「ラジオスター」SUPER JUNIOR シウォンの財力話は“望ましい話”なのか

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写真=MBC

自身の力で成功した芸能人が“真のオムチナ(お金持ちの優等生)”

5日夜、MBC「黄金漁場-ラジオスター」(以下「ラジオスター」)でSUPER JUNIORのイトゥクは、「シウォンは本人所有の家が一軒、二軒だけではない」「アイドルで、財力ナンバーワンだ!」と語り、視聴者の関心を集めた。その後、リアルタイム検索語として「シウォンのお父さん」「シウォンの財力」などが上位にランクされた。

他の芸能人と比べながら「◯◯は本人の財産は何もないのに、シウォンは全部自分名義になっている」という事実を何度も強調し、“シウォンの財力”を強調した他のメンバーを見ていると、もちろん番組を面白くするために多少誇張されたものだとしても、ひたすら面白く見ているわけにはいかないという思いがした。


容貌・学歴・家柄の3拍子が揃ったアイドル……得なのか、損なのか

シウォンは、“財力”でアイドルのうちトップだと言われたが、その他にも“オムチナ、オムチンタル(勉強が出来て性格もよく、何でも出来る完璧な人)”と呼ばれる芸能人はしばしばいる。先日あるメディアは、このような芸能人を一つの記事にまとめて報道した。しかし、ほとんど“オムチナ、オムチンタル”と呼ばれる芸能人の場合、彼らの家柄や財力に焦点が当てられる。

もちろん、格好良くて頭も良く、家柄までいい芸能人がテレビ番組に登場することは悪いことではない。そして、彼らが注目されるのも当たり前のことだ。

だが、5日に放送された「ラジオスター」のように、ひたすら“財力”だけを強調することは、ややもすると見る人に違和感を与える可能性が高い。また、視聴者だけでなく芸能人をこのように“階級化”することが果たして望ましいものなのかは、もう一度考えてみる必要がある。


家族を扶養する芸能人も多い……自身の力で成功した彼らにも拍手を

シウォンのように良い家に生まれ、経済面で困難なく育った芸能人も多数いるが、多くの場合、本人が家族を扶養しながら、幼いときから家長の役割をしてきた人もいる。あるグループのメンバーは、家族を扶養するために多くの広告やイベントに出演したという。また、親に家を買ってあげたり、デビュー時から“家族を扶養するために”芸能界に進出したという人もいる。このような芸能人こそ視聴者のお手本になり、楽しみも与えられる真の“オムチナ、オムチンタル”だと言わざるを得ない。

もちろん、シウォンはSUPER JUNIORのメンバーとして今まで活発な活動をしてきたし、皆が認める成功も手にした。そして彼は、皆が羨む条件を揃えた人でもある。だが、人々が彼のことを思うとき、本人の才能や努力より“財力”を先に思い浮かべることは望ましくないと思う。ややもすると、SUPER JUNIORと彼を見ると、夢を育てている多くの歌手志望生が「私は財力がなくて駄目なのかな」と思い、落胆する可能性もあるためだ。

記者 : ユ・スヨン