INFINITEはいつから“魔性の男”になったのか
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写真=TVレポート DB
15日、3枚目のミニアルバム「INFINITIZE」をリリースしたアイドルグループINFINITEが、同日5都市を回るショーケース「THE MISSION」でステージを披露した。午前9時からCGV広州(クァンジュ)ターミナルで始まった同イベントは、午後8時にスタートしたソウルオリンピック公園オリンピックホールでのショーケースで幕を閉じ、“MISSION”は大成功を収めた。INFINITEは2010年に1stミニアルバム「First Invasion」でデビューした。デビュー前にMnet「INFINITE 私のお兄さん」で顔を知らしめた彼らは、イケメンアイドルの典型的なイメージを活かし年上女性ファンの心を虜にし、スターとして浮上した。
お姉さんの心をくすぐるキュートなルックスに、歌やダンスの実力までも兼ね備えたINFINITEは、新人グループの中で断然目を引く存在だった。2ndアルバム「Evolution」のタイトル曲「BTD(Before The Dawn)」で活動していた際は、“さそりダンス”でその名を知らしめ、息ぴったりのダンスで有名になった。メンバー自らも成功の秘訣として息ぴったりのダンスを挙げているほど、一寸の狂いもない彼らのダンスには感嘆の声が上がった。
その後INFINITEは1stフルアルバム「OVER THE TOP」で本当の“トップ”になった。INFINITEはいわゆる“タメ口の告白ソング”や“年下の挑発”と呼ばれているタイトル曲「Be Mine」でキュートさと同時に男らしい魅力をも披露し、様々な音楽配信チャートで1位を独占するなどの快挙を手にした。また、第26回ゴールデンディスク授賞式の韓流アイコン賞、allkpop Awardsの最も成長したアーティスト賞、第9回韓国大衆音楽賞のネットユーザーが選んだグループ賞などを授賞し、その真価が認められた。
3rdミニアルバムで活動再開を果たした彼らは、さらにグレードアップしているようだ。最も注目すべきは、息ぴったりのダンスを披露するINFINITEが戻ってきたということだ。だが、前よりも深く、重い。ファンの声援も大きくなった。実力やルックスにも変化があった。ドンウはデビュー以来初めて髪の色を明るくし、前髪を作った。ホヤも髪を染め、イメージチェンジを図った。ウヒョンは髪を短くし、鋭さをアピールしている。
最も大きな変化が生じたのは、最年少メンバーのソンジョンだ。グループ内でキュートさを担当していたソンジョンは、1993年生まれの今年20歳(数え年)となった。そのせいもあってか、さらに男らしく、大人っぽくなった。可愛いだけだと思っていた弟のイメージは180度変わり、「お姉さんは僕の女」と叫びそうなそのイメージは年上女性ファンの心を揺さぶった。
今回のアルバムにはタイトル曲「追撃者(The Chaser)」をはじめ、「INFINITIZE」「Feel So Bad」「あの年の夏」「涙だけ」「君が好き」「With…」の計7曲が収録されている。予告映像だけでも話題となっていた「追撃者」は、モダンで洗練されたビートに韓国的な情緒の歌詞が溶け込み、注目が集まっている。特に「アイヤ 先に行って オギヤ ディヨラチャ オギヤディヤ 取り返す」という歌詞は、韓国の民謡から引用した感嘆詞で音楽ファンの関心が高まっている。
ヘリコプターを用い、一日で5都市のショーケースを成功させたINFINITE。この熱気に相応しい熱い関心と反響を得られるのか、注目が集まっている。確かなのは一つだ。INFINITEはさらに熱くなり、力強くなった。1位を取ることよりは楽しむことを目指しながらも、どのグループとも同じく1位に向かって成長を続けることも忘れないINFINITEが誇らしい。いつの間に、ここまで“魔性の男”になっていたのだろうか。
記者 : チェ・ミンジ