ラジオ「ボリュームを上げて」のDJを務めるユ・インナの幸せな一日に密着!
MYDAILY |
「今日も会いたかったです。KBS 2FMラジオ『ユ・インナのボリュームを上げて』のユ・インナです」
1995年4月3日、女優イボンをはじめ、約10年間韓国で放送されてきた「ボリュームを上げて」が9周年を迎えた。
ラジオDJのイボン以後、久しぶりに午後8時の聴取率1位を記録した6代目のラジオDJユ・インナ。2011年11月から「ボリュームを上げて」のDJを務め、1年でリスナーの耳を釘付けにした彼女の秘訣とは何だろうか。
ドラマのファンよりラジオのファンの方が少し愛しく感じるという6代目のラジオDJユ・インナの2013年3月27日の一日を追ってみた。
◆5時40分、KBSラジオ局に到着!
彼女は春の雰囲気が漂う服を着てKBS本館のラジオスタジオに入った。彼女は前もって収録の準備をしていた作家とプロデューサーに明るく挨拶を交わした。普段作家とはお互いのことを姉さん、インナちゃんと呼び合っているという作家とユ・インナは、お互いの服の乱れを直してあげたり、おしゃべりをした。
女優と作家の関係ではなく、実の姉妹のような関係についてユ・インナは「もっとも長い時間を共に過ごすのがラジオ番組の家族です。週に3回以上会っていますからね。ドラマの撮影前まではほぼ毎日生放送をやっていたので、家族よりももっとたくさん話したりしますね」と笑った。
二人はラジオブースの中で10分間、ラジオのスケジュールについて話し合った。作家がブースから出て一人になったユ・インナは、もう一度台本のチェックをして練習に励んだ。
◆6時、収録スタート
一人で台本チェックをしながら練習をしたユ・インナは、プロデューサーのキューサインと同時に収録を始めた。聴取率1位のラジオ番組のパーソナリティらしく、見事な進行をする彼女。リスナーからのお便りを読んでお祝いしたり、リスナーの代わりに怒ったりした彼女だが、心を込めたアドバイスも忘れなかった。
どこか寂しそうに見えるラジオブースのユ・インナは、番組の合間に流れる歌を口ずさんだり、リズムに合わせて体を揺らしたりした。
しかし、大きなブースの中で一人で進行しなければならない彼女の姿から寂しさを感じる。
「そうです。収録は寂しいです。でも、生放送はリスナーのお便りとか意見をリアルタイムで見られるので寂しくないです。リスナーと話し合っている感じなんですけど、収録はやはり一人でやっているような気がします」と語った。
途中、彼女は収録の中断を依頼した。リスナーのお便りに理解できない部分があると言った彼女は、作家と10分間話し合ってから収録を再開させた。ボールペンでチェックして収録したため、収録は思ったより早く終わった。
◆6時30分、木曜日のコーナーでは「アンティークが好き」の歌手Taru&コーヒー少年がゲスト出演
この日の収録は、翌日の3月28日(木曜日)に放送されるもの。前もって準備していた歌手Taruとコーヒー少年が合流し、ブースの中は活気に溢れた。ユ・インナのラジオDJと同じく1年間一緒に音楽をやってきたという彼らは、お互いの趣向や長所、短所までも知っているという。
ユ・インナは自分のことについて率直に語るTaruとコーヒー少年の話に耳を傾けて子供のように手を叩いて笑うなど、雰囲気を盛り上げた。真面目そうに見えるコーヒー少年とTaruは意外と面白かった。この日の収録は和気藹々とした雰囲気で終了した。
収録が終わってコーヒー少年は「実は僕、人見知りが激しいんです。そんなに面白い人間でもないですし。ユ・インナさんが僕から話を引き出してくれるんですよ。他のラジオ番組だったら、多分できなかったと思います」と語った。
◆7時45分、収録終了そして生放送の準備
収録を終えて寂しそうに見えたラジオブースから出た彼女。しかし、彼女は休む間もなく収録スタジオを出た。この日は見えるラジオで行われる生放送。ファンとより近くで触れ合うことのできるKBS本館のオープンスタジオへ向かった。
聴取率1位らしくオープンスタジオの外には10人以上のファンたちが集まって彼女を迎えた。10人のうち何人かはレギュラー出演することになったバンドDICKPUNKSのファンだったが、彼女のファンも少なくなかった。
◆8時、生放送スタート!
