Vol.2 ― 「会いたい」チャン・ミイネ“まだお見せする事がたくさんあります”

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写真=C-JeSエンターテインメント
デビュー10年目を迎えた女優チャン・ミイネに出会った。2003年MBCの青春シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ノンストップ4」でデビューした後、MBCドラマ「ソウルメイト」などを通じて素直で洗練された女性のイメージを披露し、CMやドラマ、音楽番組のMCとして活躍してきた彼女。だが、2007年以降の約4年間、チャン・ミイネをなかなかテレビドラマで見ることができなかった。

「4年間、復帰するために様々な作品と向き合って話し合いをしてきましたが、上手くいきませんでした。そのうち、大変な時期に、以前出演したKBS 2TVのドラマ「幸せな女 -彼女の選択-」の監督が、『君が何を望んでいるのかを考えなさい。君の本来の姿を失ってはならない』とおっしゃってくれました。幼い頃から何も知らずにただ仕事をしてきましたが、監督のその言葉を聴いて自分自身についてじっくり考える時間を持つようになりました」

辛かった4年のブランクを経験したチャン・ミイネは、女優という職業に対する態度もより真剣になったと打ち明けた。

「(休んでいた間)友達に会ったり、旅行もしたり、そうするうちに良い人にも出会ったりしました。辛かったことさえも今では感謝しています。もしその時間がなかったら、今こうして演技をする私もいなかったと思います。ドラマに出演したり、音楽番組のMCを務めたり、いくつかのCMを撮影したりする、そういう時期が続いてたら、今のような気持ちで仕事をすることはできなかったと思います。ドラマ『ボクヒ姉さん』に出演するチャンスもなかったはずだと思います」

チャン・ミイネは、インタビューの間ずっと、昨年出演したKBS 2TVのドラマ「ボクヒ姉さん」を「運命のように訪れたプレゼント」と表現した。「ボクヒ姉さん」を通じてチャン・ミイネはブランクを乗り越え、テレビドラマに復帰することができた。また、女優としてもこれまでの洗練された女性役から脱皮し、より幅のある演技をすることができるようになった。

「まさに大変な時期でした。海外に滞在しながら『一体どうしてこうなったのかな』と考えてばかりいました。そのとき、KBSの監督が直接私に電話をかけてくれました。『ボクヒ姉さん』を一緒にしようと。最初は急に怖くなって『私はできません』と言ってしまいました。それでも監督が、『必ずチャン・ミイネさんになります。切ります』と言って本当に電話を切ってしまいました。よく考えてみれば、運命のように近づいてきた作品でした」

引き続きチャン・ミイネは、「ボクヒ姉さん」を撮影しながら感じた幸せな思い出を語った。

「ロケに行くと、撮影がいつ終わるかも知らないのに、いつもおばあさんたちが待ってくれました。暇があるたびに『ボクヒ』と呼びながら抱きしめてくれたり、食べ物もくれたりしました。芸能界にデビューし、女優として活動しながら一番幸せな瞬間でした。『ボクヒ姉さん』は本当に今の私を作ってくれた作品だと思います」

ブランク期間中、チャン・ミイネを付きまとったのはいくつかの熱愛説だった。その中でチャン・ミイネは、SBS「強心臓(カンシムジャン)」を通じて2歳年下の芸能人との過去の熱愛の事実について言及した後、数多くの推測に巻き込まれたことに対して語った。

「あまり活動をしていなかったときにバラエティ番組に出演することになりました。作家さんと『どんな話がいいのだろうか』と話し合いながら、ただのエピソードだと思って面白く話そうとしたら、思ったより多くの方が気になってしまったみたいです。放送される前に私のエピソードが先に番組の宣伝映像として流れ、より注目を集めた面もあります」

ブランクを経験しながら大変な時間を過ごしたチャン・ミイネは、今やMBC新水木ドラマ「会いたい」にキャスティングされるなど、安定感を取り戻しているように見えた。今チャン・ミイネはどんな未来を計画しているのだろうか。

「今は、仕事をしてから恋愛をしたいです。仕事をしているときが一番幸せだということを感じました。実は、『ボクヒ姉さん』の撮影が終わると、体も心もとても疲れました。まだ恋愛をするよりはもっと仕事をやりたいです。少なくても数年間は仕事だけを頑張りたいです。デビュー10年目となりましたが、そんなに仕事をたくさんできていなく、まだ見せたいものがたくさんあります」

記者 : イ・スンギル