チョPD、平均年齢を高めるラッパーを目指して弛まずに歩く「簡単に諦める人に何かを見せたい」

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写真=TVレポート DB

23歳の時に発売した初めてのアルバムは韓国の音楽市場で大きな反響を呼んだ。そして相次いでアルバムを発売するうちに題材がどんどん無くなり、目の前に迫った状況をラップで表現する度に幅が狭くなった。だがトレンドがどんなに重要でも、自分に合わないものは選ばなかった。自信を持って行くことのできる方向に進むと、むしろ視野が広くなった。38歳のミュージシャン、チョPDは今日も元気に歩いている。

「1位に対する欲?平均年齢を高めるラッパーになる」

“チョPD=ヒップホップ第1世代”というタイトルがあるためか、今年8月に起こったヒップホップ歌手たちの批判曲戦争に僕が参加するかどうかに多くの関心が寄せられたが、個人的にはただ面白かった。実力のあるラッパーを新しく知ることにもなったし、対岸の火事のように眺めていた。僕にとってはまったく刺激にならなかった。自分の人生を生きることで忙しかった(笑) 彼らの気持ちは理解できるが、攻撃的な言い方や毒舌が女性には聞き苦しかったかもしれない。

Dynamic Duoがデビュー14年目にして初めて地上波の音楽番組で1位を獲得した。象徴的な結果だった。それだけヒップホップに対する視線が変わったのだ。僕は1位になった経験がたくさんあるので、もう1位になりたいとは思わない(笑) ただ、年を取ったラッパーでも現役で活躍できるということを見せたい。平均年齢を高め、簡単に諦める人たちに何かを見せてあげたい。僕が経験してきたことは良くも悪くも歌詞に反映されるような気がする。年を重ねながら見て、受け入れる幅が広くなった。


「Block Bで大きな経験をした。ToppDoggで新しくスタートする」

BIGBANG以来、アイドルグループは様変わりした。もはや若い年齢層のファンを相手にして簡単に成功することはできない。K-POPの先頭走者たちだ。僕もアイドルグループのレベルアップを念頭において企画している。ヒップホップとのコラボレーションだけでなく、それ以上の絵を描く。制作者と歌手の並行について考えたことはないが、僕はその二つをしっかりと分けて、二つとも十分にこなせると思う。

Block Bとの訴訟は韓国の紛争史上最もきれいに終わった。気持ちがとてもすっきりしている。一連の過程で僕が発端となった部分については申し訳ないと思っている。今は気楽に会える関係だ。戦い続けて良いことはない。

13人組で構成されたToppDoggはBlock Bを立ち上げた時とはまた違う。他のアイドルグループのメンバー全員が平均的に優れているとすれば、ToppDoggはそうじゃない。それぞれの専門分野がある。Block Bのコンセプトともまったく重ならない。すでに2年前から計画していたことだ。Block Bによる試行錯誤を通じてたくさんのことを学んだ。


「責任感の強いチョPD、社長、そしてお父さん」

人々は歌手じゃない時のチョPDを知りたがるが、会社にいる時の僕は“チョPD社長”である。うちの会社に所属している練習生の親は僕を信頼して子供を預ける。家では家庭的だ。結婚後、生活がとても安定した。女性関係や賭博、麻薬などのことでスキャンダルになる部分がない(笑) 行動範囲が決まっている。ロボットのように生きていると考えれば良い(笑)

7歳と4歳になる息子がいる。長男は音楽や美術に才能があるが、次男はない。もし本人たちに音楽に対する興味があればその道を歩むこともできるだろう。しかし、誰かの2世だという肩書きが弱点になる。僕は音楽を肩越しで学んだ。レコーディング室の掃除からスタートして、楽器を借りて1つずつ勉強した。そうしないと上手くなることはできない。

計画していなかったことについては欲張らないし、あえて揉まれながら生きていく必要性を感じない。デビューしてから14年以上が経った。14年後には52歳になる。“52歳のチョPD”は想像したことがない。でもそんなに高い年齢ではないじゃないか(笑) 我々は現在の状況で3年、あるいは5年後を予想する。しかし、そのまま行くという保障はないし、僕も簡単に行くことができるなんて豪語しない。

記者 : キム・イェナ