EXO-Kの新たな挑戦…6人の少年の“未知の能力”
OhmyStar |
写真=イ・ジョンミン
ステージ上では“カリスマ”……実際は“大人しい”
新人グループEXO-Kのメンバーには、いくつか共通点がある。一つは、小学校の頃から歌手を夢見ていたこと、もう一つは練習生時代を経てデビューを果たすまで、自分たちの可能性を固く信じていたことである。SMエンターテインメントに入り、練習生だった頃からEXO-K(スホ、ベクヒョン、チャンヨル、ディオ、カイ、セフン)は、一つのチームでデビューすると思っていたと打ち明けた。チャンヨルは「デビューそのものも嬉しいけど、普段から親しかったみんなと一つのチームになれたことがもっと嬉しかった」とし、「練習生時代から、休みの日も会って一緒に遊んでいた」と述べた。
「MAMA」で復活したSMP……“盛りを過ぎたことが逆に新鮮”
“練習生”という同じ境遇だったが、誰が先にデビューして誰が消え去るか分からない状況で、競争は避けられなかったはず。しかし、EXO-Kは「競争相手というよりは、一緒に過ごす時間が多い仲間」だと話す。「一体感もあり、家族のような雰囲気なので、ストレスを共に解消する仲」だと述べた。社会性のある歌詞や絶叫するような歌声、ゆったりとしたサウンドが印象的なEXO-Kのデビュー曲「MAMA」は、典型的なSMP(SMエンターテインメント特有のミュージック・パフォーマンスを指す言葉)スタイルである。久しぶりに披露するSMPにプライドもあったが、プレッシャーも大きかった。
カイは「SMの看板パフォーマンスを披露するのでプライドがあった。久しぶりに披露するので頑張ろうという思いも強かった」と述べた。チャンヨルは「先輩歌手たちがK-POP、韓流の道を作ってくれたのに、そこに及ばなかったらどうしようというプレッシャーもあった。一生懸命練習した。(SMPは)盛りを過ぎたと考えられるかもしれないが、かえって新鮮ではないかと思った」と伝えた。
カルメ焼きを作ってバレたことも…ステージと日常のギャップ
100日間のプロモーションを終え、大規模なミニコンサートでデビューしたEXO-K。毎週末には音楽番組に出演しスケジュールも増えたが、合間を縫って映画も見るという。最近、「アベンジャーズ」を楽しく見たと言いながら「僕たちにも超能力があるような気がする。まだ気づいていないだけ」と真面目に答える。ステージの上ではカリスマ性溢れる表情で強烈なパフォーマンスを披露しているので、この日「OhmyStar」とのインタビューの前に行われた写真撮影では、「笑ってみよう」という注文に慣れない様子のEXO-K。しかし、実際に会った彼らは、ステージ上のカリスマとは違っていたずらっ子のようであった。「ちょっと走ってくる」と言いながら漢江(ハンガン)に行って自転車に乗ったり、練習時間に「だるまさんがころんだ」をしたり、宿舎でこっそりカルメ焼きを作ったのがバレて怒られたという話から、天真爛漫さを感じた。
カイは「ステージから降りると、実際の性格は歌ほど強くない。ステージと日常生活のギャップが大きいためファンは魅力を感じるのではないか」とEXO-Kの魅力について説明した。EXO-Kは「ステージの上ではカリスマ性溢れるが、普段は無邪気な姿が僕たちの魅力」だと付け加えた。
デビュー2ヶ月でアメリカでのSMTOWN LIVE「ドキドキしている」
EXO-Kは20日、新たな経験をする。アメリカ・カリフォルニアのホンダセンターで開かれる「SMTOWN LIVE WORLD TOUR III in LA」のステージに立つためだ。東方神起、SUPER JUNIOR、少女時代、f(x)などの所属事務所の先輩たちとともに、デビュー50日でアメリカ公演を行うことになった。チャンヨルは、「韓国で開かれたSMTOWNのコンサートに観客として見に行ったことがある。『僕たちもいつかあのようなステージに立てるのかな。ぜひそうなってほしい』と思っていたが、もう立てるようになった。しかも、アメリカで。光栄でとてもドキドキしている」と浮き立つ気持ちを隠せなかった。
カイは、「これからステージに立つ機会が多いと思うが、メンバーそれぞれがストーリー性のあるミュージカル形式でやってみるのも良さそう。EXO-M(中国語圏でデビューして活動している、EXO-Kの兄弟グループ)まで合わせて12人がミュージカルのようなステージに立ってみたい」と付け加えた。
自らを「未知の世界から来た神秘的で新しいスター」だと説明するEXO-K。「演技なら演技、バラエティならバラエティ。様々な分野で絶えず挑戦するグループになりたい」「長く続くグループになって、EXOやEXOの音楽を世界に知らせたい」と抱負を述べた。これまで彼らが披露した姿はごく一部に過ぎない。EXO-Kが披露する未知の“能力”に期待したい。
記者 : イ・ジョンミン、イ・オンヒョク