「アイドルスターオリンピック」記録更新が必要なのはアイドルではなく番組 ― Best or Worst

10asia |


ストーリー

毎年旧正月と秋夕(チュソク:陰暦8月15日)にしか見ることの出来なかった「アイドル陸上選手権大会」が、ロンドン五輪を迎え「アイドルスターオリンピック」として帰ってきた。今回追加された種目であるフェンシングでは、f(x)のビクトリアとB1A4のジニョンが金メダルを、卓球の男女混合ダブルスでは2PMのニックンとT-ARAのジヨン組が金メダルを獲得した。一方、最も激しい種目である男女100メートル競走では、2AMのチョグォンとZE:Aのドンジュン、B1A4のバロ、SISTARのボラ、Dal★Shabetのカウンなど、有力な優勝候補たちは、大きな異変もなく決勝進出に成功した。

Best or Worst

Worst:一貫性を維持することがいつも退屈に感じられたり、怠慢に見えたりするわけではない。ただ、その一貫性でより良い結果が完成できない時は、問題になりかねない。“ロンドン五輪特集”と銘打った「アイドルスターオリンピック」第1部は、出場するアイドルといくつかの種目の追加を除くと、以前放送された「アイドル陸上選手権大会」から一歩も前進していないようだった。BOOMが有名人に扮装しサプライズ登場するパフォーマンスは、今回も変りなく再現され、特別な構成もなく競技だけを集中的に見せてくれる方式も相変わらずだった。もちろん、これ自体が悪いとは言えない。しかし、同じ種目を通じて毎回似たような選手たちが目立つしかない状況で、退屈さから脱却する方法を模索しなかったということは、一貫性以上に安易さを感じる。バラエティとスポーツが結合した番組の特性上、もっと大きな笑いを与えて、さらに競争する緊張感を引き立てる方向に進歩する必要があるからだ。毎回記録更新に挑むアイドルたちのように、番組も絶えず面白さを更新していくべきではないだろうか。恒例の大したことのない特集番組にとどまるには、アイドルスターたちの熱意がもったいない。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― 今日(26日)韓国で放送される第2部で、とうとう公開される男子100メートル部門の結果!チョグォン、ドンジュン、バロの中で金メダルは誰のものに?友達と“チメック(チキンにビール)”の賭けをしてみましょう。
― 100メートルとフェンシングの両方に出場したが、何も得ず脱落したMBLAQのイ・ジュン。しかし、“ワンショット”で言うと正真正銘の金メダルに値する。
― PPL(Product Placement:ドラマや映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)でもなく、番組の途中で飛び出てきたGA**XYの広告、問題ないんですか?

記者 : ファン・ヒョジン、翻訳 : ハン・アルム