“笑うことが難しい状況”…「無限に挑戦」「ランニングマン」「魔女狩り」など相次いで収録をキャンセル
TVREPORT |
写真=KBS、MBC、SBS、tvN、JTBC
バラエティタレントの心も凍りついた。旅客船セウォル号沈没事故の発生から6日目、地上波3社および総合編成チャンネル、ケーブルチャンネルの代表バラエティ番組の収録が相次いでキャンセルされている。真っ先に収録をキャンセルしたのはMBCバラエティ番組「無限に挑戦」だ。17日、「スピードレーサー」特集に参加するために集まった制作陣は、「笑って収録を行うことが難しい」というメンバーたちの意見を尊重し、その場で解散した。24日に行われる予定の収録もまだ再開が不透明な状態だ。
SBSバラエティ番組「ニュー!日曜日は楽しい-ランニングマン」(以下「ランニングマン」)と「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」(以下「ヒーリングキャンプ」)も収録を急遽キャンセルした。「ランニングマン」は21日と22日の2日間予定されていた収録をキャンセルし、「ヒーリングキャンプ」は何年も力を入れて出演交渉してきたゲスト、イ・ジアとの収録を急遽延期した。
総合編成チャンネルJTBCの代表バラエティ番組「魔女狩り」も毎週月曜日に行われる収録をキャンセルした。21日の収録をキャンセルし、整備をすることにした。また、ケーブルチャンネルtvNの「SNL KOREA」と「コメディビッグリーグ」も今週予定されていた収録を急遽キャンセルした。
地上波、総合編成チャンネル、ケーブルチャンネルなど全てのバラエティ番組が放送休止に留まらず、収録をキャンセルすることで哀悼の意を表している。スケジュールに支障が出ることよりも、哀悼の意を表す方が先だというのがテレビ局の立場だ。23日に収録が予定されているMBC「黄金漁場-ラジオスター」の制作陣も収録するかどうかについて会議中であることが分かった。
あるテレビ局の関係者は「今回のセウォル号の事故は韓国の国家的、全国民的災害だ。このような状況の中でバラエティ番組の収録を行うことは情緒上合わない。出演陣も笑いを与えることが難しい状況だ。もちろん、テレビ局のスケジュールに支障が生じるのは事実だが、それは重要ではない。バラエティの目的が笑いであるのに、今韓国国民は笑える状況ではない。遺族に哀悼の意を捧げることが優先だ」と伝えた。
16日午前9時ごろ、全羅南道(チョンラナムド)珍島(チンド)付近の海上で仁川(インチョン)発済州(チェジュ)行きの旅客船セウォル号が沈没する事故が発生した。現在も引き続き救助作業が行われている。
記者 : キム・ジヒョン