制作会社名で映画のジャンルが分かる?…「10人の泥棒たち」から「少女怪談」まで
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写真=映画「少女怪談」スチール
制作会社の名前だけで映画のジャンルが分かる?ここ数年間、特定のジャンルを専門にする制作会社が増えており、注目されている。ケイパーフィルムの「10人の泥棒たち」、サナイピクチャーズの「新しき世界」が代表的な例だ。
10人の泥棒たちがダイヤモンドを盗む物語を描いた映画「10人の泥棒たち」の制作会社の名前が映画のジャンルを説明しているのだ。ケイパーフィルム(caper film)とは“何かを盗む物語”を描いた映画ジャンルを指している。
色濃い男たちの世界を描いた「新しき世界」から一人の男の純粋な恋を描いた「男が愛する時」まで、男たちを主人公にし、観客を虜にしたサナイ(男)ピクチャーズも制作会社の名前が映画のジャンルを物語っている。
さらに7月3日公開予定の感性ホラー映画「少女怪談」(監督:オ・インチョン)も韓国唯一のホラー映画専門の制作会社であるゴーストピクチャーズが制作し、注目を集めている。
「少女怪談」は、幽霊が見える一人ぼっちの少年が記憶を失った少女の幽霊に出会い、友情を築きながら学校にさまよう血のついたマスク幽霊とクラスメイトの連続失踪事件、そして少女の幽霊に関する秘密を解いていく映画だ。
2012年、創立作品「二つの月」でホラー映画ドリームチームの格別な専門性を誇り、その始まりを告げたゴーストピクチャーズは2014年初のホラー映画「少女怪談」を通して、1ランクグレードアップしたホラー映画を制作する。
特にホラーのために集まった“ドリームチーム”といえる制作陣の経歴も華麗で、ホラー小説「韓国恐怖文学短編選」「イフ」「幽霊伝」を執筆し、ホラー映画「コックリさん」「二つの月」のシナリオを書いたイ・ジョンホ脚本家が「少女怪談」のシナリオを担当し、クリエイティブで奇抜な想像力を発揮した。
また「少女怪談」はホラージャンルの短編映画を着実に演出し、ホラー映画専門監督としての地位を固めている韓国映画界の新人オ・インチョン監督の初の長編映画デビュー作として、さらに期待を集めている。
このようにホラー映画専門制作会社と脚本家、監督が参加した映画「少女怪談」は、一風変わった感性的なホラーで韓国で今年夏の公開と同時に映画館を掌握すると見られる。
記者 : キム・スジョン