SHINee ジョンヒョンさんへの想い…IUのメッセージに涙が溢れた「第32回ゴールデンディスクアワード」

OSEN |

「第32回ゴールデンディスクアワード」放送画面キャプチャー
IU(アイユー)が8年ぶりに出演したゴールデンディスクで大賞を受賞した。しかし、彼女は喜びを語る代わりに、SHINeeのジョンヒョンさんを哀悼し、同僚アーティストに慰めの言葉を伝えた。

昨日(10日)、京畿道(キョンギド)高陽(コヤン)市にあるKINTEX第1展示場5ホールにて開催された「第32回ゴールデンディスクアワード」デジタル音源部門授賞式では、IUが「夜の手紙」で大賞を受賞した。

IUは「『夜の手紙』は昨年3月に発表しました。4つの季節が流れる間、ずっと愛してくださった皆さんに心から感謝します。初めてデモを受け取った時から、歌詞を書いて作業していく過程でずっと、この曲が私に来たことはラッキーだと思ったし、幸せでした。最後まで私にとって幸運になってくれた『夜の手紙』に感謝します」と明かした。

続けてIUは、MCのイ・スンギとイ・ソンギョンに「続けてもいいですか?」と尋ねた後「少し前に大事な友達、ミュージシャンを見送りました。その方が感じていた苦しみは、私にも分からない感情ではないので、今も悲しくてつらいです。その方には、申し訳ないと思っています」と打ち明けた。これは、ジョンヒョンさんについての話だった。

ジョンヒョンさんは昨年12月、突然亡くなった。当時IUは故人の葬儀場を訪れ、最後の挨拶をした。

続けてIUは「ここにいらっしゃる皆さんは忙しく、1年の計画を立てなければならない人々なので、その悲しい気持ちを十分に感じて送ってあげられなかったようで、非常に残念で悲しいです。嬉しい時には喜んで悲しい時には泣く、自然なことが自然に表現できて、受け入れられてほしいと思っています」と話した。

また、彼女は「アーティストは皆誰かを慰める仕事をしています。でも、人間として自分のことを先に考えて慰めてほしいです。表に出してはいけないと思って、逆に病気になったりつらい思いを絶対にしたりしないで欲しいです。今日も、明日もお忙しいでしょうが、受賞された方々、今日1日だけは楽しくお過ごしください」と、心のこもった慰めの言葉を伝えた。

これを聞いたイ・スンギは「IUの受賞の感想を聞いて、気持ちが厳粛になった」とし、Red Velvetのイェリなど同僚の歌手らも涙を見せた。

このようなIUの一言一言は、どんな受賞者の感想より意味深く感じられた。彼女は明るい笑顔で大賞のトロフィーを受け取ることもできたが、ジョンヒョンさんを哀悼すると共に同僚アーティストを心配した。

異見のない大賞受賞に、ステージやスピーチまで完璧だったIU。彼女は8年ぶりにゴールデンディスクに出演したにも関わらず、心のこもった発言でファンの記憶にずっと残る輝く瞬間を作ってくれた。

IU「第32回ゴールデンディスクアワード」音源部門で大賞を受賞…新人賞はWanna One(総合)

記者 : キム・ウネ