「チャン・オクチョン」チャン・オクチョンが宮廷入り、本格的な第2ラウンドの開始

10asia |

SBS月火ドラマ「チャン・オクチョン」第6話 夜10時放送

ストーリー

母親と清国に逃げようとしたチャン・オクチョン(キム・テヒ)は、チョ・サソクの妻が送った人たちに捕まってしまった。チョ・サソクを訪ねたチャン・オクチョンは、母親を賤民(最下層の階級の身分)から良民にすることを条件として宮廷女官になると誓う。一方、無事に生き残り、帰ってきたイ・スン(ユ・アイン)は、ホ・ジョク(キ・ジュボン)を呼び出し、襲撃されたことを調査して証拠を見つけるように命じだ。福城君(ポク・ソングン:朝鮮王朝第11代王の妾の息子、イ・ヒョンチョル)とホ・ジョクは、イ・スンの暗殺が失敗に終わり、別の計略を企てる。チャン・ヒョン(ソン・ドンイル)はチャン・オクチョンを返してもらうためにチョ・サソクを訪ねるが、すでにその場を去った後だった。チャン・オクチョンを追ったチャン・ヒョンは、以前宴会でチャン・オクチョンと話していた男性がイ・スンであることに気が付いた。

レビュー

「チャン・オクチョン」が本格的に展開しはじめた。チャン・オクチョンとイ・スンの幼い時の心の傷と運命的な出会いを説明していた序盤が終わり、チャン・オクチョンはファッションデザイナーとしての姿を見せ、士大夫から圧迫される皇太子イ・スンは王になることを意識していた。第6話は、チャン・オクチョンが宮廷に入ることで本格的な物語が展開された。チャン・オクチョンに女官になることを決心した理由を聞くチョ・サソクに、「私を立ち直らせたのは、新たなチャンスを掴めるかもしれないという希望があったからだ」と答えた。王室の最高の衣装を作って権勢を振るいたいと、王様の身近で衣装を作ることより、王様の寝室に行きたいとお願いした。チョ・サソクの妻に対し、宮廷に入る理由は、王の夜伽を務めるためだと声を張り上げながらも自分の力で権力を掴みたいという望みを諦めなかった。

これまでチャン・オクチョンは偶然を装ってイ・スンに近づき、チャン・ヒョンの権力から必死で抜け出そうとした。しかし、チャン・オクチョンがチョ・サソクと手を結ぶことで女官となり、状況は変わった。チャン・オクチョンは、チョ・サソクと大妃(先代の王の妃)という新たな後援者ができ、イ・スンとチャン・オクチョンの運命的な出会いに気付いたチャン・ヒョンは、新たな計略を立てた。何よりもチャン・オクチョンは、自分の力で足手まといとなる身分階級から抜け出すことを決意する。チャン・オクチョンがチョ・サソクの妻に近い将来、王の夜伽を務めることになったら、その恩恵を忘れないと言ったのは、これまでの屈辱を忘れないという宣言でもあった。その上、チャン・オクチョンの兄であるヒジェと幼い時の友達であり、チャン・オクチョンのことを嫉妬していたジャギョンと遭遇した。

このように、過去に散らばっていた縁やチャン・オクチョンの後援者をはじめ、舞台の裏側にいた人々が一人二人と集まることで、新たな葛藤が起こることが予想されている。これからがより大事である。チャン・オクチョンは、はっきりとした目的を持って行動し、欲望に目覚め、イ・スンとの距離が非常に縮まった。張禧嬪(チャン・ヒビン)で最も興味深いストーリーは、いつも宮廷の深いところから始まった。これにより、これから本格的な第2ラウンドが始まるかどうかが期待される。

仲間たちとおしゃべりするポイント

―「今日は、他の人たちのためにここまでにしよう」と言うイ・スンの親孝行の心はとても素晴らしいが、本当に酷い主人だ。
―イ・スンとホ・ジョクの将棋は、まるで武芸の達人たちの戦いを見ているようだった。お互いに大事なものを一つずつ出しながら、激しい心理戦が繰り広げられている。
―初日から汚水を浴びせるなんて、どこでもいじめが問題である。

記者 : キム・ウンヨン(テレビレビューアー)、翻訳 : チェ・ユンジョン