせるような声色、無駄な動きがないきれいなダンス、カメラを飲み込むかのようなカリスマ性で人々を魅了している。特にWINTERはSMのプロデューサー、ユ・ヨンジンが求める音楽を完璧に表現し、“ユ・ヨンジンが声帯で生んだ娘”と呼ばれている。SMが制作した歌が好きなファンは少女時代のテヨン、EXOのディオらの後を継ぐSM流のオールラウンダーが登場したと歓声を上げている。まだ、WINTERにイプドクしていない人なら、「WINTER極楽パート集」を検索してほしい。“ステージの妖精”が見せてくれる“モップム(カッコよくてきれい)”が何なのか、はっきりと分かるはずだ。

記者 : ファン・ヨンド