Vol.3 ― f(x) エンバ「T-ARA ウンジョンとの『SHOW CHAMPION』MCはラッキーでした」

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「面白いです」。f(x)のエンバがインタビューでよく言った言葉だ。

ケーブルチャンネルMBC MUSICの音楽番組「SHOW CHAMPION」のMCを担当するというニュースを聞いた時は驚いた。アメリカから来たエンバは、f(x)のメンバーたちの中でも韓国語が最も上手ではない。以前よりはずっと上手になったが、相変わらず「こぢんまりしている」という言葉にも頭の上にクエスチョンマークが出てくるメンバーで、このニュースを聞いた時は「ちゃんとできるのだろうか?」という心配が先立った。

しかし実際に番組を見ると、心配していたよりも“上手”だという気がしたし、片手に「SHOW CHAMPION」というマークが刻まれた小さな台本を持ったまま横に立ったMCのパートナーT-ARA ウンジョンと台本を休むことなく交換し、冷や汗を流す新米MCエンバの姿は面白かった。エンバは恥ずかしがりながら言った。

「まだ言葉は下手ですが、チャンスが来ればMCに挑戦してみたかったです。韓国語に自信がなくて、今までテレビ番組に出る度に静かにしていましたが、MCをしながら番組で私も自信ありげに話したかったんです。それでも漢字の混ざった言葉は相変らず難しいです。読むことが楽になるまで、ずっと台本を読んで覚えようと思います。それでも本当に面白いです」

韓国へ来た時は、語学学校に通いながら言葉を学んだ。f(x)では、ルナ、クリスタル、ソルリが常に横で会話を教えてくれた。MCを務める時は、ウンジョンがパートナーであり、先生だった。

「ジンクスがあるんですが、モニタリングをしながら自分がした間違いを見つければ、色々考えて周りの人々の意見を聞きます。それでウンジョンオンニ(お姉さん)と私はうまくやっているのか、ずっと意見を交わします。ウンジョンオンニは私が簡単に理解できるように、台本も修正してくれて、『エンバ、こんなふうに一回やってみて』と言いながら、たくさん教えてくれるんですよ。ウンジョンオンニは、ほぼ同時期にデビューしました。その後、ずっと仲良くしてきて、一緒にMCをするという話を聞いて嬉しかったです。オンニも私をよく知っているから気楽でしたし、私にとってラッキーでした」

ウンジョンとは、“司会進行しながらミスを出さない”という賭けをしている。ミス1回につき500ウォン(約43円)。「オンニは500ウォン、私は2000ウォン(約172円)くらい出しました。ハハ。罰金があるから、もっと一生懸命取り組まなければいけません!」

MCをしながら、後輩アイドルがやってきて挨拶される時は気持ちが良いが、「永遠に子供のようでいたいのに……」と、先輩になったことが少し悲しいと言い、後輩アイドルが歌った中で気に入った曲には「NU'ESTの『HELLO』とCRAYON POPの『Bing Bing』が、中毒性があります」と語った。ステージで出演歌手が歌を歌ってダンスをしている最中に、MCとしてじっと立って他の歌手たちのステージを見守っていなければならないことに対して「ぎこちないですね」と言い、「大変だけど、もっとよくなろうと努力しています。そして録画よりは生放送がもっと気楽です」と言いながら、新米MCらしくなく、“生放送体質”だと自慢した。

記者 : イ・スンロク