ソン・イルグクからキム・サンギョンまで、大河ドラマ「チャン・ヨンシル」に豪華俳優が集結

TVREPORT |

写真=TVレポート DB
KBS 1TV大河ドラマ「チャン・ヨンシル」が主な登場人物のキャスティングを完了した。ソン・イルグクからキム・サンギョンまで、期待のできるキャスティングだ。

ソン・イルグクは「チャン・ヨンシル」でチャン・ヨンシル役で早くから出演を決めた。キム・サンギョンは世宗(セジョン)役で出演する。

ソン・イルグクが演じるチャン・ヨンシルは朝鮮時代の天才科学者として、測雨器(チュグギ、雨の降雨量を測定する装置)や水時計を発明した偉人だ。キム・サンギョンは朝鮮王朝第4代の王で、チャン・ヨンシルに測雨器などの科学器具を製作し、民の生活に実質的に助けになる文化政策を推進した。

ソン・イルグクは“時代劇専門俳優”と呼ばれるほど、時代劇で活躍している。「海神-HESHIN-」「朱蒙(チュモン)」「風の国」など、ソン・イルグクが出演する時代劇はすべて成功した。キム・サンギョンは2008年、「大王世宗」ですでに世宗役を演じたことがある。8年ぶりに彼の2度目となる世宗がどのように表現されるかも関心の的だ。

パク・ソニョンは「チャン・ヨンシル」でソヒョン翁主役を演じる。彼女はチャン・ヨンシル役のソン・イルグクとラブラインを繰り広げる。ソヒョン翁主はチャン・ヨンシルの初恋。チャン・ヨンシルに出会う前に14歳のとき嫁いだものの、夫が亡くなった16歳にして未亡人となった。チャン・ヨンシルとの結婚は朝廷大臣たちの反対で叶わなかったが、永遠の愛を描く予定だ。

最近、MBC「嵐の女」で熱演したパク・ソニョンは「チャン・ヒビン」「王の女」以来、久しぶりの時代劇出演であるが、変わらぬ熱演を見せてくれるものと期待を集める。

演技派俳優といえばいつも思い浮かべるキム・ヨンチョルはイ・ソンゲ役に挑戦する。1973年劇団生活を通して演技に入門し、40年を超える演技活動を続けてきたキム・ヨンチョルにとってもイ・ソンゲは挑戦だ。ただ、「太祖王建」「王女の男」「刀と花」で王を演じ、線の太い演技を見せてくれたキム・ヨンチョルが完成させるイ・ソンゲの姿に関心が集まっている。

チョン・ハニョンは「チャン・ヨンシル」でファン・ヒ役を演じる。今回の作品でチョン・ハニョンは時代劇に初挑戦する。従来、ファン・ヒ役をたくさんの俳優が演じたが、チョン・ハニョンの描くファン・ヒはどんなものになるか、期待を集める。

ソン・ビョンホはハ・ヨン役にキャスティングされた。ハ・ヨンは朝鮮の安全のためなら何でもできる一途な性理学者。世宗をもっとも大切に思いながらも、世宗がしようとすることを強く懸念し、反対するキャラクターだ。ソン・ビョンホは最近「ミセス・コップ」で鳥肌の立つ熱演を披露し、演技力を見せつけた。「チャン・ヨンシル」ではどんな演技でキャラクターを表現するか期待を集める。

イ・ジフンはチャン・ヨンシルの従兄弟チャン・ヒジェを演じる。チャン・ヒジェはチャン・ヨンシルを嫉妬する野望男で、イ・ジフンが欲の多いこのキャラクターをどのように表現するか注目が集まる。

ソ・ヒョンチョルはおしゃべりでほら吹きであるが、良く当てる占い師チェ・ボク役を演じる。多数の演劇経歴を持っている彼は、SBSの時代劇「六龍が飛ぶ」でもチャン・サムボン役で出演し、視線を集中させた。「チャン・ヨンシル」ではどんな存在感を示すかも関心の的だ。

「チャン・ヨンシル」はKBSが初めてチャレンジする歴史科学ドラマだ。儒教だけが世界の秩序とされていた時代に、賤出(下女・遊女出の妾から生まれた子孫)として生まれ、一生を奴婢で生きる運命だったが、宮に入って15世紀朝鮮の科学技術を世界最高にする天才科学者チャン・ヨンシルの一代記を描く予定だ。全24話で、韓国で来年1月から放送される。

記者 : イ・ウイン