「私のオオカミ少年」ソン・ジュンギ“動物的な演技で参考にしたのは…”

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映画「私のオオカミ少年」ソン・ジュンギ、映画の中の台詞は数単語だけ、“息の音で演技”

映画をリードする主演だったが台詞は数単語に過ぎなかった。それももっとも基本的な感情の表現だけ。「行かないで!」「きれい!」

俳優ソン・ジュンギが15日午後、ソウル往十里(ワンシムニ)CGVで開かれた映画「私のオオカミ少年」試写会の直後、記者懇談会で映画に対する考えを述べた。戦闘用の殺人兵器のためにオオカミ人間になった少年役を務めたソン・ジュンギは「台詞がなくて簡単かと思ったが、非常に難しかった」と感想を述べた。

ソン・ジュンギは「四つんばいで動くのは不便だったが、宿舎でシナリオを見て『あ、これは台詞がなかったっけ』『ボヨンさんの台詞を自然に聞いていればいいんだな』と思ったが、演技を計算してしようとしたら大変だった」と難しかった点について話した。

ソン・ジュンギは「今回の作品をしながら、今まで私が相手の台詞を聞かずに一人で演技をしていたことに気づいた。台詞がなくて学ぶことが多かった。うおおっと音を立てるより、小さい呼吸の音にもっと集中しようとした」と説明した。

また、ソン・ジュンギは「役柄について感がつかめなかった時、チョルス(ソン・ジュンギ)にとってスニ(パク・ボヨン)はどんな存在だろうかを考えた。あるドキュメンタリーで見たが、種が違っているのに、他の種の子供が一生自身を育てたその動物を母親だと思って暮らしていた。チョルスにとってスニは女性ではなく、母親のような本能的な存在ではないだろうかと思った」とし、役柄に対する解釈を述べた。息をすること、箸使い、文字はもちろん、感情表現まで、映画の中のスニがチョルスを教えることから出た言葉だった。

また、ソン・ジュンギは劇中のオオカミ人間の演技について「ゴラム(「ロード・オブ・ザ・リング」のキャラクター)を演じて、動物的な動きが上手な俳優アンディ・サーキスというハリウッド俳優を参考にした。映画で警察役で出演した先輩からマイムも学び、動物園にいってオオカミの習性をそのまま真似しようとした」と付け加えた。

ソン・ジュンギ、パク・ボヨンとユ・ヨンソク、チャン・ヨンナムが出演した映画「私のオオカミ少年」は、オオカミ人間である少年チョルスが田舎の街に引っ越してきた少女スニに出会い繰り広げられるストーリーを描いた作品だ。韓国で10月31日に公開される。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ソンピル