無我夢中で生放送の準備をし、ついに生放送の時間となった。「ユ・インナのボリュームを上げて」の主題歌が流れ、爽やかな彼女のオープニングトークが始まった。
彼女は収録より緊張すると思っていたが、むしろリラックスした様子だった。収録で食事もできなかった彼女は生放送の合間にキムパプ(韓国風海苔巻き)を食べて空腹をしのいでいると、それがモッパン(食べる番組)に見え、リスナーの笑いを誘った。
あるリスナーはショートメールで「インナさん、今食べているキムパプは何キムパプですか?」と聞いた。
この日、初めてレギュラー出演するバンドDICKPUNKSのメンバーたち。公開収録後、初めて会うため、ぎこちないと思っていたユ・インナと最後まで爆笑するなど、DICKPUNKSは和気藹々とした雰囲気でラジオ番組を終了した。
◆10時、生放送終了
見えるラジオの放送日にはいつもオープンスタジオに来てくれるファンたちがいる。ユ・インナは彼らに手を振りながら挨拶を交わした。収録と生放送の4時間、休まず話し続けた彼女だったが、番組が終わっても明るく微笑んでいた。
「私はリスナーたちの心を癒して慰めるべきなのに、番組が終わると、私の方が癒されている気がするんです。私の声から気持ちや体の調子が分かるみたいです。私がもっと気を配って応援しなければならないのに、凄く疲れていても収録が終わると笑っている自分に気づきます。ラジオは仕事って感じがしません。それでみんなラジオ番組のDJを狙っているんだなと思いましたね。私もラジオ番組のDJをやっている理由は一つです。幸せだからです」
本番前、「ユ・インナのボリュームを上げて」のホン・スニョンプロデューサーにラジオブースに入っているユ・インナについて聞いてみた。
彼はユ・インナについて「『ボリュームを上げて』は当代最高の女優をDJとして抜擢します。ユ・インナさんもその一人なんですが、1代目のDJイボンの人気を1年で再現しています。彼女と共に『ボリュームを上げて』が成長しているのです。ラジオを通じて癒されているというユ・インナさんを見て僕も遣り甲斐を感じます。ユ・インナさんは今後が期待される女優ですからね」と語った。
ラジオ番組のDJとして今後が期待されるというのは最高の褒め言葉ではないだろうか。ユ・インナを信じて聴く「ボリュームを上げて」の家族がいる限り、DJユ・インナは幸せでいられるだろう。
1995年4月3日、女優イボンをはじめ、約10年間韓国で放送されてきた「ボリュームを上げて」が9周年を迎えた。
ラジオDJのイボン以後、久しぶりに午後8時の聴取率1位を記録した6代目のラジオDJユ・インナ。2011年11月から「ボリュームを上げて」のDJを務め、1年でリスナーの耳を釘付けにした彼女の秘訣とは何だろうか。
ドラマのファンよりラジオのファンの方が少し愛しく感じるという6代目のラジオDJユ・インナの2013年3月27日の一日を追ってみた。
◆5時40分、KBSラジオ局に到着!
彼女は春の雰囲気が漂う服を着てKBS本館のラジオスタジオに入った。彼女は前もって収録の準備をしていた作家とプロデューサーに明るく挨拶を交わした。普段作家とはお互いのことを姉さん、インナちゃんと呼び合っているという作家とユ・インナは、お互いの服の乱れを直してあげたり、おしゃべりをした。
女優と作家の関係ではなく、実の姉妹のような関係についてユ・インナは「もっとも長い時間を共に過ごすのがラジオ番組の家族です。週に3回以上会っていますからね。ドラマの撮影前まではほぼ毎日生放送をやっていたので、家族よりももっとたくさん話したりしますね」と笑った。
二人はラジオブースの中で10分間、ラジオのスケジュールについて話し合った。作家がブースから出て一人になったユ・インナは、もう一度台本のチェックをして練習に励んだ。
◆6時、収録スタート
一人で台本チェックをしながら練習をしたユ・インナは、プロデューサーのキューサインと同時に収録を始めた。聴取率1位のラジオ番組のパーソナリティらしく、見事な進行をする彼女。リスナーからのお便りを読んでお祝いしたり、リスナーの代わりに怒ったりした彼女だが、心を込めたアドバイスも忘れなかった。
どこか寂しそうに見えるラジオブースのユ・インナは、番組の合間に流れる歌を口ずさんだり、リズムに合わせて体を揺らしたりした。
しかし、大きなブースの中で一人で進行しなければならない彼女の姿から寂しさを感じる。
