「嘆きのピエタ」チョ・ミンス“露出や血まみれのシーンがなくてもエロティックで残酷な映画です”
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女優チョ・ミンスもキム・ギドク監督に偏見を持っていた。彼に直接会ったこともなく、ただ彼の強烈な作品、そして1本のドキュメンタリーで彼を知っていただけだった。
しかしチョ・ミンスは「嘆きのピエタ」という映画でキム・ギドク監督と出会い、彼に抱いていた偏見は砕かれた。「彼ほど弱くて純粋な人はいない」と、彼女はキム・ギドク監督のことを心から思っていた。
最近ソウル三清洞(サムチョンドン)にあるカフェでチョ・ミンスとのインタビューを行った。彼女はキム・ギドク監督に初めて会ったときのことや、初めてベネチア国際映画祭に参加する感想などについて語った。
―キム・ギドク監督の作品に出演したきっかけとは?
チョ・ミンス:出演オファーを受けたとき、キム・ギドク監督が描く独自の“闇”のせいで最初は戸惑っていました。私が彼の描く闇を表現できるのかと悩みましたね。台本を読む前に監督に会いたいと言いました。直接会って話をしていたら、私が偏見を持っていたことに気づきました。人間味溢れる方で、シナリオについて十分に話し合い、出演を決めました。
―頑固な人だという偏見とは裏腹に柔軟な人のようだが?
チョ・ミンス:そうです。お互いに知らないことや理解できないところがあれば、話し合おうとおっしゃってくれました。あるシーンは修正したり、補完したりしました。でも、撮影が始まってからは修正したことはなかったですね。すぐ本番を撮るからです。撮影を始める前に十分に話し合ったということもありますけど。監督の作品は理解できないまま撮影に臨むとミスをしてしまいます。ミスをしないためには十分に話し合う必要がありましたね。あ、そしてこれまで監督の作品について重たいというイメージを持っていましたが、私が彼の作品にのめり込んだら本当に魅力的だと思うようになりました。
―映画での露出度は?ネタバレにならない範囲で語ってほしい。
チョ・ミンス:露出や血まみれのシーンがなくても残酷な映画ですね。想像させる余地も残します。そして「嘆きのピエタ」は一度だけ体を前に傾けて観てほしいです。一つ一つのシーンに、歌うこと、ガンド(イ・ジョンジン)に対する私の態度など、すべてのことに理由があります。私はすでに客観的に見ることができない立場です。観客の反応が気になるのもそのためです。
―キム・ギドク監督と他の監督との違いとは?
チョ・ミンス:本当にお忙しい方です(笑) 撮影も撤収、移動と余裕もなく進められます。初めはこういう監督のスタイルに慣れなくて疑問を持っていました。でも、本能的にわかる方だということに気づきました。映画「嘆きのピエタ」を含め、計18本の映画を作った方です。
―映画よりドラマに専念してきた。映画「嘆きのピエタ」がチョ・ミンスにとってターニングポイントになると思うが?
チョ・ミンス:本当にターニングポイントになってほしいですね。役者は常に新しい姿を披露したいけれど、披露できる舞台が足りないのです。それが、私が監督の映画に出演した理由でもあります。私は映画関係者がDVDを通じてキム・ギドク監督の作品に出演した私の姿を見て、私の新しい一面を発見してほしかったんです。でも意外なことに「嘆きのピエタ」が注目を集めていて、公開に向けて着々と準備が進んでいます。制作や配給も良い会社から協力してもらっています。キム・ギドク監督の作品がこれほど観客から注目を集めたことはないと聞きましたが、本当に運が良かったと思います。
―ベネチア国際映画祭での計画とは?
チョ・ミンス:忙しくなるとは思いますが、楽しんできたいですね。プレゼントのようなものですから。
彼女は依然として美しい女優だった。最近、全盛期のときの彼女の写真が話題となったが、時間が経っても彼女には明るい少女のような一面があった。韓国映画界の“異端児”であるキム・ギドク監督は、チョ・ミンスから何を引き出したのだろうか?
