ホン姉妹の「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」トム・ハンクスの「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」より大きくなるか?

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写真=イ・ジョンミン

29日KBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」制作発表会

1988年、願いを叶える不思議な機械「ゾルダー」に願って大人の姿になったジョシュ少年のことを覚えているだろうか。トム・ハンクスのあの“冒険”を再現するのは、俳優のコン・ユ。約20年が経ったが、そのドラマのタイトルは映画と同じ「ビッグ~愛は奇跡~」である。

KBS 2TVの新月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」(脚本:ホン・ジョンウン、ホン・ミラン、演出:チ・ビョンヒョン、キム・ソンユン)の制作発表会が、29日ソウル蚕室(チャムシル)ロッテホテルで行われた。制作陣と俳優のコン・ユ、イ・ミンジョン、miss Aのスジ、チャン・ヒジン、CROSS GENEのSHIN(シン・ウォンホ)、ペク・ソンヒョンなどが出席した。


「温かい視線で愛を語りたい」

「ビッグ~愛は奇跡~」は、事故で10代のカン・キョンジュン(シン・ウォンホ)の魂が30代のソ・ユンジェ(コン・ユ)の体に入り繰り広げられる物語を描いたドラマである。女性教師のキル・ダラン(イ・ミンジョン)は、婚約者ユンジェの体に入ったギョンジュンの魂に当惑することとなる。

「快傑春香」以来7年ぶりにホン・ジョンウン&ホン・ミラン脚本家とタッグを組んだチ・ビョンヒョンプロデューサーは「『快傑春香』以来ホン姉妹とは“飲み仲間”だった。またいっしょに仕事をやろうといつも話していたが、互いの都合が合わなかった。その間に、彼女たちは大成功してしまった」とし「『今回も一緒にやれないと、これからもう一緒にやるのは難しいのでは』と説得して一緒に作品を作ることになった」と説明した。

チ・ビョンヒョンプロデューサーは「生きることは寂しいことばかりではない、ということを知っていく物語だ。しかし、本当に自分のことが好きなわけではないので、もしかするとさらに寂しくなるかも知れない内容」とし、「温かい視線で愛を語りたい」と述べた。


コン・ユ「トガニ 幼き瞳の告発」に続くラブコメディ“最近屈託がないように見えると言われます”

コン・ユは10代と30代の精神年齢を行き来し、一人二役を演じる。コン・ユは「歳よりは純粋なほう」とし、「俳優だからこそ、残っている純粋さを失うまいと努めている。マイナスになると思うので、わざとわがままに生きようとしている」と明かした。

「ホン姉妹の前作『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』のトッコ・ジンほど視聴者にアピールすることはできないだろうが、自分ならではのカラーで演じてみる」というコン・ユ。彼は「(共演する)スジを見ていると気分がよくなる。前に立っているだけで浄化されるような気がする」とし「イ・ミンジョンさんも、にこにこ明るく笑う人。思ったより気さくで、すぐ親しくなった」と撮影現場の雰囲気を伝えた。

前作の映画「トガニ 幼き瞳の告発」(2011)で暗い役を演じたコン・ユは、最近「屈託ない」「にこにこ笑う表情が見られる」とよく言われるそうだ。コン・ユは「コメディというのは、簡単ではない。一番難しいジャンルがコメディ」とし、「わざと笑わせようと演技することはない。状況そのものが自然なので、視聴者にも自然に笑いながら観てもらえると思う」と自信を示した。


“国民の初恋”スジ、今回は“変人”キャラクター?

映画「建築学概論」で“国民の初恋”として生まれ変わったスジは、カン・キョンジュンに思いを寄せる同い年のチャン・マリ役を演じる。チャン・マリは予測もつかない行動をしでかす、いわば“変人”。スジは「初恋の相手のイメージが崩れないだろうかと心配するよりは、様々な役柄を演じることができて嬉しい」とし、「私の中にもチャン・マリのキャラクターが潜んでいることが分かった。できる限り引き出してみようと思う」と述べた。

チャン・マリはカン・キョンジュンの魂がソ・ユンジェの体に入ったことを知り、彼につきまとう。そのため、ソ・ユンジェの婚約者キル・ダランとは恋敵の関係になる。スジはイ・ミンジョンより優れた点は何かとの質問に「幼いところ」と答え、すぐ「それしかない」と謙虚に述べた。

「ビッグ~愛は奇跡~」は「ラブレイン」の後続番組として、韓国で6月4日夜9時55分から放送が開始される。

記者 : イ・ジョンミン、イ・オンヒョク