「10人の泥棒たち」生き生きとしたリアルな映画が登場

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1つのダイヤモンドを目指し、10人の泥棒が展開する犯罪アクション映画「10人の泥棒たち」(監督:チェ・ドンフン、制作:株式会社Caper Film)の、6ヶ月間の遠征犯罪記を盛り込んだ映像が公開された。

今回公開された遠征犯罪記の映像は、マカオの異国的な風景とともに「10人の泥棒たち」を構想し始めたきっかけを語るチェ・ドンフン監督の姿や、チェ・ドンフン監督と再会したキム・ユンソク、キム・ヘスや中韓を代表する俳優たちの姿を盛り込んでおり、視線を引き付けた。

それぞれ異なる個性と魅力を持っている俳優たちは、劇中で演じた役を自ら紹介し、映画の中で展開される泥棒たちの印象深い活躍への関心を高めた。

緊張感溢れる神経戦を展開するマカオ・パク(キム・ユンソク)とポパイ(イ・ジョンジェ)、危険なワイヤアクションを披露するチョン・ジヒョン、中国語で愉快な笑いを届けるオ・ダルスまで、泥棒たちの多彩な活躍は見物だ。

リアルで生々しいアクションを演じるために、危険な撮影も自ら行った俳優たちの演技への闘魂が目覚しい。スタントマンなしで銃弾が飛び交うマンションの外壁にすがりつくという、難易度の高いアクションを演じきったキム・ユンソクと、見るだけでもクラっとするような高さのビルで、恐れず大胆に身を投げたチョン・ジヒョンには、感嘆せざるを得ない。

その中でも、ハードルの高い水中演技をこなしたキム・ヘスは、危険な同シーンの撮影について感想を述べた。キム・ヘスの感想にチェ・ドンフン監督は「足に力が入らなくなったキム・ヘスを支えながら一緒に降りてきたが、本当に胸から込み上げるものがあった。感謝の気持ちで胸が一杯だったし、『僕って本当に運の良い監督なんたな』と思った」と述べた。

キム・ユンソクは「このメンバーが揃ったのも大したことだと思うが、互いにたくさん配慮し合ったと思う」と伝え、共演俳優たちの愛情と信頼で溢れていた現場の雰囲気を伺わせた。チェ・ドンフン監督は「映画をここまで楽しく撮っても大丈夫なのかと思うほど、楽しみながら『10人の泥棒たち』を撮影した。今回の経験が次期作を撮る際にも糧となるだろう」と話し、「10人の泥棒たち」チームの完璧なチームワークに感嘆の声を上げた。

「10人の泥棒たち」は、ほんの少しのミスも許さないプロフェッショナルな7人の泥棒たちが、以前のボスであるマカオ・パクから甘い提案を受け、中国の泥棒たちとカジノに隠されたダイヤモンドを盗むという犯罪アクション映画で、「ビッグ・スウィンドル!」「タチャ イカサマ師」「チョン・ウチ 時空道士」を手掛けたチェ・ドンフン監督が演出を手がけた。7月25日から韓国で公開される。

記者 : チョ・ジヨン