コン・ユにユ・ジェソクまで…深刻なスター成りすまし、対策はないのだろうか

OSEN |

コン・ユからユ・ジェソク、少女時代 スヨンまでオンライン上で自身に成りすますネットユーザーにより被害を被る有名人が増えている。すでに多くのスターたちが警告文を掲載したり捜査を依頼するなど対応しているが、被害はなすすべもなく増える一方だ。

俳優コン・ユは、最近カカオストーリー(SNSアプリの一つ)に生成された成りすましアカウントにより当惑することになった。コン・ユの本名コン・ジチョルという名で開設されたカカオストーリーには、プライベートな写真に見える彼の写真が複数枚掲載され、成りすました人は自分がコン・ユであるかのようにコメントに返信まで残した。

成りすましの被害にあった有名人は、コン・ユだけではない。

お笑いタレントのキム・ジュンヒョンもやはり、最近Facebookに開設されたアカウントで困惑した。そのFacebookアカウントは、ファンページであることが明らかになったが、まるでキム・ジュンヒョンが投稿しているような混乱を与え、所属事務所はこれによりキム・ジュンヒョンのイメージが歪曲されることに対する懸念を示した。

“国民のMC”と呼ばれるユ・ジェソクは、最近自身の名前でできたFacebookアカウントで大変な目にあった。これを受けユ・ジェソク側は先月26日OSENとの取材で「注意が必要だ」と成りすましFacebookが起こしうる混乱に対する懸念を示した。

成りすましの被害が単純にファンを勘違いさせる程度で終わるなら幸いというものだ。深刻な場合、成りすました人は悪質的な投稿やスターたちのイメージを害する内容のメッセージで、実質的かつ深刻な被害を与えている。その上、ファンがこれを信じ成りすました人と物理的に接触する事態にまで至れば、深刻な二次被害を発生させる可能性まである。

放送終了したtvNドラマ「応答せよ1997」に出演した俳優イ・シオンは、先月31日午前自身のTwitterに「誰かが僕に成りすましてカカオトークIDを作って、チョン・ウンジ(Apink)やホヤ(INFINITE)など芸能人の知人たちを弄んでいるという話を聞きました」というコメントを掲載した。誰かがイ・シオンの名前で他の芸能人に近づいたということだ。

グループAFTERSCHOOLのリジも、先月深刻な被害にあった。リジに成りすました人は同僚の芸能人に「気に入って連絡した」と意図的に近づこうとまでし、リジのイメージを深刻に害した。これにリジは自身のSNSで「私に成りすまさないでください」と警告した。

この他にも成りすまし被害に遭った有名人の名前は、いちいち上げることができないほど大勢いる。グループ少女時代のスヨン、お笑いタレントのパク・ジソン、SUPER JUNIORのウニョク、俳優のイ・グァンス、ムン・グニョン、アーティストのチェ・リナ、放送人のサユリ、スター講師のキム・ミギョンまで、様々な分野の有名人が自分に成りすました人たちによって困惑した。

にも関わらず、確実な対策はない状況だ。具体的な被害事例がないため司法的に対応することもできず、SNSアカウントから成りすました人たちを強制脱会させたり、変更させるすべも全くない。

コン・ユの所属事務所SOOPエンターテインメントはこの日OSENとの取材で「様々な方法を通じて対応しようとしたが、結論的には(成りすました)本人が退会する以外に方法はない状態だ。ファンたちが(コン・ユのカカオストーリーだと)あまりにも固く信じているが、リアルでも被害が発生するのではないかと心配だ」ともどかしい心境を表した。

日増しに深刻になっている有名人成りすまし。有名人をはじめとして、ファンにさらに大きな被害が発生する前に、予防と対策においてより具体的で実質的な方法が必要だと思われる。

記者 : チョン・ユジン