RAINBOW ヒョニョン「初のキスシーン、激しくて傷だらけになりました(笑)」

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写真=パク・ジュニョン
ガールズグループRAINBOWとして2009年にデビューし、ユニットRAINBOW PixieとRAINBOW BLAXXにより少しずつ変化を試みた。そして今は2本の作品に出演し、立派な女優に生まれ変わった。91年生まれ。今年で24歳になったヒョニョンの芸能界での奮闘はもちろん今も続いている。


酒に酔った演技、癇癪を起こす演技は立派だったと言われた

昨年下半期に放送されたMBC every1「恋する下宿24番地」に続き、今年tvNのシーズン制ドラマ「ブッとび!ヨンエさん14」に出演し、女優活動を続けているヒョニョンは厳しい撮影にもかかわらず、満面の微笑みを浮かべていた。「幸せな毎日だ」と本人は言う。

「演技はずっと前からしたいと思っていました。でも、(グループに)メンバーも多いし、すでに演技を始めたメンバーもいたのでなかなか機会がなかったです。そうしているうちに機会が2回も訪れました。今ですか?嬉しくて幸せです。毎日が楽しいです。それに『ブッとび!ヨンエさん』は全シーズンを全て見るほど本当にファンでした。撮影直前まで私がそこに出演するだなんて信じられないほどでした」

最初の作品では自身の演技をモニタリングすることさえ(本人の表現によると)「鳥肌が立った」と言ったヒョニョンは、今は放送後、モニタリングをして演技の先生に評価してもらい、足りなかった部分をチェックすることに慣れた。

「最初は本当に何も分からず始めたので、そのときよりは今の方が少し良くなったのではないかと思います。モニタリングをしたら確かに演技に足りない部分が見えてきました。残念なヶ所が多かったです。『これを直さなければならない』と思うようになりました。たまに演技の授業を受けていますが、放送が終わると必ず先生に連絡します。賞賛ですか?『お酒を飲む演技』『癇癪を起こす演技』は褒めてもらいました。日常の演技はとても上手で、これ以上教えることがないとおっしゃいました(笑)」

写真=「ブッとび!ヨンエさん14」「ラジオスター」放送画面キャプチャー

初のキスシーン、RAINBOWメンバーは“ククク”の連発

ヒョニョンが演じる劇中の人物チョ・ヒョニョンは、お酒が非常に好きで時々酒に酔った姿が登場する。多少不思議に思えたのは、彼女が実際にお酒が飲めない体質だということだった。それでヒョニョンは、RAINBOWメンバーのうちの一人を思い浮かべながら参考にしたという。

「メンバーの中に酒癖の悪い、これ匿名でいいですよね?前に宿舎に住んでいたとき、その姉さんが酒に酔った姿をよく見ました(笑) とてもテンションがあがっていましたが、演技をするときにそのとき見た姿を少し参考にしました。ボーカルラインです。これ以上は内緒です!宿舎での生活が終わって別々に暮らすようになりましたが、今もグループチャットで会話が絶えないです。たまに携帯を見たら新しいコメントが100個を超えるときもあります。特にこの頃、演技をするのを見ながら色々と話します」

RAINBOWメンバー以上に、人々の間でも「ブッとび!ヨンエさん14」の放送前後は常にヒョニョンが話題になった。特に泥酔後、パク・ドゥシクとキスをして一夜を過ごすシーンはホットな話題となった。ポータルサイトのリアルタイム検索ワードにはヒョニョンの名前が頻繁に登場した。

「グループチャットも盛り上がりました(笑) “ククク”だらけでした(笑) 予め話しておきましたが、みんな『そこまでするとは思わなかった』という反応でした。人生初のキスシーンでとても緊張しました。頭の中は真っ白になったし、ただ台本に書いてある通りにしました。『激しく』となっていましたので。でも、ドゥシク兄さんのひげが伸びていてとても痛かったです。唇の周りが赤く腫れて……キスはこんなに激しくしてはいけないと思うきっかけになりました。傷だらけのキスでした(笑)」

写真=パク・ジュニョン

セクシーなイメージ、演技アイドルというレッテル…乗り越えるべき山

デビュー7年目のガールズグループだが、新人女優としてヒョニョンにはまだ乗り越えなければならないハードルが多い。まずは、ガールズグループとしてのセクシーなイメージをいつかは自ら乗り越えなければならない。女優なら様々な演技を見せなければならないためだ。ただ、彼女は“セクシー”なイメージが“切り捨てるべきイメージ”とは思わないと繰り返し強調した。

「最初にセクシーなイメージをアピールしたときは悩みも多かったです。こんなイメージが固まってしまうのではないか。違うイメージをお見せしたいと思ったことも事実です。でも、今は少し違います。一つのイメージでも一応誰かに覚えてもらうことはいいことだと思います。セクシーなイメージで印象に残りましたが、ひとまず知ってもらえた後から他に良い姿を見せる機会にも恵まれると思います」

ヒョニョンが乗り越えるべきもう一つのハードル。それは通常、アイドルが演技に挑戦する度に言われる“演技アイドル”というレッテルだ。今はみんなに認められる演技アイドルが多数いるし、業界でも演技を始めた演技アイドルと新人俳優を区別しない雰囲気だと言われるが、依然として厳しい視線にさらされることもある。しかし、デビュー7年目のヒョニョンはすでに様々な視線に慣れていた。

「『演技アイドル』というレッテルはどうしようもなく、当たり前だと思います。演技だけ勉強されてきた方も多いので、先入観を持って見られるのは当たり前だと思います。本当にアイドルの中でも演技のことについて真剣に考え、一生懸命に努力する人々が私を含めてたくさんいます。最初は先入観があっても、いいと思えたら実力や演技力で評価してくださる方が増えると思います。一生懸命努力して『よい女優だ』と評価してもらいたいです」

写真=パク・ジュニョン

目標は“画用紙のような女優”…ロールモデルはハ・ジウォン

デビュー7年目になるヒョニョン。彼女がこれから歩む7年後の道のりはどうなるのだろうか。歌手はもちろん、女優としても人々に認めてもらいたい。一つ追加すれば、“画用紙”のような女優になることだという。つまり、ただ“セクシー”なイメージだけというより、役柄によって色が変わるカメレオン女優になりたいと説明する。

「30代もたぶんこの仕事を続けていると思います。歌を歌って演技をすることです。カメレオンのような女優、画用紙のような女優になるのが目標です。画用紙には何を描くかによってイメージが変わるじゃないですか。私の顔もメイクする前はただの画用紙みたいです(笑) そのように清純さも、セクシーさも、可愛さも、時には残酷さもこなせる女優になりたいです」

ロールモデルは女優ハ・ジウォンで、共演したい俳優はソ・ジソブだという。

「『チェオクの剣』から作品を全て見ました。どんな役でもキャラクターに合わせてこなしながらも、自身だけの個性を失わないその姿を見習いたいです。キャラクターにもにじみ出ていますが、自身だけの中心をしっかり掴めている感じがします。共演してみたい俳優はソ・ジソブさんです!雰囲気が違います。テレビを見ているだけでオーラが感じられるほどで、最初から惚れました。そうです。理想のタイプもソ・ジソブ先輩です(笑) もし共演する機会にめぐり合うことができるなら、恋愛ものがいいでしょう」

記者 : パク・ヒョンミン