平均年齢16歳!卓越した演奏力を持つThe East Light. 彼らが語る共演してみたい日本のバンドは?

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15~18歳の6人編成で、それぞれが多彩な経歴を持ち、平均年齢16歳とは思えない卓越した演奏力、個々のユニークなキャラクター、ステージパフォーマンスで注目されているThe East Light.。2016年「Holla」でデビューして以来、英才バンドと呼ばれ、早くもロック、EDM、バラード、トロピカルハウス、ヒップホップなど、さまざまなジャンルをこなすことができるマルチバンドとして差別化を図っている。

2018年5月に発売した2ndミニアルバム「설레임(Love Flutters)」では、ロックをベースにEDM POP、ディスコ、アコースティックポップなどを自由自在に操り、10代ならではの初々しさに、3人のボーカルが披露するダイナミックなステージ、さらには成長の可能性を無限大に見せつけた。

8月には2度目の単独ライブが決まったThe East Light.にインタビューを敢行! まだ10代という若さで他の追随を許さない演奏の実力を見せる彼らに、音楽を始めたきっかけやバンド活動のエピソード、さらに日本のバンドシーンについても聞いた。

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――どんなきっかけで音楽を始めましたか?

ソクチョル:幼いころから両親がクラシック、ミュージカル、オペラなど色々な公演によく連れて行ってくれて、楽器に関心を持つようになりました。父はバンドQueenが特に好きなんですが、ロンドンのウェンブリーで行われた公演の映像を見る機会がありました。そのライブではソロで演奏するコーナーがあったんです。ドラムはリズムを作り出す楽器じゃないですか、ほかの楽器を先導するというか。ドラム一つで大勢の観客と一体となるところに魅力を感じて、できるならやってみたいと思うようになりました。当時6歳だったんですが、そのQueenのロジャー・テイラーのドラムソロの映像をたまたま見てから今までずっと一生懸命に楽しくやっています。

スンヒョン:僕もソクチョル兄さん(2人は本当の兄弟)と一緒で父の影響です。6歳の時に父のパソコンでマーカス・ミラーの映像を見たんです。世界的に有名なベーシストのソロプレイを見て、「あ、これがベースという楽器なんだ」と知って興味がわきました。そこから、Mr.Bigのビリー・シーンや、ネイザン・イースト、リチャード・ボナなど有名なベーシストの映像を見てたくさん勉強しました。

サガン:僕は陽気な子で小さいころから僕が歌を歌うと、みんなが笑顔になるので、それを見るのが好きでした。小学校でも友達とギターを弾きながら歌ったり、つねに音楽を聴きながら遊びました。両親が共働きだったのですが、僕が放課後一人になるのを心配して音楽の塾に通わせくてくれました。塾では音楽について色々と学べますし、自由に音楽ができるのでとても楽しかったです。塾にまるで住んでるように通って音楽を学んでいきました。

ジュンウク:僕は小さいころから音楽を聴くと、その曲の世界を一人で感じられる感覚が好きで、一日中音楽を聴いていました。小学生ぐらいから、心の中に芽生えた僕の感情を表現したいと思うようになって、作曲も始めました。感傷的な気持ちや、幸せな気持ちを表現したくてピアノやギターを弾きながら、メロディーを作ってみたり、パソコンで作る音楽も勉強したりして音楽にはまりました。はじめて曲を作ってみたのは小学校3年生の時ですね。

ウンソン:僕は小学生の頃、ピアノを習っていました。ピアノの先生に1度歌ってみてと言われて歌ってみたら、声がキレイだからと童謡を薦められ、童謡から歌いはじめました。それをきっかけに、合唱団の活動に参加するようになって、テレビ番組にも出るようになったんです。少し大きくなってオーディション番組「Voice Kids」に出る機会があったのですが、その後も歌ってる映像をネットに自分でアップしたりしていました。しばらくして、今の事務所のキム・チャンファン会長から連絡をいただいたんです。それから、ずっと楽しんで音楽をしています。

ウジン:僕は母親が歌の先生だったので、家にはいつも歌があふれていました。ですので歌も自然と好きになり、母親についてオーディションによく行っていました。そこでウンソン兄さんにも会いましたし、その後に「Voice Kids」というオーディション番組にも出たのですが、そこで、キム・チャンファン会長から声をかけられて今の事務所に入りました。事務所に入ってすぐ、マイケル・ジャクソンのライブ映像を見せていただいたんですが、登場してすぐに踊るのではなく、20分じっとしているんですよね。その間もファンの人は熱狂し続けていて。観客の歓声に包まれているマイケル・ジャクソンの姿と、ステージが本当に格好良くて、その時、将来は僕も観客を熱狂させる歌手になりたいと思うようになりました。

――The East Light.の魅力は?

