最近のドラマは、微笑ましい“男男コンビ”が人気

OSEN |

最近のTVドラマでは、男性たちの“ケミ”が見所になっている。

“ケミ”は化学反応を意味する英語“ケミストリー”(chemistry)の略語で、普通は男女の俳優の組み合わせが似合っているときに使われる言葉だ。しかし、最近のドラマでは、男性キャラクターたちによる“ケミ”が人気だ。

現在、最も目立つ“男男コンビ”はSBS水木ドラマ「ファントム」のソ・ジソブとクァク・ドウォンだ。二人はそれぞれキム・ウヒョンとクォン・ヒョクジュ役を演じ、目的を達成するためなら殺人もいとわない社会の敵、チョ・ヒョンミン役のオム・ギジュンと対立している。

ソ・ジソブとクァク・ドウォンは、ドラマの序盤で同じスーツを着て、「同じ服、違う感じ」というコミカルなセリフで話題となってから、「トムとジェリー」の構図で視聴者を楽しませている。ドラマの中盤以降は、クァク・ドウォンがソ・ジソブの復讐に積極的に乗り出し、二人の完璧なコンビネーションが一層際立っている。

MBC月火ドラマ「ゴールデンタイム」のイ・ソンギュンとイ・ソンミンの“ケミ”も、ソ・ジソブとクァク・ドウォンに劣らない。トラブルメーカーの研修医イ・ミヌ役のイ・ソンギュンと、患者を助けることだけに全神経を集中させる外科医チェ・イニョク役のイ・ソンミンも、何度も微笑ましいシーンを演出している。

劇中でイニョクは、ミヌが尊敬する師匠という設定で、二人がともに登場するシーンは感動的な場面が多い。例えば、イニョクを心配するミヌに、そういう暇があったら患者の心配をしろと責めるイニョクや、イニョクの言葉一つ一つを逃さずメモするミヌの姿は、普通の男女のコンビの愛情と比べても遜色ない。

MBC週末ドラマ「Dr.JIN」のイ・ボムス(イ・ハウン役)とソン・スンホン(ジン・ヒョク役)のコンビも興味深い。イ・ハウンが民のための政治をすることを願うジン・ヒョクと、ジン・ヒョクの命を救うためなら政治的選択も変えるイ・ハウンの友情には、感動せずにはいられない。それだけでなく、幼馴染のキム・ギョンタク役のJYJ ジェジュンとホン・ヨンフィ役のチン・イハンもまた、「Dr.JIN」で“ケミ”を感じる“男男コンビ”だ。

このようにテレビドラマを掌握する男性キャラクターのコンビが、男女の愛情に匹敵するほど、視聴者を引きつけている。

記者 : ピョ・ジェミン