「せがれたち」出演者、ギャラ未払いに悲痛の声…制作会社代表は“海外に逃亡”

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写真=MBC

生活に困る俳優たちはどうする?対策を考えてほしい

女優ナ・ムニをはじめ、同僚俳優らがギャラ未払い問題について声を上げた。ソウル汝矣島(ヨイド)国民日報CCMMコスモホールで19日午後に行われた緊急記者会見に、MBCドラマ「せがれたち」に出演したナ・ムニ、ハン・ヨンス韓国放送演技者労働組合(以下「韓演労」)委員長、俳優キ・ジョンスなどが参加した。

同記者会見は「第2回放送演技者フォーラム」の開催前に行われた。ハン・ヨンス委員長は「懸念していたことがまた起きた。ギャラ未払い問題が史上最高記録を更新する直前に来ている。『せがれたち』にも同様の事態が起きた」と話した。

韓演労の資料によると、現在まで放送局3社のドラマの未払い総額は約42億7400億ウォン(約2億851万円)ほどだ。そのうち『せがれたち』に出演した俳優に支給されなかった金額は7億342万9453ウォン(約5928万円)だった。出演した俳優の中には同金額を予め受け取った者もいるが、そうでない者もいた。

ハン・ヨンス委員長は「43億ウォンに近い出演料の未払い問題は、公営放送や地上波放送が作っている。(MBCは)財務構造も確認されていない新生制作会社に制作を一任した。現在知っている限りでは、制作会社の代表が海外に逃げたとのことだ」と状況を説明した。

続いてハン・ヨンス委員長は「(MBCでは)我々にこれまで支給した金額まで遡及し、賃金を10%下げようと話している。これは、事実上残りの出演料を支払わないという立場だ」と付け加えた。

現場に出席した女優ナ・ムニは「お金だけ待ってたのにお金はくれないし、よい趣旨の行事なので参加した。私たちみたいな俳優は、もらえる金でもあるが、もらえる金がない人もいる。何回しか出演しなかった人たちは生活のためにお金をもらわなければならないが、一銭ももらっていない。一緒に対策を考えたい」と残念な気持ちを表現した。

同日の緊急記者会見には女優のソヌ・ヨンニョ、イ・ソンジェ、イ・ミヌなども出席する予定だったが、スケジュールの都合で出席しなかった。突然の不参加に韓演労は「MBCの圧力があったのではないかと見ている」と意見を伝えた。

記者 : イ・ソンピル