ソクチョル:The East Light.は音楽が本当に好きな人間が集まったバンドです。皆さんそれぞれ好きなジャンルの音楽があると思うんですが、僕達は1つのジャンルだけではなく、様々なジャンルの音楽ができるのでそれが1番の魅力だと思います。

ウンソン:音楽が好きな人間が集まって、多様なジャンル、多様な音楽、多様な舞台をお見せできると思います。メンバーそれぞれ個性のある音楽性も持っていると思いますので、1度The East Light.の音楽を聴いて下さると嬉しいです。

――2ndミニアルバム「설레임(Love Flutters)」(5月リリース)はどんなアルバムになりましたか?

ジュヌク:タイトル曲「설레임(Love Flutters)」も含めて、とても多様性のある曲が集まったアルバムになったと思います。僕たちはバンドなので、特に、1枚のアルバムを聴いていただいた時に、The East Light.は多様なジャンルの音楽をできるのだなと思っていただけるよう、音の面で努力しないといけないと思っています。また、様々なジャンルの音楽をしていますが、すべての曲にThe East Light.だけのカラーがあるんだと思ってもらえたら嬉しいです。アルバムには、僕が作詞・作曲した曲「Never Let Go」も入っていますが、僕たちの魅力が伝わればと思っています。

――アルバム制作で特に大変だったことや、こだわったところはありますか?

ウジン:1枚のアルバムで多様な姿を見せようと心掛けたので、「Real Man」ではディスコサウンド、「설레임(Love Flutters)」ではラテンポップにも挑戦しました。僕たちはV LIVEでも曲を紹介していますが、そこでも一番よく紹介していたのがラテンポップの曲です。普段から「デスパシート」のようなラテンポップが好きなのですが、今の僕たちでラテンポップがうまく表現出来るかなという不安が最初はありました。僕たちのカラーが入ったラテンポップを多くの人たちに理解していただけるよう、好きになっていただけるよう努力しました。

――8月に韓国で2度目の単独ライブが決まりましたが、聞いた時はどんな気持ちでしたか?

スンヒョン:単独ライブが出来るのはとても光栄ですし、楽しみです。ファンの方たちがどんな反応をしてくださるか気になりますし、準備をたくさんして公演に臨みたいと思います。

サガン:韓国で今年の1月に単独公演をしたのですが、その時と同じように今回も一生懸命準備したいです。1月の経験で自信もつきましたし、早く皆さんにお会いしたいです。

――日本にはどんなイメージを持っていますか?

サガン:両親がよく日本に行っていたので、小さい頃からよくお寿司がおいしくて、温泉も有名だと話を聞いていました。僕はお寿司が大好きなので日本に行くことができたら、たくさん食べたいです。温泉にも行って癒しの時間も過ごせたら嬉しいです。

ウンソン:SNSやインターネットで見たのですが、富士山や温泉の風景がとてもきれいだなと思いました。あと、僕はラーメンが好きなので、日本に行ったらおいしいラーメンを食べられるんじゃないかなと期待しています。日本の街の風景・路地などの写真もたくさん撮りたいです。

ウジン:僕はディズニーが好きなので、ディズニーランドに行ってみたいです。「千と千尋の神隠し」も好きなので、その舞台となった場所にもいつか行ってみたいですね。あと、ライブ映像を見るのが好きなのですが、BIGBANG先輩がライブをしていた東京ドームを見てみたいです。どのくらい大きいのか、どのくらい人が入るのか実際に見てみたいです。

ソクチョル:僕とスンヒョンは、家族旅行で日本に行ったことがあるのですが、The East Light.に入る前にはドラマーとして活動していて日本へライブをしに行ったことがあります。次に日本に行くと時にはバンド文化の盛んな日本にThe East Light.というバンドとしていけたらいいなと思っています。

