Vol.2 ― 放送終了「キレイな男」輝きを放った、それぞれのキャラクター

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写真=KBS 2TV「キレイな男」スクリーンショット
KBS 2TV水木ドラマ「キレイな男」(脚本:ユ・ヨンア、演出:イ・ジェサン、チョン・ジョンファ、シン・ヨンフィ)が主人公たちのハッピーエンドを描き、今月9日全16話で幕を下ろした。

初回の視聴率(ニールセン・コリア、全国一日基準6.3%)が自己最高視聴率であるほど苦戦したこのドラマが、それでも確実に残したものがある。それはキャラクターだ。綺麗な男トッコ・マテならびにキム・ボトン、チェ・ダビデ、ホン・ユラなど「キレイな男」に登場するキャラクターのほとんどが個性があふれ、愛らしいと評価されたのだ。

マテは生まれながらにして注目を集めるしかない優れたルックスの持ち主。しかし、ベジタリアンといいながらカルビが好きで、常識が足りない姿はマテの“ギャップのある魅力”だ。浮気者のようにたくさんの女性に会うが、決して俗物ではない、誰よりも純粋な心を持つマテを演じたチャン・グンソクはマテの完璧さとヘタレな一面を自由に行き来し、“トッコ・マテ=チャン・グンソク”という評価を引き出した。

チャン・グンソクと同じく、キム・ボトンを演じたIUも役割に溶け込んだ自然な姿で生まれながらの演技者という評価を受けた。マテだけを見つめる一途な姿から、マテのためなら火にでも飛び込める単純な姿、チェ・ダビデの盲目的な恋に混乱する姿などボトンの様々な面をIUは、自分だけの方式で表現した。

チェ・ダビデ役のイ・ジャンウもまた、“チェ・ダビデ=イ・ジャンウ”と評価されるほどキャラクターと高いシンクロ率を見せた俳優だ。少し変わっているが、純粋で決して憎めないダビデの姿がイ・ジャンウが俳優として歩んできた道と似ており、キャラクターへの集中度を高めたという反応だ。特にボトンへの純粋で一途なダビデの恋は、出生の秘密のため葛藤していたマテの行動と対比され、多くの視聴者から支持された。

高貴なルックスから自分にそっくりなキャラクターであるホン・ユラを演じたハン・チェヨンもぴったりの役に出会ったという評価を受けた。ホン・ユラはハン・チェヨンでなければならない一致率を見せたキャラクターだった。娘への母性愛演技を注文したこともまた、「キレイな男」がハン・チェヨンが出産直後に復帰した作品という点で時宜にかなった選択だった。ハン・チェヨンの母性演技において出産前とは異なる真正性が感じられた。

また、「キレイな男」の後番組としてはSS501のリーダーキム・ヒョンジュン主演のアクションドラマ「感激時代:闘神の誕生」(脚本:チェ・スンデ、キム・ジンス、コ・ヨンオ、イ・ユンファン、演出:キム・ジョンギュ、アン・ジュンヨンン)が韓国で今月15日から放送される。

記者 : イ・ウイン