韓国版「花ざかりの君たちへ」視聴率がすべてではない!

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競合作より視聴率は低いが、広告収益、版権契約などの成果あり

視聴率だけでドラマの成敗を判断できない?SBS水木ドラマ「花ざかりの君たちへ」(脚本:イ・ヨンチョル、演出:チョン・ギサン)に該当する話だ。同時間帯の競合作である「カクシタル」と「アラン使道伝」に負けて5%台の視聴率になっているが、「花ざかりの君たちへ」は実質的な収益面からは5%をはるかに超えている。

SBSは4日、月火ドラマ「シンイ-信義-」の記者懇談会の場で、「花ざかりの君たちへ」の版権契約及び海外への流通について伝えた。また、「花ざかりの君たちへ」のある制作関係者も、広告収益等に対するポジティブな展望を示した。

この関係者は「10代前半~20代前半の年齢層では平均視聴率が30%を上回るほどだが、青年中年層の視聴率が低いせいで、『カクシタル』と『アラン使道伝』に遅れをとっているようだ」とし、「ドラマの中盤以降は、徐々に中年層の視聴者も増えてほしいと思う。現在、広告収益も良いほうであり、出演陣もみんなで最善を尽くしているだけに、収益性だけでなく、残りの放送分も視聴率が上がってほしい」と伝えた。

このように視聴率だけでドラマの成敗を判断するのは、「早まった一般化」の一つだといえる。類似した例として、2008年、ソン・へギョとヒョンビンが出演したKBS 2TV「彼らが生きる世界」がある。5%台の視聴率に留まってしまった「彼らが生きる世界」は、ノ・ヒギョン脚本家ならではのストーリー、ソン・へギョ、ヒョンビンの力、作品性が融合され、avexと24億ウォンの版権契約を締結した。

特に「花ざかりの君たちへ」は原作が日本の有名な漫画であり、日本市場においても良い結果が期待される。現在の視聴率は落ち込んでいるが、収益性の面で良い結果が出ているだけに、韓国の視聴者からも良い反応が得られることを期待したい。

記者 : ユ・スヨン