アイドルグループのマネージャーさん「仕事しないでどこに行くんですか?」
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アイドルグループのマネージャー、アイドル顔負けの“監視網”
アイドルグループのファンは、彼らの一挙手一投足を知り抜いています。放送、イベントの現場に付いて回っていると、スターと苦楽をともにするマネージャーとも顔見知りになります。特にアイドルグループのマネージャーには、監視の目も多いです。スケジュールを終えてお酒を一杯飲もうとすると、どこからか駆けつけてきては「オッパ(お兄さんの意。女性が親しい年上の男性やスターを呼ぶ呼称)をほったからしてお酒を飲んでいるのですか?」と唐突に聞くファンもいます。タバコを1本でも吸おうとしたら、「オッパの前では吸わないでください」とも言われるそうです。スターではないのに、常に多くの人から監視されているアイドルグループのマネージャーの日常はどのようなものなのでしょうか。
メンバーの一人がドラマ撮影をするものなら、ロケ地がどれほど離れていても時間に合わせて駆けつけなければなりません。それでは、いつ寝るのかって?そこで問題が生じるんです。“世の中で最も重いものはまぶた”とも言いますよね。時間に合わせて到着しなければならないので、どれほど眠くても休憩所に寄って仮眠を取る時間などないのです。
2000年代初めまでは、インターネットが今のように発展してはいませんでした。TwitterなどのSNSが普及されたのも、ここ数年のことです。SNSに認証ショットとともに「○○がどこどこで何々をやっていた」という様なのコメントが掲載されるのも、日常的なことになりました。問題は、これがマネージャーにも適用されることにあります。
ある人気アイドルグループのマネージャーは、最近、あきれてしまうような経験をしました。会社の社長から「弘大(ホンデ)で酒飲んでるんだって?」という電話が来たんです。実は、彼を目撃したファンたちが、この社長のTwitterに「○○マネージャーさん、ホンデで飲んでますよ」というコメントと画像を送りつけたんです。それからこのマネージャーは「どこでも監視されているという気分を拭えない」と訴えています。マネージャーが一人しかいないわけでもないのに、スターのいないところで見つかると「仕事をしないでどこに行くの?」と聞くファンもいるそうです。
また、あるマネージャーは、ファンとの関係について苦情を訴えます。親しくなるのも、だからといって一切知らんふりをするのもままならない仲だといいます。明るく挨拶をすれば「自分のことを芸能人だと思ってるんじゃない」と言われ、また知らないふりをすると「挨拶もしないなんて」と言わるので、もうどうすればいいか分からないそうです。「いっそのこと、その基準をエジョンナム(お笑い番組のキャラクター、曖昧なことを決めてくれる男の意味)に決めて欲しい」というくらいです。
以前は、コントロールの出来ないファンたちを力で抑えつける人たちもいましたが、最近はそうもいきません。あちこちからカメラのレンズに見つめられているので、出来るわけがありません。でも、これらを除いても「うちのオッパをちゃんと守ってくれない」と叱りつけてくるファンもいるそうです。
世の中には容易いことなどないと言いますが、マネージャーという職業もやはり苦労が多いのです。それでも、私たちの“オッパ”や“ヌナ(お姉さんの意。男性が親しい年上の女性やスターを呼ぶ呼称)”の隣を心強く守ってくれ、彼らを輝かせてくれる人たちではないですか。働いているときは別として、少なくとも休んでいるようならば、大目に見てあげてはどうでしょうか。
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記者 : イ・オンヒョク