ホン・サンス&イム・サンス監督、カンヌ映画祭に出品“どんな巨匠と競争?”

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写真=ミン・ウォンギ

韓国映画2本がカンヌ映画祭のコンペ部門に出品

ホン・サンスとイム・サンス監督がカンヌ映画祭のコンペティション部門に出品し、世界的な巨匠とともにパルム・ドールを競う。

カンヌ国際映画祭の執行委員会は、19日(現地時間)フランス・パリで開かれた記者会見で、第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に2人の監督が選ばれたと発表した。

出品される作品はホン・サンス監督の「3人のアンヌ」とイム・サンス監督の「蜜の味 テイスト オブ マネー」である。映画「In Another Country」はフランスの国民女優と呼ばれるイザベル・ユペールが参加した作品で、3つのエピソードで構成されたオムニバス映画である。俳優ユ・ジュンサンとチョン・ユミ、ムン・ソリが作品に参加した。

イム・サンス監督の「The Taste Of Money」は、韓国財閥の貪欲を暴く作品で、異例の映像が制作される前から話題になっていた。俳優ユン・ヨジョンとペク・ユンシク、キム・ガンウ、キム・ヒョジンなどが参加した。

2人の監督にとって、今回カンヌ映画祭への出品は初めてではない。ホン・サンス監督はコンペティション部門に、「女は男の未来だ」「映画館の恋」に続き三回目の出品である。また、コンペ部門以外まで含めると、8回目の出品である。イム・サンス監督は「ハウスメイド」以降2回目のコンペ部門出品であり、2005年監督週間に選ばれた「その時、その人々」まで含めると3回目のカンヌ出品である。

「両サンス」監督、誰と競争するか?

今年のカンヌ映画祭では世界的に名高い巨匠たちが大挙してコンペ部門に出品され話題になっている。イタリアの名監督であるナンニ・モレッティ監督がコンペ部門の審査委員長を務め、ウェス・アンダーソン監督の「Moonrise Kingdom」がオープニング上映作品で、今年4月4日他界したクロード・ミレール監督の遺作「THÉRÈSE DESQUEYROUX」がクロージング上映作品に選ばれた。
韓国映画とともに、パルムドールを競う作品には、デビッド・クローネンバーグ監督の「Cosmopolis」、レオス・カラックス監督の「Holy Motors」をはじめ、アッバス・キアロスタミ監督の「Like Someone In Love」、ケン・ローチ監督の「The Angel's Share」、ミヒャエル・ハネケ監督の「LOVE」など、21本である。

これ以外にも「ある視点(Un Certain Regard)」部門には、ダルジャン・オミルバエフ監督の「Student」、グザヴィエ・ドラン監督の「Laurence Anyway」、ロウ・イエ監督の「Mystery」が選ばれた。

第65回カンヌ国際映画祭は、5月16日から27日まで開かれる。

記者 : イ・ソンピル