BTS（防弾少年団）のジョングクが、新しくなったヘアスタイルや新曲のミュージックビデオ、そしてコンサートにまつわるエピソードなどを公開した。

ジョングクは21日、BTSの公式YouTubeチャンネルの生放送を通じてARMY（ファンの愛称）とコミュニケーションをとった。

いつもより長い髪で登場したジョングクは「今日簡単な撮影が終わって髪を結んでいたので……。サイドの髪を整えなければならないのに……長いから……」と語った。また、「前回はあまり伸ばせなかったので、もう少し伸ばそうと思っている。前回のように何も考えず伸ばすのではなく、手入れしながらゆっくり伸ばしている」と明かした。

1ヶ月後に公開される新曲のミュージックビデオへの期待も呼びかけた。BTSは8月21日にデジタルシングル「Dynamite」を発売したことに続き、11月20日の午後2時にニューアルバム「BE（Deluxe Edition）」を発売し、カムバックする。メンバーらは作詞・作曲だけでなく、コンセプトや構成、デザインなど、制作過程の全般に参加し、期待を高めている。

新曲のミュージックビデオの撮影にPM（Project Manager）として参加したジョングクは「監督と意見を交換する機会があった。でも、とても難しかった」とし「映像を編集して監督に見せようと思ったけれど、忙しい時期だったので『本当の監督みたいに一生懸命にやってみよう』という意気込みは無かった。そこが残念な部分でもある」と振り返った。

しかしジョングクは「監督や事務所と相談してミュージックビデオを撮影した。面白かった。真剣に取り組んだけれど、本当に僕が監督だと思って取り組んだのではないので、楽しく撮影できたのだと思う。すごく面白かった」とし「正直『僕がMVを撮った』『ミュージックビデオの監督だ』と言うのは少し恥ずかしい部分もある。僕がログを撮らなかったら、監督の名前として僕の名前が載っていたと思うけれど、それでも正直に話したかった」と語った。

そして「僕も楽しみだ。僕が撮ったシーンはそれほど多くはないけれど、公式のミュージックビデオに僕の痕跡が少しでもあるのは嬉しいことだ。今回、ミュージックビデオ関連の仕事をしながら、こういう風に作られるんだということも知る機会になった。僕が今は色々していることが多すぎて、欲を出してできる状況ではないけれど、後で機会があれば真剣に僕の魂を込めた映像をBTSのメンバーたちと一緒に撮影したい」とし「ARMYに喜んでもらいたい」と付け加えた。

コンサートを終えた感想も語った。BTSは10月10日と11日の2日間、オンライン単独コンサート「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」を生中継した。

ジョングクは「最近コンサートをした。あの時は本当に幸せだった。とても幸せだった。最近では観客……だから僕たちからしたらARMYが客席に居ないから、いくら頑張っても歓声が無いので、僕たちがステージを上手くできたかを確認するためには、僕たち自身でモニタリングするしかなかった。それが本当に日常になったのかと思うほど、ずっとそれの繰り返しだった。もちろん、様々なステージを披露できるので、それも新鮮でいい機会だった。でも、今回のコンサートをして 『ああ、そうだ。もともと僕が感じていた感情はこういうものだったんだ』と感じた」と語った。

さらに「公演を引っ張っていく力の80～90パーセントが、ARMYが送ってくれる歓声と眼差し、表情、そして僕たちの歌を聞きながら楽しんでいる姿だ。でも最近はそういうものがなかったので、歓声を聞いたときすごく元気が出た。そして（映像を通じて）顔も見られるし、実際に歓声を送ってくれるのが聞こえるから。エンディングの感想でも話したように、僕の人生の意味をもう一度感じることができたような気がする。希望、安堵感というか、そういうのを感じることができたコンサートだったと思う。落ち着いて楽になった」とコンサートの感想を明かした。

続けて「ARMYの皆さん、本当にありがとう。そして今、オンライン公演の技術があることにも感謝している。現在の状況は世界的にとても心を痛める状況だけれど、そんな状況であるにもかかわらず、僕たちが現役で活動している時にこのような技術があるということにとても感謝した。皆さんもコンサートをたくさん楽しんでほしい」と伝えた。

ソロ曲「My Time」のステージの裏話も公開した。彼は「今回のコンサートをとても頑張って準備した。コンサートの2日目に『My Time』のステージを披露した時、元々は髪を全部後ろに流そうと思っていた。固定して、いくら頭を振っても髪がほどけないようにしたかったけれど、ステージが始まるやいなや髪がすぐにほどけた。モニタリングをしたとき、それがすごく残念だった。でもその他は全部一生懸命にできた。コンサートだけでもARMYの皆さんに楽しんでいただけたので、気持ちがよかった。僕たちも（ニューアルバムを）頑張って準備しているので、楽しみにしてほしい」と説明した。

最後にジョングクは「まとめると『ミュージックビデオを一生懸命に撮ろうとしたけれど、思ったより難しかったし、自分ができるだけ精一杯に頑張った』です。ARMYの皆さん、いつも健康に気を付けて元気で幸せな日々を送ってほしい。僕もボラへ（虹の最後の色である紫のように、お互いに末永く愛し合おうという意味）」とファンに愛情を伝えた。

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