キム・アジュン主演ドラマ「ウォンテッド」制作発表会に出席…韓国ドラマ史上最も現実的な“追跡スリラー”を目指す(総合)

OSEN |

写真=ペク・スンチョル
ジャンルドラマの女王が帰ってきた。キム・アジュンは新ドラマ「ウォンテッド」でもう一度成功を収め、信頼される女優として底力を証明するのだろうか。

21日午後、ソウル陽川(ヤンチョン) 区木洞(モクトン) にあるSBS木洞放送センターでは、SBSの新水木ドラマ「ウォンテッド」(脚本:ハン・ジワン、演出:パク・ヨンスン、キム・ユジン) の制作発表会が行われた。

この日はキム・アジュン、チ・ヒョヌ、オム・テウン、イ・スンジュン、パク・ヒョジュ、パク・ヘジュン、イ・ムンシク、Secretのヒョソンが出席し、作品を選んだきっかけに加えてドラマと関連した話を伝えた。率直なトークが繰り広げられ、現場は和気藹々とした雰囲気になった。

「ウォンテッド」は韓国最高の女優チョン・ヘイン(キム・アジュン) が引退を宣言した日に、幼い息子が拉致された事件から話が展開される。その後、犯人は自身を探すリアリティショーの生放送を要求し、ヘインは息子を救うために人生をかけて放送に臨み、彼女の元彼であるシン・ドンウク(オム・テウン) は成功のためにリアリティショー「チョン・ヘインのウォンテッド」を選択する。毎回犯人が送ってくるミッションをクリアしなければ、息子を救うことはできない…。

写真=ペク・スンチョル
最初にパク・ヨンスCP(チーフプロデューサー) は「韓国のドラマ史上、一番現実的な追跡スリラーになる」と話し、非日常的な現象ではなく、日常で出会える現実を描くことで恐怖を刺激すると言い、他のドラマとの違いを明らかにした。

キム・アジュンは「サイン」(2011)「パンチ」(2015) に続き、3回目のSBSジャンルドラマに出演し“ジャンルドラマの女王”の座を狙う。オム・テウンもキム・アジュンへの信頼で出演を決めたと言ったほどだ。キム・アジュンの前作であるキム・ウニ脚本家の「サイン」は最高視聴率25.5%(ニールセン・コリア)、パク・ギョンス脚本家の「パンチ」は14.8%を記録すると共にウェルメイドドラマだと評価された。

キム・アジュンが「ウォンテッド」に出演したきっかけは、脚本家が台本の最後に書いた手紙だった。その内容は“マスコミ関係者として、今リアリティショーがどこまで行っているのか反省してみる必要があるのではないかと悩んだ”というものだった。これに対しキム・アジュンは「ジャンル作品としてただ面白さだけを考えるのではなく、どんな話を伝えたいか、というメッセージが確かにあったと感じた」と話した。

写真=ペク・スンチョル
この他に、江南(カンナム) 警察署刑事課の捜査1課の警衛チャ・スンイン役を演じるチ・ヒョヌ、冷酷なヘインの夫ソン・ジョンホ役のパク・ヘジュン、放送作家ヨン・ウシン役のパク・ヒョジュ、芸能部記者チャン・ジヌン役のイ・スンジュン、ハッカー出身のADパク・ボヨン役のヒョソン、UCNドラマ局長チェ・ジュング役のイ・ムンシクなどが活躍する。

“問題作”として早くも話題を集めているドラマ「ウォンテッド」。誘拐にあった状況をリアリティスリラーとして扱う内容が果たして視聴者からはどんな反応を得るか、関心が高まっている。

制作発表会に出席しなかったパク・ヨンスンプロデューサーの代わりにキム・アジュンは「どのようにリアリティを作り、劇中で視聴者はどのように反応するか、犯人はどんなミッションを要求するか、という3つのポイントに集中してご覧になれば、それが犯人探しより面白いだろうと思う」と鑑賞ポイントを述べた。

ハン・ジワン脚本家が脚本を担当し「離婚弁護士は恋愛中」「私の期限は49日」などを演出したパク・ヨンスンプロデューサーが演出を手がける。韓国で22日より放送がスタートする。

記者 : イ・ソダム