「神々の晩餐」最終回を迎え、ソン・ユリという俳優を残した

OSEN |

写真=MBC
MBCの週末ドラマ「神々の晩餐」の最終回(32話)が20日に放送された。

同ドラマの一番大きい収穫は、ソン・ユリという俳優の演技の幅が一層広がったことだ。昨年「ロマンスタウン」で抜群の演技力を見せ、これまでの演技力への疑問を解消したソン・ユリは、すぐに週末ドラマを選択することで演技への自信を見せた。

そして、30回を越える長い週末ドラマも成功に導き、俳優として一段階発展した。ミニシリーズドラマ(毎週連続2日ずつ放送されるドラマ)だけでなく、週末ドラマのヒロインとしてドラマを引っ張っていく力を発揮した。

ソン・ユリの涙を流す演技に視聴者は一緒に泣き、彼女のサクセスストーリーに視聴者は一緒に笑った。

ソン・ユリは、これまで「悪い女たち(2002)」で演技者としてデビューした後、「千年の愛」(2003)「皇太子の初恋」(2004)「ある素敵な日」(2006)「雪の女王」(2006)「快刀ホン・ギルドン」(2008)「太陽を飲み込め」(2009)に出演して自身のキャリアを着実に積んできた。

アイドルグループFIN.K.L出身で、人形のような美しい容貌で注目を集めてきたが、今は女優ソン・ユリと呼ばれ、歌手出身の演技者というレッテルを外して久しい。

ソン・ユリは「神々の晩餐」の撮影に先立ち、劇中で料理人らしい姿を見せるために料理の講習を受けるなどの役作りにも余念がなかった。キャラクターを完璧に表現するために努力を重ねた結果、彼女は今回のドラマを通じて美しく演技をする女優ではなく“演技が上手く美しい女優”に生まれ変わった。

「神々の晩餐」は終わったが、近いうちソン・ユリをスクリーンで見ることができる。31日に公開する映画「チャ刑事」でソン・ユリは間抜けなファッションデザイナー役で形破りな変身をする予定だ。これまでのハツラツとした可愛い魅力に代わりに、コミカルな魅力をアピールするソン・ユリの演技変身で映画「チャ刑事」により期待が集まっている。

記者 : ピョ・ジェミン