活躍に期待!TWICE チェヨン&ツウィからWanna Oneまで…成人したアイドルたちに注目

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「私はもうこれ以上少女じゃありません」一行の歌詞で成人になった少女がいた。パク・ジユンの歌は20年近く過ぎた今でも多くの歌手たちの「成人式」を告げる楽曲になっている。10代から20代に、少年・少女から立派な成人に。20歳になる瞬間は誰でもドキドキする経験であるはずだ。これはファンの愛を受け、輝く10代を過ごしたアイドルにも例外ではない。20代への第一歩を踏み出し、これからの活動がさらに期待される1999年生まれのアイドル7人を紹介する。

成長キャラクターの末っ子、Red Velvet イェリ

キュッと上がる口元やキュートなルックスで、ビジュアルショックを巻き起こしてデビューしたイェリ。Red Velvetには途中で合流したが、16歳という年齢を武器に、末っ子として短期間で存在感を見せつけた。デビュー当初は“果汁美(果汁のようなみずみずしい美しさ)”で始動をかけたが、徐々に成熟した姿を見せて、「ROOKIE」活動時には前髪をと切り、美貌を更新した。また、イェブギ(イェリ+コブギ(ゼニガメ)というニックネームの持ち主らしく、ハ・ヨンス、MAMAMOOのソラと共にゼニガメ似の芸能人に言及され、新しい魅力でファンを集めている。しかし、ビジュアルで終わるようではRed Velvetの末っ子とは言えない。守ってあげたい本能を刺激するルックスと相反する大胆なトークの持ち主で、「Dumb Dumb」活動当時に「淡々とした反応はノーノーよ」のような流行語を作り、ユーモラスな姿をアピールした。イェリのバラエティセンスはJTBC「知ってるお兄さん」で爆発したが、イェリの「そうよ。私は良心がないのよ」は、多くのチャルバン(削除防止映像、写真)を生み、グループの中の“チャルバン担当”となった。デビュー当初はワンパートから始まり、今やRed Velvetのキリングパート(歌で人の心を掴む部分) を担当するほど存在感を高めたイェリ。もういなくてはならない存在だ。


果汁少女、gugudan ミナ

人々に身近な存在になるという抱負を込めたガールズグループgugudanのメンバーミナ。彼女の果汁美溢れる笑顔を見ると、前頭葉に刻まれて忘れられない。2016年Mnetで放送され、センセーションを巻き起こしたMnet「プロデュース101」で、ミナは丸い顔の17歳の年齢でエンターテインメントサバイバルのジャングルに飛び込んだ。色白の肌、ふっくらした頬に天真爛漫な笑顔で“果汁少女”というタイトルを得て、国民プロデューサーたちから愛された。果汁少女ミナのもう一つの魅力ポイントは、エルフのようにピンと立っている耳だ。おかげでポニーテールがよく似合い、「24時間」のステージでお団子ヘアを見事にこなし、ファンを集めた。エネルギッシュな分、涙も多く、番組でどっきりカメラをされる時や、ファンと挨拶するたびに涙を見せるが、その姿まで可愛く、出口のない魅力を見せている。タルドク(ファンをやめる)のないファン心でMnet「プロデュース101」最終話で9位でデビューが確定し、もう一度涙を流し、I.O.Iのリードダンサーとして活動した。活動を重ねるにつれて痩せて成熟した姿を表した彼女は、最近gugudanの活動ではシャープなフェイスラインでビジュアルトップの座を脅かしている。スマートになった顔のため、同じ済州島(チェジュド)出身の宇宙少女ダヨンから「私たち、このままじゃみかんが金柑になってしまうよ」と言われたほどだ。果汁美にビジュアルまで、ポテンシャルを爆発させるミナ。20歳になった彼女の魅力はどこまでだろうか、注目したい。


台湾の星、TWICE ツウィ

“綺麗な子の隣に綺麗な子”こんなニックネームを持つTWICE。TWICEのツウィはその中でも“一番綺麗な子”を担当しているとも言える。こぼれそうな大きな目、バランスの良い鼻と口、まだふっくらした頬が可愛らしい印象を与えるが、身長が高く、長い手と足、スリムなボディはエルフを連想させる。綺麗な顔と完璧なプロポーションの調和で、ツウィのキャッチコピーは、“長身末っ子”。しかし、グループの中では年の差があるお姉さんたちを抑えて、“パワー1位”という冗談が出るほど、しっかりして根性のある彼女だ。こんなツウィのしっかりした姿には、特有の“きっぱりとした口調”がある。ストレートな性格で予想していなかったポイントでインパクトのあるコメントをするが、天然な姿まで合わさって、笑いを誘う。Mnet「ヤンナムジャショー」で、メンバーたちと顔モラジュギ(集合写真で一人だけ際立たせるように残りの人たちが変顔を作ること)の罰ゲームをする前に「一度でやろう」と決然と話したり、KBS 2TV「自分を振り返ってみて」では当時まだ未熟だった韓国語で「今日は本当に楽しかった」を「つまらなかった」とコメントしたことが、断固として突飛な魅力を倍増させている。完璧なビジュアルにバラエティセンスまで備えているため、故郷の台湾でも人気だ。ツウィが卒業認定試験を受けるために帰国した台湾の空港に現地の記者たちが駆けつけたほどだった。韓国と台湾でトップの座に上り詰めたツウィ、彼女のこれからの成長に期待したい。


