indigo la End、初の韓国公演が大盛況!現地ファンの悲鳴のような歓声&大合唱も
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小雨が降る雨模様の中、会場のmusinsa garageの前には先行物販を求める観客で長蛇の列が出きていた。この日の公演は事前の想定を遥かに超える反響を呼び、ほぼ全ての来場者が韓国現地のオーディエンスとのこと。musinsa garageは、直近でもカネコアヤノ、坂本慎太郎、betcover!! といったオルタナティブな日本人アーティストが出演を予定しており、中規模なライブハウスが少ない韓国・弘大地区にあって貴重な存在となっている場所だ。indigo la Endとしては2019年の中国ツアー以来の海外単独公演となり、期待値の高さからか、会場は熱気を帯びていた。
おなじみのSEであるDisclosureの「F For You」が流れ、観客からの割れんばかりの大歓声とともに、メンバーがステージイン。本編はアルバム「幸せが溢れたら」収録の「ワンダーテンダー」からスタート。イントロが鳴った刹那、会場の熱が急激に上がる。画一的なアクションが多い日本のオーディエンスとは異なり、それぞれが自由なスタイルで、かつ強烈な熱量を持ってライブに参加していた。
「想いきり」「悲しくなる前に」「秋雨の降り方がいじらしい」と続け、韓国人ラッパーpH-1とコラボした「ラブ(feat. pH-1)」を披露。残念ながらpH-1との共演とはならなかったが、観客も大歓声で応えた。「夜汽車は走る」「夜漁り」に続き、indigo流ファンクネス「夜風とハヤブサ」を披露すると、観客のボルテージは天井知らずに上がっていった。
その後「夜行」「チューリップ」「通り恋」「プルシュカ」「雫に恋して」「夜明けの街でサヨナラを」と立て続けにパフォーマンス。各メンバーのスキルフルな演奏が全面にフォーカスされる「実験前」では、メンバーの一挙手一投足に、悲鳴にも近い歓声が送られた。
代表曲である「名前は片想い」「夏夜のマジック」と続けて披露したが、どちらの楽曲でもこの日一番の大合唱が巻き起こり、来韓を待ち続けたオーディエンスの期待と、それに見事に応えたバンドの意気込みが合致し、素晴らしい空間が完成。8月の「仁川ペンタポートロックフェスティバル」ではサークルピットが形成された「晩生」で、狂乱のカオスを生み出して本編は終了。
騒然とした空気の中で、アンコールのコールも、強烈な熱量とボリュームで繰り返される。駆け足でステージに戻ってきたメンバーは、改めて謝辞を示し、結成初期のレア曲「billion billion」「夜の恋は」と続け、アンコールが終了。大きな達成感とともに、韓国2daysが幕を閉じた。
言葉が通じない分、フィジカルにパフォーマンスを楽しまざるを得ない環境にある中で、卓越したスキルと多彩な楽曲群で、まさしく“ライブバンド”としての完璧な姿で魅了。韓国のオーディエンスの心に深く刻まれただろう二日間を経て、次の展開への期待を高めた。
■公演情報
「indigo la End Live in Seoul」
公演日時:2024年11月15日(金)、11月16日(土)
会場:ソウル・弘大(ホンデ) musinsa garage
【セットリスト】
◯11月15日(Day1)
1.カンナ
2.想いきり
3.悲しくなる前に
4.秋雨の降り方がいじらしい
5.ラブ(feat.pH-1)
6.夜汽車は走る
7.夜漁り
8.夜風とハヤブサ
9.ラッパーの涙
10.チューリップ
11.通り恋
12.夜光虫
13.雫に恋して
14.夜明けの街でサヨナラを
15.実験前
16.名前は片想い
17.夏夜のマジック
18.晩生
<En>
ハルの言う通り
夜の恋は
◯11月16日(Day2)
1.ワンダーテンダー
2.想いきり
3.悲しくなる前に
4.秋雨の降り方がいじらしい
5.ラブ(feat.pH-1)
6.夜汽車は走る
7.夜漁り
8.夜風とハヤブサ
9.夜行
10.チューリップ
11.通り恋
12.プルシュカ
13.雫に恋して
14.夜明けの街でサヨナラを
15.実験前
16.名前は片想い
17.夏夜のマジック
18.晩生
<En>
billion billion
夜の恋は
■関連リンク
indigo la End オフィシャルサイト
記者 : Kstyle編集部