「そうです。収録は寂しいです。でも、生放送はリスナーのお便りとか意見をリアルタイムで見られるので寂しくないです。リスナーと話し合っている感じなんですけど、収録はやはり一人でやっているような気がします」と語った。
途中、彼女は収録の中断を依頼した。リスナーのお便りに理解できない部分があると言った彼女は、作家と10分間話し合ってから収録を再開させた。ボールペンでチェックして収録したため、収録は思ったより早く終わった。
◆6時30分、木曜日のコーナーでは「アンティークが好き」の歌手Taru&コーヒー少年がゲスト出演
この日の収録は、翌日の3月28日(木曜日)に放送されるもの。前もって準備していた歌手Taruとコーヒー少年が合流し、ブースの中は活気に溢れた。ユ・インナのラジオDJと同じく1年間一緒に音楽をやってきたという彼らは、お互いの趣向や長所、短所までも知っているという。
ユ・インナは自分のことについて率直に語るTaruとコーヒー少年の話に耳を傾けて子供のように手を叩いて笑うなど、雰囲気を盛り上げた。真面目そうに見えるコーヒー少年とTaruは意外と面白かった。この日の収録は和気藹々とした雰囲気で終了した。
収録が終わってコーヒー少年は「実は僕、人見知りが激しいんです。そんなに面白い人間でもないですし。ユ・インナさんが僕から話を引き出してくれるんですよ。他のラジオ番組だったら、多分できなかったと思います」と語った。
◆7時45分、収録終了そして生放送の準備
収録を終えて寂しそうに見えたラジオブースから出た彼女。しかし、彼女は休む間もなく収録スタジオを出た。この日は見えるラジオで行われる生放送。ファンとより近くで触れ合うことのできるKBS本館のオープンスタジオへ向かった。
聴取率1位らしくオープンスタジオの外には10人以上のファンたちが集まって彼女を迎えた。10人のうち何人かはレギュラー出演することになったバンドDICKPUNKSのファンだったが、彼女のファンも少なくなかった。
◆8時、生放送スタート!
無我夢中で生放送の準備をし、ついに生放送の時間となった。「ユ・インナのボリュームを上げて」の主題歌が流れ、爽やかな彼女のオープニングトークが始まった。
彼女は収録より緊張すると思っていたが、むしろリラックスした様子だった。収録で食事もできなかった彼女は生放送の合間にキムパプ(韓国風海苔巻き)を食べて空腹をしのいでいると、それがモッパン(食べる番組)に見え、リスナーの笑いを誘った。
あるリスナーはショートメールで「インナさん、今食べているキムパプは何キムパプですか?」と聞いた。
この日、初めてレギュラー出演するバンドDICKPUNKSのメンバーたち。公開収録後、初めて会うため、ぎこちないと思っていたユ・インナと最後まで爆笑するなど、DICKPUNKSは和気藹々とした雰囲気でラジオ番組を終了した。
◆10時、生放送終了
見えるラジオの放送日にはいつもオープンスタジオに来てくれるファンたちがいる。ユ・インナは彼らに手を振りながら挨拶を交わした。収録と生放送の4時間、休まず話し続けた彼女だったが、番組が終わっても明るく微笑んでいた。
「私はリスナーたちの心を癒して慰めるべきなのに、番組が終わると、私の方が癒されている気がするんです。私の声から気持ちや体の調子が分かるみたいです。私がもっと気を配って応援しなければならないのに、凄く疲れていても収録が終わると笑っている自分に気づきます。ラジオは仕事って感じがしません。それでみんなラジオ番組のDJを狙っているんだなと思いましたね。私もラジオ番組のDJをやっている理由は一つです。幸せだからです」
本番前、「ユ・インナのボリュームを上げて」のホン・スニョンプロデューサーにラジオブースに入っているユ・インナについて聞いてみた。
彼はユ・インナについて「『ボリュームを上げて』は当代最高の女優をDJとして抜擢します。ユ・インナさんもその一人なんですが、1代目のDJイボンの人気を1年で再現しています。彼女と共に『ボリュームを上げて』が成長しているのです。ラジオを通じて癒されているというユ・インナさんを見て僕も遣り甲斐を感じます。ユ・インナさんは今後が期待される女優ですからね」と語った。
ラジオ番組のDJとして今後が期待されるというのは最高の褒め言葉ではないだろうか。ユ・インナを信じて聴く「ボリュームを上げて」の家族がいる限り、DJユ・インナは幸せでいられるだろう。
記者 : イ・ジヨン、写真 : ソン・イルソプ