キム・ギュリ、映画「もう一つの約束」に出演…“社会問題への関心から”

TVREPORT |

女優キム・ギュリが映画「もう一つの約束」(監督:キム・テユン、制作:「もう一つの約束」委員会)に出演する。

複数の映画関係者はTVレポートとの取材で「キム・ギュリが『もう一つの約束』の出演を決めた」と伝えた。

同関係者は「普段から社会問題に関心の多かったキム・ギュリが、『もう一つの約束』のシナリオを読んで共感したという。意味のある作品であるだけに、快く出演の意志を伝えた」と付け加えた。

キム・ギュリの所属事務所であるコエンティエンの関係者は20日、TVレポートとの電話取材で「キム・ギュリが『もう一つの約束』の出演を口頭で決めた状態。様々な状況を検討した上で、来週には確定させる」と伝えていた。

「もう一つの約束」は高校卒業後、半導体工場で勤務し、白血病で死亡した故ファン・ユミ氏の実話を描いた作品だ。韓国で最も大きな半導体工場で働いていた娘のユンミ(イ・チョヒ)が白血病で死亡した後、父親のサング(パク・チョルミン)が半導体工場と娘の死に関係があるのではと疑問を抱いたことで展開されるストーリーを描いた映画だ。

2011年からシナリオの執筆を行ってきた「もう一つの約束」はパク・チョルミン、ユン・ユソンなどをキャスティングし、撮影場所の確定など事前作業も整っていたが、社会的に敏感な素材であるために投資家が見つからず、制作費の調達に難航した。

しかし、制作陣はクラウドファンディング(不特定多数の人がインターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うこと)を通じて観客の参加を促し、昨年12月までに2071人より1億1936万5000ウォンを(約1030万円)集めた。21日からは第2次クラウドファンディングを始め、残りの制作費を調達する予定だ。

「もう一つの約束」は現在事前作業中であり、キャスティングが終われば3月中旬にクランクインする。

記者 : チョ・ジヨン 写真 : ムン・スジ