洗練されていないプレイボーイ“ナプトゥク”役と癒し系の美男近衛隊長、ウン・シギョン役で映画とドラマを同時に席巻した俳優チョ・ジョンソクが、CM業界でも脚光を浴びている。

チョ・ジョンソクは4月中旬、ソウル某所で自動車関連のCMを撮影した。MBC水木ドラマ「キング～Two Hearts」(脚本：ホン・ジナ、演出：イ・ジェギュ)の出演で目が回るほど忙しい彼だが、映画「建築学概論」で彼の可能性を見極めたCM業界は一足早く契約を結び、CMの撮影を終えた。

自動車業界以外にも、チョ・ジョンソクに目をつけている業界が多くある。CM業界によると、チョ・ジョンソクは最近通信会社や食品・ドリンク業界からもオファーを受けており、契約寸前だという。「キング～Two Hearts」での実直で真っ直ぐなエリート軍人としての姿や、王女への純愛がCM業界で大きな反響を得ているようだ。

トレンドに最も敏感なCM業界で、ここまでチョ・ジョンソクに注目しているのは、ヒット作の映画「建築学概論」とドラマ「キング～Two Hearts」の影響が大きい。チョ・ジョンソクは「建築学異論」でイ・ジェフン、miss Aのスジ、オム・テウン、ハン・ガインら4人の主演俳優たちの間で存在感を見せつけ、主演よりも注目を集める脇役として活躍した。“ナプトゥク”というユニークなキャラクターをコミカルな表情と台詞で演じたところ、チョ・ジョンソクの浮上を導いた。

消費者への露出が映画よりも多い「キング～Two Hearts」では、口達者なキャラクターの主人公を演じ、イ・スンギとは対照的な真っ直ぐなイメージが際立った。もどかしいほど愚直な人物ではあるが、チョ・ジョンソクはウン・シギョンというキャラクターの真心に焦点を合わせ、同ドラマの隠されてたダイヤモンドとしてそのオーラをアピールした。