赤ちゃん猛獣ラッパー、TWICE チェヨン

非の打ち所がないルックスはもちろん、爽やかな歌詞と振り付けで男女問わず魅了し、発売する楽曲ごとにメガヒットを達成しているるTWICE。その中でも末っ子ラインの魅力を見せ、ファンはもちろんお姉さんたちの愛を受けるメンバーがいる。ラッパーのチェヨンだ。「ライオン・キング」のシンバ、「ジャングル大帝」のレオなど、ライオンに似た独特な容姿の持ち主で、普段は“赤ちゃん猛獣”と呼ばれるが、ギャップのある魅力の持ち主だ。同じ年頃よりも成熟したルックスとは違って、キャンディを口に加えたように可愛らしい口調や明るい性格で、お姉さんに抱きつかれている姿が頻繁にキャッチされる。1999年4月23日生まれで、同年6月生まれのツウィより誕生日は早いが、特有の茶目っ気たっぷりの姿や小柄な体で、実質的な末っ子と呼ばれることもある。しかし、ステージの上ではパク・ジニョンから称賛を受けたダンスの実力と、正確な発音のラップで、毎回カリスマ性溢れるステージを見せている。JYPのサバイバルオーディションMnet「SIXTEEN」でラップでチームを引っ張った姿や、賞をもらって泣いているお姉さんをなだめるシーンからくるギャップに惚れたファンが多い。アルバム収録曲の作詞にも多数参加し、ラッパーとしての実力も着実に伸ばしている。成熟さと可愛らしさが共存するプロフェッショナルな末っ子なんて、愛さずにはいられない。


保存したい少年、Wanna One パク・ジフン

国民プロデューサーたちはもちろん、CM界と地上波バラエティ番組などでも愛された2017年最高の流行語「私の心の中に保存」。凄まじい波及効果を見せた流行語の創始者は、なんと20歳。まだデビューして1年にもならない新人の雰囲気たっぷりのWanna One パク・ジフンだ。波打つようにそっと上がった目尻に、すっと通った鼻、赤くぽってりとした唇が水彩画を連想させる。特に宝石のような目は、見ているだけでも吸い込まれそうだが、ウィンクまで加わって、その魔力に惚れた国民プロデューサーたちが続出した。しかし、かわいい顔だけで固定ピック(固定したメンバーにしか投票しない事) をもらったと思ったら、この少年について半分も分かっていない。可愛らしいビジュアルに愛嬌まで搭載したパク・ジフンの必殺技はポッピンだ。踊る姿からは男らしさもあり、同じ人なのか疑わしいほどだ。Mnet「プロデュース101」シーズン2、またデビューした後もダンスをリードしお姉さんたちのタルドク(ファンをやめる)を一瞬も許さない。さらに“パク・クールマン”と呼ばれるほど、実際の性格はクールな男だ。そんなパク・ジフンが「僕の心の中に保存」で注目を浴びる前まで、何度もウィンクを練習したことは、明らかになっている。圧倒的な容姿に満足せず、ダンスの実力に愛嬌まで努力で掴んだパク・ジフン。努力する天才には誰も勝てない。準備できた人材とは、この少年を指す言葉に違いない。


名実ともにステージ職人、Wanna One パク・ウジン

釜山(プサン)の少年がお姉さんを眠れないようにする”人間ホットシックス(カフェイン飲料)”に呼ばれるとは、誰も想像しなかった。浅黒い肌、笑う時に表れるかわいい八重歯が、赤ちゃん鬼を連想させるWanna Oneのパク・ウジンは、成人になる前にお姉さんたちの心を鷲掴みにした魔性の少年だ。Mnet「プロデュース101」シーズン2で、BRANDNEW MUSICの練習生たちと一緒に自作曲と自作振付を披露したが、人見知りな性格のせいで、放送序盤にはあまり出番がなかった。しかし、ステージ映像のパワフルなダンスや豊富な表情演技を見せ、ファンの投票を引き出した。最低ランキング75位から最終6位までランキングを上げたパク・ウジンのデビューは、当然な結果だったかもしれない。パク・ウジンは幼い頃Mnet「SUPER STAR K」に参加して話題を呼び、その後JYPで練習生生活を過ごした。また、Mnet「プロデュース101」シーズン2のコンセプト評価で帯状疱疹にかかったにもかかわらず、ステージを完璧にやりこなす精神力は、19歳の少年とは思えないほどだ。分度器で測ったように正確な振付、それより明確な低音のラップ、またバラエティの出番まで確保し、Wanna Oneのメンバーとして遜色がない。


「PICK ME」少年がデビュー、「プロデュース101」シーズン2出身アン・ヒョンソプ

目立たないと生き残れない。適者生存の法則を露骨に証明したMnet「プロデュース101」シーズン2。放送序盤で堂々と1人で「PICK ME」を踊った少年を覚えているだろうか。国民プロデューサーに自身をカッコいい練習生だと紹介したYUE HUAエンターテインメント所属の練習生は、そうやって“PICK ME少年”として世の中に知られた。未熟な実力のため最初の評価では残念な評価を受けたが、「歌の実力が未熟なので、ボーカルレッスンを受けたいです」と勇気を出して言う熱意が国民プロデューサーたちを感動させ、一気にA等級に急上昇する。高感度の持てる目元と色白の肌。立ったピンク色の耳がうさぎを連想させ、清涼感あふれる声に優しい口調まで加えられ、連日高いランキングを記録し、デビューは当たり前のようにみえた。しかし、最終ランキング16位で惜しくもデビューは実現できなかった。しかし現在は、一緒に「プロデュース101」シーズン2に出演したイ・ウィウンと共にヒョンソプ&ウィウンとして活動し、兄弟のようなケミ(ケミストリー、相手との相性)を見せている。今年からは純粋な少年らしさに、ドキドキするお兄さんらしさまで見せてくれることを期待したい。

エディタ:パク・ジニ、写真:Newsen

記者 : パク・ジニ、写真 : Newsen