出演者自殺の「チャク」廃止決定後も終わらない議論…遺族側“疑惑を解決して欲しい”

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写真=SBS
一般人出演者の死亡事件で廃止を決定したSBS「チャク」。しかし、番組廃止とは別に依然として事件は迷宮入りした。遺族は直筆メッセージを通じて「疑惑を解決して欲しい」と立場を明かした。

9日、「チャク」出演中に死亡したJさんの母は直筆メッセージで作成した遺族側の立場をマスコミに公開した。

8日、警察がJさんの携帯電話のメッセージとSNS内容を公開し、「自殺の動機がない」と発表したことに納得できないというJさんの母は「番組に出演していた子が出演中になぜ苦しみ、死を選んだのかを明かしたい」と伝えた。

これを受け、捜査を担当している済州島(チェジュド)西帰浦(ソグィポ)警察署側は「『チャク』出演者の死亡事件について様々な角度から操作を行っている」とし、「明日(10日)午前、ブリーフィングを通じて操作の進行事項を説明する予定だ」と話した。

5日深夜2時30分ごろ「チャク」の撮影地だった済州島のあるペンションで出演者のJさんが死亡したまま発見された。発見当時、Jさんはトイレでドライヤーのコードで首を絞め、死亡していた。警察はこの事件を自殺と推定した。

この日の午前は「チャク」撮影の最後の選択だけを控えている状況だった。そのため、多くの人々は撮影過程で問題があったのではないかと疑問を抱いた。特にJさんが死亡する前に携帯電話のメッセンジャーで知人とやり取りしたメッセージに「撮影が大変だ」「同じ回の出演者たちも私が一番打撃が多そうだと言っていた」「気を使いすぎたか頭が痛くて、吐きそうだ」などの内容が含まれており、疑惑はさらに大きくなった。

これを受け西帰浦警察署は、死亡したJさんが亡くなるまでの状況が盛り込まれた「チャク」の撮影分量の全量提出をSBSに要求した状態だ。また、Jさんが出演過程で制作陣の強圧によって出演したのか、「チャク」の制作陣を参考人として呼び、調べる計画だ。

記者 : チョ・ヘリョン