映画「嘆きのピエタ」は9月6日から韓国で公開されている。
しかしチョ・ミンスは「嘆きのピエタ」という映画でキム・ギドク監督と出会い、彼に抱いていた偏見は砕かれた。「彼ほど弱くて純粋な人はいない」と、彼女はキム・ギドク監督のことを心から思っていた。
最近ソウル三清洞(サムチョンドン)にあるカフェでチョ・ミンスとのインタビューを行った。彼女はキム・ギドク監督に初めて会ったときのことや、初めてベネチア国際映画祭に参加する感想などについて語った。
―キム・ギドク監督の作品に出演したきっかけとは?
チョ・ミンス:出演オファーを受けたとき、キム・ギドク監督が描く独自の“闇”のせいで最初は戸惑っていました。私が彼の描く闇を表現できるのかと悩みましたね。台本を読む前に監督に会いたいと言いました。直接会って話をしていたら、私が偏見を持っていたことに気づきました。人間味溢れる方で、シナリオについて十分に話し合い、出演を決めました。
―頑固な人だという偏見とは裏腹に柔軟な人のようだが?
チョ・ミンス:そうです。お互いに知らないことや理解できないところがあれば、話し合おうとおっしゃってくれました。あるシーンは修正したり、補完したりしました。でも、撮影が始まってからは修正したことはなかったですね。すぐ本番を撮るからです。撮影を始める前に十分に話し合ったということもありますけど。監督の作品は理解できないまま撮影に臨むとミスをしてしまいます。ミスをしないためには十分に話し合う必要がありましたね。あ、そしてこれまで監督の作品について重たいというイメージを持っていましたが、私が彼の作品にのめり込んだら本当に魅力的だと思うようになりました。
―映画での露出度は?ネタバレにならない範囲で語ってほしい。
チョ・ミンス:露出や血まみれのシーンがなくても残酷な映画ですね。想像させる余地も残します。そして「嘆きのピエタ」は一度だけ体を前に傾けて観てほしいです。一つ一つのシーンに、歌うこと、ガンド(イ・ジョンジン)に対する私の態度など、すべてのことに理由があります。私はすでに客観的に見ることができない立場です。観客の反応が気になるのもそのためです。
―キム・ギドク監督と他の監督との違いとは?
チョ・ミンス:本当にお忙しい方です(笑) 撮影も撤収、移動と余裕もなく進められます。初めはこういう監督のスタイルに慣れなくて疑問を持っていました。でも、本能的にわかる方だということに気づきました。映画「嘆きのピエタ」を含め、計18本の映画を作った方です。
―映画よりドラマに専念してきた。映画「嘆きのピエタ」がチョ・ミンスにとってターニングポイントになると思うが?
チョ・ミンス:本当にターニングポイントになってほしいですね。役者は常に新しい姿を披露したいけれど、披露できる舞台が足りないのです。それが、私が監督の映画に出演した理由でもあります。私は映画関係者がDVDを通じてキム・ギドク監督の作品に出演した私の姿を見て、私の新しい一面を発見してほしかったんです。でも意外なことに「嘆きのピエタ」が注目を集めていて、公開に向けて着々と準備が進んでいます。制作や配給も良い会社から協力してもらっています。キム・ギドク監督の作品がこれほど観客から注目を集めたことはないと聞きましたが、本当に運が良かったと思います。
―ベネチア国際映画祭での計画とは?
チョ・ミンス:忙しくなるとは思いますが、楽しんできたいですね。プレゼントのようなものですから。
彼女は依然として美しい女優だった。最近、全盛期のときの彼女の写真が話題となったが、時間が経っても彼女には明るい少女のような一面があった。韓国映画界の“異端児”であるキム・ギドク監督は、チョ・ミンスから何を引き出したのだろうか?
映画「嘆きのピエタ」は9月6日から韓国で公開されている。
記者 : ペ・ソニョン、写真 : ユ・ジニョン