Vol.2 ―WINNER、日本でツアーを開催中!兵役を控えた心境を告白「毎回最後だと思ってステージへ…」

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昨年、10月3日に発表した「EVERYD4Y」から約10ヶ月、WINNERがミニ・アルバム「WE」を8月7日にリリース。アルバムリリースを前に行われた合同取材では、現在絶賛開催中のツアーについての注目すべきポイントも教えてくれた。今年でデビュー5周年を迎える彼らの“今”を存分に語ってもらった。

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――現在行われている初のアリーナツアー「WINNER JAPAN TOUR 2019」が開催中ですが、今ツアーの前半戦を終えての感想は? 7月28日の幕張メッセの公演ではMINOさんが涙を流される場面もありました。涙の理由も教えてください。

YOON:2016年のKCONで幕張メッセのステージに立った時、「これくらい大きなステージで僕たちだけのライブをやりたい!」とマネージャーさんに言ったんです。そのステージで僕たちだけのライブができて、公演の最初から感動してしまって、全体的に興奮しすぎたライブでした(笑)。それくらい感動的な瞬間でした。それでMINOくんが涙を見せちゃったんだよね?

MINO:そうです。僕は、泣いちゃった(笑)。

YOON:そうだね、知ってるよ!

MINO:もちろん、久しぶりにファンのみなさんの前で、しかも今まで以上に大きなステージでご一緒できたというのも感動的でしたが、久しぶりにいい思い出がたくさんある「GO UP」を歌って、感動して泣いちゃいました。それに(その日は)DVD収録もあったから(笑)。

YOON:演技だったの?(笑)

MINO:(慌てて)演技じゃないです!(笑)

――今ツアーはニューアルバム「WE」に収録されている7曲のうち5曲が初披露されるだけでなく、バンドセットやトロッコ、約2時間30分メンバー4人がステージに立ち続けるなど初めてづくしの挑戦的なライブでした。こだわった点や、準備するにあたって大変だったのは?

HOONY:前回のツアーの時から、次はバンドさんたちとライブをしたいと言っていて、練習から一緒にやってきたんですけど、それが今回の一番重要なポイントだと思います。バンドさんとすることによってアレンジした曲もあるし、面白いポイントになっていると思うので、ぜひ注目してください。

JINU:そして今回のツアーはソロ曲がないんです。WINNERが揃って歌う曲だけでライブが構成されています。

YOON:今まではソロとかユニットとか様々なステージがあったんですけど、このツアーでは全曲4人で歌いたい気持ちだったので、やってみました。パフォーマンスもそうだけど、音楽的により集中したツアーだと思います。

HOONYさんが言ったように、バンドセットもそうですし。今までのツアーの中で一番、音楽的にもパフォーマンス的にも、僕たちが見せられる中でもっとも高いテンションを見せたかったんです。だからパフォーマンス的なアレンジもいろいろ考えて、本当にがんばって準備したツアーなので、ぜひこうしたポイントに注目していただきたいです。



「毎回、最後だと思ってステージへ」

――今回のツアーで4人の成長と余裕が感じられました。今回のツアーを通して感じたメンバーの成長や、あらたに発見したメンバーの魅力は?

YOON:僕が思うに、ライブ的にもパフォーマンス的にも毎ツアーごとに全力を注いで準備してきました。ただ、これまでのツアーではどちらかというと1つひとつのディテールというよりも、全体的のビジョンだったり、ステージ上でファンのみなさんとコミュニケーションするためにはどんな話をしようか、ということを大事にしていましたが、今回は本当にすごく細かいところに注力しています。

照明からはじまってダンスの動線、音楽のどんなところに何を合わせるかといった本当に些細なところまで、すべてのことをリハの段階から本公演をやるように心を傾けていて、そういう点が僕たちの成長したところじゃないかと。そういう心構えが、一番成長したところだと思います。

MINO:そして、今回のツアーは今までで一番パフォーマンス量が多いんです。だから本当に死にそうです(笑)。でも、ファンのみなさんのために、体は死にそうでも心は成長したと思います。でも、体力的にはきついんですけど、もっといろんなものを見せたいという気持ちのほうが勝って、難しいパフォーマンスもやり遂げること、そのために体力管理もしてがんばっているところが、今回あらたに発見したメンバーのいいところですね。

――アーティストにとってライブに来てくれたファンのエネルギーがダイレクトに直結すると公演中に言っていましたが、今回のライブではどうでしたか?

