「紳士の品格」の名場面を撮影した場所とは?新たなホットスポット“宝亭洞”

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「紳士の品格」が美中年シンドロームを巻き起こし、放送が終了した。その余韻が今も残っている。チャン・ドンゴンがキム・ハヌルにロマンチックなプロポーズをしたシーンは忘れられない名場面となった。そこはどこだろうか。

最終回を華麗に飾ったロマンチックな場所、それは京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市器興(キフン)区宝亭洞(ポジョンドン)のカフェ通りだ。ここは「紳士の品格」の始まりと最後をともにした意味のある場所だ。「紳士の品格」第1話でソ・イス(キム・ハヌル)が自身の赤いニットワンピースのためキム・ドジン(チャン・ドンゴン)と偶然出会うシーンでも登場した。


「紳士の品格」の始まりと終わり“宝亭堂カフェ通り”が背景

日差しが気持ちいい日、宝亭洞カフェ通りを訪れた。ここは9つのブロックが集まり、大きな碁盤のようになっている。カフェのほかにも洋服屋、レストラン、アクセサリー店などが種類ごとに並んでいる。広くはないが、印象的な場所が多い。緑の街路樹とキレイな看板、そして華やかな植木鉢で飾られたテラスまで。自然に歩きたくなる。

宝亭洞カフェ通りの始まりは2003年、竹田(チュクチョン)宅地開発が終わり、宝亭洞炭川(タンチョン)周辺に住宅兼商店である複合住宅が並ぶことになった。1~2階にカフェと飲食店などが入った。現在、ここには100の店舗がびっしりと並んでいる。自然になじんだヨーロッパスタイルのかわいらしい魅力がカフェ通りを完成させた。

特に二人の主人公を輝かせた絵に描いたような場所は?宝亭洞カフェ通りの最古参と呼ばれるブックカフェ“エコの書斎”だ。「紳士の品格」第1話でチャン・ドンゴンが座っていた窓辺の席はドラマとまったく一緒だった。大きな窓の外にキム・ハヌルが歩き、今にも絵のようなプロポーズが始まりそうだった。


カフェ“エコの書斎”大きな窓のおかげで撮影地に選ばれる

“エコの書斎”はブックカフェらしく、壁一面が本で埋められている。こじんまりとしていながらも、暖かい雰囲気のインテリア。過去と現在が共存するユニークな小物が新鮮な雰囲気を演出している。「紳士の品格」の撮影地であるだけに、俳優たちのサインも目立つ。そこに書かれたメッセージも見どころだ。

“エコの書斎”は宝亭洞にあるほかのカフェとは違い、大きな窓が魅力的だ。これが「紳士の品格」のロケ地に選ばれるのに大きく役立ったとのことだ。カフェに座っているチャン・ドンゴンと外を歩くキム・ハヌル。彼らをもっともキレイに映すことができる最適な場所だったのだ。

「紳士の品格」の関係者は「韓国内にある有名カフェ通りが交渉リストにあった。その中から監督が宝亭洞カフェ通りを選んだ」とし「何よりも街路樹がキレイだった。小物を配置したとき、俳優とよく似合っていた」と明かした。


少女時代、イ・ミンホも広告撮影……綺麗でロマンチック

この関係者は「チャン・ドンゴンとキム・ハヌルの出会いのシーンだったので、企画を練った。場所の選定にも大変気を使った。カメラ、照明監督が集まり、俳優たちをキレイに撮るために戦争のような撮影を行った。もともと綺麗な場所だった。二人が始まった場所で、プロポーズで改めて始まるということを撮りたくて、最後の場所もここにした」と付け加えた。

宝亭洞カフェ通りは多数の広告と映画にも登場した隠れたホットスポットである。映画「恋は命がけ」(監督:ファン・インホ)ではチョグ(イ・ミンギ)がヨリ(ソン・イェジン)のお見合い相手に会うシーンの背景として登場した。イ・ミンギの海外ファンがよく訪れるそうだ。少女時代を起用したポータルサイトDaum、イ・ミンホのCantata(コーヒー)、BOOMのサムスンGalaxy Noteなど数々の広告でも宝亭洞カフェ通りを見ることができる。

チャン・ドンゴンのセリフのように「天気のいい日、綺麗に」宝亭洞カフェ通りを歩いてみるのはどうだろうか。ドラマの主人公のようにロマンチックなことが起きるかも知れない。

記者 : パク・グィイム 写真 : ムン・スジ