「マイPSパートナー」ラブコメディの女王キム・アジュン、スクリーンに“再臨”

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3本のラブコメディで1000万観客を突破!2012年ラブコメディの女王はキム・アジュン

女優キム・アジュンが華やかな復活を告げている。「マイPSパートナー」で3年ぶりに韓国映画界に復帰したキム・アジュンが、過去2本の出演映画を合わせると、合計1000万人の観客を動員したことがわかった。名実ともに“ラブコメディの女王の再臨”と言える。

はじまりは、2005年に公開した映画「クァンシクの弟クァンテ」だった。キム・ジュヒョク、ポン・テギュと共演したキム・アジュンは、この映画で本を製本する芸術製本技能士として登場した。当時、キム・アジュンは冷たそうに見えるが繊細な面を持つ女性を演じた。

この作品でキム・アジュンはラブコメディの次世代スターとして注目を集め、一層浮上するきっかけとなった。そして、“自体発光(自ら輝くとの意味)美女”という修飾語を得たことで、彼女にとってその後の活動の大きな土台となった作品だ。当時「クァンシクの弟クァンテ」は243万人の観客を集め、興行面でも成功した。

また、キム・アジュンといえば思い出す最も代表的な作品は、その翌年に発表した「カンナさん大成功です!」だろう。鈴木由美子の同名漫画を映画化した作品で、韓国では原作を超えて映画がより多くの人気を集めた。それはキム・アジュンが演じたカンナという人物が魅力的であったからだ。異性が注目しそうにない容姿で、性格も消極的なカンナが歌を通じて自分をアピールするシーンはこの映画のクライマックスだった。

当時、キム・アジュンは巨体のカンナを演じるために、全身に特殊メイクをしなければならなかった。女優としては冒険に近い試みだったが、彼女にとっても大きなターニングポイントとなった作品だと話すほど、印象深い役がカンナだった。

写真=リアライズピクチャーズ
「カンナさん大成功です!」は、韓国の映画では皆無に等しい女性キャラクターが前面に登場する作品という点でも注目に値する。普通映画で補助的なキャラクターになりがちな女性は「カンナさん大成功です!」を通じて十分な能力を持つ社会構成員として描かれた。男性の観客だけではなく、女性の観客からも大きな支持を得た「カンナさん大成功です!」は662万人の観客を動員し、当時ラブコメディ映画の歴代興行成績で1位となった。

そして、キム・アジュンは再びラブコメディで戻ってきた。今回はより大胆で率直になった。「マイPSパートナー」を通じて俳優チソンと共演したキム・アジュンは、3年というブランクが感じられないほど、映画に溶けこんでいる。消極的に見えるが、実は自分の感情に素直であり、他人への温かい気持ちを持っているユンジョン(キム・アジュン)に観客の心が動いている。同映画はすでに158万人の観客を動員し、今も興行成績を伸ばしているのだ。

キム・アジュンに多作を望むことはできない。彼女にも波があり、期間が必要であるからだ。しかし、これまでキム・アジュンが見せた様々な姿は、韓国映画にとっては大きな恩恵に違いない。今後も彼女の多様な姿を期待したい。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ソンピル