ホン・スアが語る悪質なコメントと中国活動に対する誤解

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写真=(株)BomnalSoft・ウェルメイドショー21
「私も周りの人たちによってたくさん傷つきました。どうして? と思った時もありましたが、たぶん私が綺麗になったからと思います。しかし悪質なコメントはなるべく読まないとします。すべての方々が私のことを好きになってくれるのは不可能でしょう」

ホン・スアは率直で堂々としていた。約8ヶ月前、中国映画「怨霊」でインタビューをしたホン・スアは久しぶりのインタビューに喜んだ。中国活動で忙しい日々を過ごしており、最近中国映画「傍観者」の撮影を終えた。しかしインタビュー後、ホン・スアはスケジュールのためすぐに中国に向かった。

ホン・スアは韓国での復帰を知らせるホラー映画「メリス」で帰ってきた。「メリス」は2004年、いわゆる“巨餘洞(コヨドン) 高校同級生殺人事件”と呼ばれ、韓国全体に衝撃を与えた犯罪をモチーブにした映画で、自身が持ったものには背を向けて、友達のすべてのものを奪おうとしたリプリー症候群患者の衝撃的な犯罪実話を描いた作品だ。劇中、彼女は友達を殺すガイン役を務めて熱演した。

「楽しかったです。きちんとした悪役は初めて演じてみましたが、ストレスも解消されました。職業上、腹が立つことがあっても表に出すことができないでしょう。家では家族が理解してくれるから大声も出したりしますが、演技しながらストレスを吹き飛ばしました」


「私もたくさん傷ついた。数回も裏切られた」

ホン・スアに対する人々の視線は薄情だ。以前とは異なる顔を見てネットユーザたちは悪質なコメントを吐き出し、彼女の演技に対してはきちんと見ようとしなかった。しかしホン・スアが中国に行ったのはお金を稼ぐためではなく、本気で演技がしたかったからだ。中国に多くのスターたちが進出しているが、その中でホン・スアは「大王の夢」以来チャンスを掴み、3年目着実に中国で活動している。

「私もたくさん傷つきました。『どうして?』と思った時もありましたが、私がきれいになったからだと思います(笑) しかしそのような悪質なコメントなどはなるべく読まないです。すべての方々が私のことを好きになってくれるのは不可能だと思います。バラエティ番組『英雄豪傑』出演当時、愛してくれたファンたちが多かったです。私の性格が率直な方だから12人の中でも際立つキャラクターでした。女優ホン・スアになりたかったですが、私が自身に対してよく知っているから、あまりにも率直になってしまうと作品活動に支障が出ると思って止めました」

ホン・スアは劇中、リプリー症候群患者のように多くの人たちが、そして彼女も自身のために嘘をつくことができると話した。今回「メリス」を通じてホン・スアは、周りと自身に対してもう一度振り返ってみたという。

「親しい人が私の前では笑顔で優しくしてくれるけど、裏で違う行動をするのもリプリー症候群だと思います。数回の裏切りを経験しました。本当に私は良い心で対応しましたが、裏では悪口を…それが全部嫉妬から始まると思います」


「中国、第2の演技人生…中国が私の人生を助けてくれた」

ホン・スアは中国で映画「怨霊」とドラマ「温州二家族」「億万継承人」などを通じて“大陸の女神”として活動している。また中国でCM契約まで締結するなど活発な活動を続けている。

「中国で第2の演技人生を繰り広げているようで、女優として活動しながら初めて感謝の気持ちを感じました。どうせ始めたから私の夢を叶えたいです。中国でも作品活動ができるのは幸運です。中国は市場が大きいほど俳優も多いです。チャンスを掴むのがとても難しいです。しかし韓国人である私が中国で主人公として出演すること自体が幸運だと思います」

ホン・スアは愉快な姿でインタビューに臨んだが、演技と夢に対して話す時は誰よりも真剣な姿を見せた。出演料のためではなく「ただひとつ、演技がやりたかった」と話したホン・スアは必死に見えた。簡単には叶えることができないことをホン・スアは必死になって努力しているのだ。

「中国が私の人生を助けてくれたんです。本当にありがたいです。中国市場がどんな先入見もなしにホン・スアという女優のイメージだけを見て選択してくれたことに対してとても感謝します。私が韓国でスターになってから、中国に行ったわけではないからでしょうね。“大陸の女神”と呼んでくれるのですが少し誇張された部分があります。大陸の女神になりたい女優です(笑) 中国のファンたちは“私の女神”“私の姫様”など可愛らしい表現をよく使います。韓国にはファンよりアンチファンの方が多いのですが」

ホン・スアは今年、韓国のドラマ、ケーブルチャンネルKBS Drama「天使の復讐」で約3年ぶりに復帰する。中国で大人気を得ているにも関わらず「私は韓国人だから韓国で愛されながら活発に活動したい」と覚悟を伝えた。インタビュー中「メリス」の個人ポスターを直接見せながら今まで願っていたことが韓国でも叶えられ気持ちがいいと語った。「メリス」は韓国で2月11日に公開された。

記者 : シン・ソウォン