YOON:もちろん毎回そうですし、今回のツアーでも感じたことなのですが、ステージの上でファンの方々のエネルギーを感じることがどういうことかというと、僕たちは歌手を職業として生きていますが、歌手という職業をしている上で、感謝の気持ちを感じざるを得ない瞬間なんです。このために歌手になったんだと思うのが、この瞬間なんです。

そのエネルギーをもらうと、たとえばこのアルバム1枚を準備するのにいろんな苦労、悩み、苦痛の末にアルバムを作りますが、ライブはその苦労がすべて吹き飛ぶ感覚です。なのでいつもステージの上で感じるこの感情をファンのみなさんに最大限、感謝の気持として伝えたいと思っているのですが、いざ口にしてみると感じている通りには表現できないんです。

たとえるなら、1日中仕事して疲れ切った後にシャワーを浴びてさっぱりした気分と言いますか、とても幸せな気持ちです。そんな幸せを感じさせてくれるファンのみなさんには、心の中のすべてをかき集めて感謝の気持ちを伝えたいです。

――「GO UP」は練習生の時に上を目指したいという気持ちで書いた曲で、ライブでは100%ファンのみなさんを思って歌ったと言っていましたが、どんな思いで歌ったのでしょうか?

YOON:「GO UP」を歌ってMINOくんが泣いちゃったんだよね(笑)。

HOONY:僕は「GO UP」を久しぶりに歌ったから、歌詞をミスしたらダメだと考えながら歌ってました(笑)。

YOON:HOONYさんはそうだったの!?

HOONY:でも昔、僕たちがファミリーコンサートで「GO UP」を歌ったことを思い出して、胸がジーンとしました。

YOON:ステージの上でも言いましたが、練習生の時はただデビューしたいというだけの気持ちで「GO UP」、上に行こうという気持ちを乗せて作詞作曲した曲なんですけど、今は歌手として活動できていて、幕張メッセという大きなステージでライブもできたし、だからこの瞬間の「GO UP」はすこし意味が違うと思います。

YOON:練習生の頃は歌手になりたいという気持ちだったんですけど、今はただ成功することだけを目指していないというか。僕たちはデビューするにあたってWINNERという名前をいただいたから、僕たちの曲を聴いてくれている方々もウィナー(勝者)になれるような音楽を作りたい、その感情と気持ちが「GO UP」の本当の意味なんじゃないかと思います。

幕張メッセのステージで「今日は100%みなさんのために歌いました」と言ったのは、そんな意味があったんです。僕たちはファンのみなさんのために「GO UP」を歌いましたが、逆にファンのみなさんが僕たちのためにメロディを歌ってくれて、その時にMINOくんが感動して泣いちゃったんじゃないかと思います。

MINO:「GO UP」について考えてみたんですけど、幕張メッセでのあの瞬間を思い出すと、頭に浮かぶイメージは、いろんなカラーが混ざりあった後、黒ではなく白になるんです。「GO UP」に込められたいろんな思い出、辛かったこと、うれしかったこと、すべてが込められた意味深いこの曲のその意味を、ツアーの準備をしている時はそこまで真剣に考えてはいなかったんですよ。意味のある曲だからファンのみなさんもよろこんでくれるだろう、というくらいでしかなかったんです。

でも、「GO UP」をステージで歌った時、「REALLY REALLY」が終わってアンコールの前に「GO UP」を歌ってくれて、あの時から少し変な感じでした。ファンのみなさんがよろこんでいる姿と声、そして僕たちが歌っている姿を見て、急に涙がこみ上げてきました。