スンヒョン:僕もです。旅行ではなく、The East Light.のメンバーとして音楽活動をしに行けたらいいなと思っています。

ジュニョク:僕はデビューする前にギターの大会(YAMAHA Asian beat 2014 acoustic)で韓国代表として日本に行ったことがあります。青山のブルーノートに各国からギタリストが集まって行われた大会なのですが、そこで僕のオリジナル曲でグランドファイナリストになれたので、日本には幸せな記憶が多いですね。The East Light.のメンバーになるきっかけの大会でもあったので意味深いです。

――日本のバンドシーンはどうですか? 気になっているバンドや、共演したいバンドはいますか?

ソクチョル:僕はもともとクラシックを専攻していて、出身の大田(テジョン)と姉妹都市の石川県小松市の学生オーケストラと一緒に公演をしたことがあります。その時に日本の友人に日本のバンドについてもたくさん教えてもらいました。最初に聞いたのはD'ERLANGERというバンドです。LUNA SEA、ONE OK ROCK、X JAPANも好きです。日本はバンドもですが、ライブも一つの文化になっているじゃないですか。日本でのライブ映像もたくさん見たのですが、最近僕はDJもやっているので、SEKAI NO OWARIが気になります。SEKAI NO OWARIは、ライブにストーリーがあって、いろいろなジャンルの音楽で構成されているので、共演してみたいバンドを選ぶとしたらSEKAI NO OWARIですね。

スンヒョン:僕もお兄さん(ソクチョル)から教えてもらって日本のバンドが好きになりました。X JAPANも好きですし、T-SQUAREも好きです。カシオペアというバンドに鳴瀬喜博さんというベーシストがいるのですが、その方のスラップ奏法もとても勉強しましたね。あと、ベースではなくギターなんですが、X JAPANのhideさんも大好きです。hideさんが使っていた黄色のハート模様のギターがあるんですが、以前日本に行ったときに父に買ってもらって今も大切にしています!

ウンソン:僕はSPITZの歌が好きで、特に「チェリー」が大好きです。もし機会があったらカバーしたい曲です。バンドではないのです、がGreeeeNの「キセキ」も好きです。

――YouTubeやV LIVEでカバー曲の映像も多くアップしていますが、カバーする曲はどのように選んでいますか?

ソクチョル:デビュー前からカバーはしていたのですが、僕たちは音楽好きが集まっていますし、学生なので主に週末に集中的に練習します。パソコンの前でいろんな曲を調べたり聞いている時に、「あ! この曲カバーしてみたら良さそう」と、誰かが言い出します。その場でメンバーそれぞれが曲のフレーズを作って、編曲してカバー曲をアップします。カバーするためにたくさん曲を聴いているのではなく、良い曲があったらですね。それが僕たちの日常です。

――これからのどんなバンドになっていきたいですか?

ウジン:日本のX JAPANが僕はとても好きなのですが、そのきっかけは僕の父がX JAPANの「Endless Rain」という曲をよく聞いていたからでした。X JAPANはデビューはずいぶん前ですが、今でも多くのファンに愛されている曲がたくさんあると思います。AC/DCも同じように多くのファンに長く愛され、ライブにも多くの人が集まります。僕たちも時代に合わせてではなく、僕たちの年齢に合わせた感性を大事にしながら、音楽が好きな方たちに長く愛されるバンドになりたいです。いつか僕たちが死んでも、僕たちのバンドの音楽が愛され続けて、ずっと僕たちの曲が聞かれ続けるような、そんな伝説的なバンドになりたいです。

――日本のファンへメッセージをお願いします。

サガン:日本から応援してくださっている皆さんの姿に、いつも力をもらっています。韓国にいる僕達を応援するのに大変だったこともあると思います。いつになるかはまだわからないですが、いつか僕たちが日本に行って、かっこいい姿をお見せできるようにしますので期待して待ってくださったら嬉しいです。

ソクチョル:(日本語で)あいしてる!

■The East Light. 韓国ライブ情報
開催日時:2018年8月4日(土)、5(日) 17:30 開演
場所:HANATOUR V-HALL

The East Light.公式Twitter:https://twitter.com/TELTheEastLight

記者 : Kstyle編集部