「ボーンアゲイン」30年前と現在のつながりが少しずつ明らかに

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=放送画面キャプチャー
「ボーンアゲイン」で生まれ変わった3人の男女チャン・ギヨン、チン・セヨン、イ・スヒョクの悪縁が描かれた。

12日に韓国で放送されたKBS2月火ドラマ「ボーンアゲイン」(脚本:チョン・スミ、演出:チン・ヒョンウク、イ・ヒョンソク)で絶えず本能を刺激する罠に嵌ったチョン・ジョンボム(チャン・ギヨン)と、危険に近づいているキム・スヒョク(イ・スヒョク)とキム・スヒョクに代わって刃物に刺されたチョン・サビン(チン・セヨン)の姿が視聴者に衝撃を与えた。

まず、チョン・ジョンボムを“コン・ジチョル模倣犯罪”事件の容疑者だと疑っていたキム・スヒョクは、1980年代に死刑が執行されたはずのコン・ジチョルが生きているのを見たという看守を見つけた。その人がチョン・サビンの父であることと、誰かがチョン・サビンを狙っていることを知り、彼女のもとを訪れ心配しながら責めるキム・スヒョクの姿から、彼の心の中を垣間見ることができた。

チャン・ヘミ(キム・ジョンナン)は再びチョン・ジョンボムに接近し、緊張感を高めた。「本能に従う野獣の道と、本能を拒否する人間の道」という意味深な言葉をかけ、内に潜む怪物が動き始めたチョン・ジョンボムを刺激した。

また、チョン・ジョンボムのチョン・サビンへの気持ちが深くなるほど、彼女が見つめるキム・スヒョクに対する警戒心も増し、切なさと危険を行き来する彼の眼差しから一瞬も目を離すことができない。

その後、チョン・ジョンボムが、キム・スヒョクを襲撃した暴力団のところに行った直後、再びキム・スヒョクが攻撃されたことで、疑いの視線がチョン・ジョンボムに向かうという残酷な偶然が起こった。

そして、キム・スヒョクに告白を断られたが、その気持ちを簡単に諦めることができなかったチョン・サビンが、彼に向かっていた刃物に代わりに刺されたシーンは、全員を驚愕させた。人々の感情と表情を集めておいたスクラップブックを見ながら感情を学習していたチョン・ジョンボムがその光景を目撃した瞬間には、彼自身も知らなかった感情が湧き上がり、眼差しも激しく揺れた。果たしてこの覚醒がどんな意味を持つのか、好奇心をくすぐった。

15年前の殺人事件と弟を溺れさせようとしたというレッテルが貼られたチョン・ジョンボムが、今回の事件にも本当に関わっているのか、ミステリアスな濡れ衣と疑いの間でチョン・サビンは果たして無事でいられるのか、緊張感が高まる。

また、キム・スヒョクが婚約者をチョン・ハウン(チン・セヨン)と勘違いするなど、「嵐が丘」の本に挟まれていた色あせたポラロイドの中でチョン・ハウンの形がはっきりとし始めたことで、前世と現生のつながりも少しずつ明らかになり、見逃せない展開になっている。

前世で迎えた悲劇が30年後に復活した現生でも同じように再現されてしまうのか、3人の男女の複雑な運命は、KBS 2TV「ボーンアゲイン」は韓国で毎週月・火曜日午後10時から放送されている。

記者 : チャン・ウヨン