――まだツアーは残っています。これからライブを訪れる人に向けて、ここだけは見逃さないでほしい注目ポイントを教えてください。

HOONY:僕やJINUさんはもうすぐ兵役に行くかもしれないので、毎回毎回、これが最後のステージだと思って一生懸命がんばってやっています。毎回、感謝の気持ちでステージに立っていますし、ファンのみなさんにも感謝の気持ちが大きいです。そしてバンドさんと一緒にステージをやっているので、全然予想できなかった状況とか、アドリブとか、MCでも面白いことがたくさん起きるので、僕たちもフリーな感じでやっているのが見どころです。

MINO:1つだけにして!(笑)

YOON:さっきも言いましたけど、バンドのみなさんとご一緒することで、音楽的な部分で今までの僕らの曲にはない新しさを感じることができるところがポイントです。バンドのみなさんとアレンジした曲があったりとか。そこがすごく面白いです。

JINU:僕も同じです!

MINO:一番重要なポイントは、バンドのみなさんと一緒に公演を作るということです。僕たちにとっては新しい経験なので。あと、「MOVIE STAR」はみなさんと作り上げる曲なので、そこもぜひ注目してください。


ファンの存在?「60歳、70歳になっても、僕たちは家族」

――WINNERのみなさんはチームワークがいいですが、仲の良さの秘訣は?

YOON:秘訣は、感謝の気持ち?

MINO:1週間に一度喧嘩すること!冗談です(笑)。

HOONY:嘘ですよ!(笑)

YOON:僕たち、今まで6年くらい一緒にいて、いろんなことがたくさんあったんですけど、その思い出ごとにメンバーたちにありがたい気持ちがあって、それが一番の秘訣だと思います。

HOONY:僕は僕以外のメンバーのことをよく自慢しています。みんな実力があるし、どこでも自信を持てます。それに、メンバーの目を見ただけでも、その人が今、何を考えているのかがわかります。

MINO:(じっとHOONYの目を見る)

HOONY:(焦って)あっ、今は全然わからないですけど!(笑) ステージの上では僕たち、もっと仲がいいんです。

――最近ハマっていることは?

YOON:腕時計を集めること。最近の趣味は、ただ時計を見ることです。もともと好きだったんですけど、最近、本格的に時計の勉強をはじめました。時計の機械的な部分にハマっているんですが、自動巻き腕時計って、腕にはめて歩いていれば、電池がなくならないんですよ。それを見て、まるで僕たちみたいだと思って、よりハマるようになりました。

僕たちもファンのみなさんの愛がなければ生きていけないし、メンバーがいなくては僕は存在しないと思うから、そんなところが時計と似ていると思います。今、本気で話したんですけど、恥ずかしいですね。

JINU:僕は、テレビを見ながらひとり呑みすることです。

YOON:おじさんくさい(笑)。

JINU:ストレス発散になりますよ。

HOONY:僕は最近、テニスにハマっています。運動のためもあるけど、早くコートに出て試合をやりたいです。まだ2回やっただけだから、もっとがんばらなきゃ。

MINO:僕は最近、宇宙の神秘にハマっています。

HOONY:MINOくんはもともとNASAとかの話が好きで、僕たちに宇宙のことをよく教えてくれるんです。

MINO:でも(メンバーとは)レベルが合わないからあんまり話さないです。とても難しい話なんです。

――デビュー5周年を迎えましたが、あらためて振り返ってみて、どんな5年間でしたか? またこれからに向かっての新たな目標は?

YOON:僕たちがこうして5周年を迎えるまで走ってきて、毎年言っていますが、休みなく懸命に生きてきたと思います。自分にもメンバーにも言えることですが、それがとても誇らしいですし、懸命にやってきた僕たちに拍手を贈りたい気持ちでいっぱいです。

もちろん、常に全力で走り続けることは不可能かもしれませんが、これからも今までのようにできる限り長く、先を見据えて、同じ未来を見つめて、一緒に走っていきたいです。どこまでいけるかわかりませんが、WINNERというグループの名のもとに、できるだけ長く一緒に活動していきたいです。

HOONY:長く活動している先輩方がたくさんいるので、その先輩方のように僕たちも長く音楽をやっていきたいです。

YOON:HOONYさんがステージの上で言った言葉があるじゃん? それ言ってくれる?

HOONY:ひとりで行けば速いけど、一緒に行けば遠くいける。だから……。

YOON:一緒に行こうぜー!

――最後にファンのみなさまへのメッセージをお願いします。

HOONY:僕たちの6回目のツアーです。これまで僕たち、辛いことも幸せなこともいろいろありました。でも、これが僕たちの音楽人生のはじまりだと思うくらい長く活動します。60歳、70歳になっても、僕たちは家族です。一生一緒だよ!


――それはMINOさんのセリフですよね?

MINO:(HONNYをじっと見る)

HOONY:今は何を考えているのかわかりますね(笑)。一生一緒だと思っています、みなさんもそうですよね?

MINO:一生一緒だよ。


――最後に挨拶をお願いします。

YOON:今日は本当にたくさん来てくださってもう一度、ありがとうございます。たくさんの質問には答えられなかったと思うんですけど、本気で答えました! また機会があればお会いできたら嬉しいです!

取材:尹秀姫

■リリース情報
日本ニューアルバム「WE」
2019年8月7日(水)発売

○CD+DVD+スマプラムービー&ミュージック
品番:AVCY-58916/B
価格:¥3,500(税抜)

○CD+スマプラミュージック
品番:AVCY-58917
価格:¥2,400(税抜)
初回封入特典:豪華特典応募シリアルアクセスコード

■イベント情報
日本ニューアルバム「WE」発売記念ハイタッチ会

【東京】
会場:竹芝ニューピアホール
日時:2019年12月7日(土)
第1部 開場 14:00~ / 開始 14:30~
第2部 開場 15:30~ / 開始 16:00~
第3部 開場 17:30~ / 開始 17:00~

【名古屋】
会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
日時:2019年12月8日(日)
第1部 開場 14:00~ / 開始 14:30~
第2部 開場 15:30~ / 開始 16:00~
第3部 開場 17:30~ / 開始 17:00~

【大阪】
会場:堂島リバーフォーラム
日時:2019年12月14日(土)
第1部 開場 14:00~ / 開始 14:30~
第2部 開場 15:30~ / 開始 16:00~
第3部 開場 17:30~ / 開始 17:00~

【福岡】
会場:福岡タワー タワーホール1
日時:2019年12月15日(日)
第1部 開場 12:00~ / 開始 12:30~
第2部 開場 13:30~ / 開始 14:00~
第3部 開場 15:30~ / 開始 15:00~

○販売サイト
販売サイトURL:http://sp.mu-mo.net/shop/rr/winner_sp1908

○対象商品
日本ニューアルバム「WE」4形態同時購入セット
価格:¥8,000円(本体価格)+税
<セット内容>
CD only [YOON盤] 品番:AVC1-58918 価格:¥2,000(本体価格)+税
CD only [JINU盤] 品番:AVC1-58919 価格:¥2,000(本体価格)+税
CD only [MINO盤] 品番:AVC1-58920 価格:¥2,000(本体価格)+税
CD only [HOONY盤] 品番:AVC1-58921 価格:¥2,000(本体価格)+税

■ツアー情報
「WINNER JAPAN TOUR 2019」
2019年8月10日(土)オリンパスホール八王子 開場:17:00 / 開演:18:00※追加公演
2019年8月31日(土)静岡市民文化会館 大ホール 開場:17:00 / 開演:18:00※追加公演
2019年9月1日(日)日本特殊陶業市民会館 フォレストホール 開場:17:00 / 開演:18:00※追加公演
2019年9月14日(土)ロームシアター京都 メインホール 開場:17:00 / 開演:18:00※追加公演
2019年9月16日(月)マリンメッセ福岡 開場:13:00 / 開演:14:00

<チケット料金>
全席指定:¥10,000(税込)
※年齢制限:3歳以上よりチケット必要。3歳未満は入場不可。
※出演メンバーは予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。
※1回のお申し込みにつき6枚まで

■関連サイト
WINNER OFFICIAL HP:https://ygex.jp/winner/

記者 : Kstyle編集部