SUPER JUNIOR シウォン主演「ポセイドン」インタビュー“ダイナミックなアクションシーンが見どころ”

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本日DVD発売となるドラマ「ポセイドン」の主人公キム・ソヌを演じたSUPER JUNIOR シウォンのインタビュー。見どころであるダイナミックなアクションシーンや、キム・ソヌというピュアで繊細な人物への思いなど、撮影エピソードをお届けします。

―主演作として臨まれた本作ですが、演じた感想を教えて下さい。

シウォン:「オー!マイレディ」も主演作ではあったんですけど、今回はアクションがすごく多く大作でしたし、海洋警察を舞台にしたスパイものだったので体力的にはハードだったと思います。

―今おっしゃったように「ポセイドン」は、ダイナミックなアクションシーンが見どころの一つですが、演じるためにどんな準備をしましたか?

シウォン:実は作品作りの準備ために、あまり十分な時間を取ることが出来なかったのですが、10年前からテコンドーもやっていたので乗り切れたのではないかと思います(笑)
運動好きというところが、今回のアクションに役立ったと思います。

―苦労はなかったですか?

シウォン:苦労はひとりでするものではなかったです。スタッフのみなさんが本当の苦労をされていたと思います。僕たちは撮影のセッティングの時間は車の中で体を休めることができましたが、スタッフはそうはいかないですよね。撮影中は冗談を言って場を盛り上げようと務めたり、クランクアップのときはサインCDをスタッフにプレゼントしました。みなさんとはお仕事の上で出会っているので、素敵な作品を作り上げることが何よりも大事ですし、やりがいのあることだと思います。

―アクション撮影の裏話もあれば教えてください。

シウォン:走っている車から転げ落ちて、アクションをして相手を倒すというロングシーンをワンテイクで撮るときがあったんですね。それはもちろんあとでカット割されているんですけど、それを1回で撮ることができてみなさんに褒めていただきました。ユンホさんは、ダンスがとても上手な方。アクションの動線を一回見ただけですべてすぐ覚えてしまうんですね。みんな驚いて拍手を受けていました。

―ユンホさんと共演されましたが、俳優としての魅力はどんなところだと思いましたか? 現場はどのように過ごされたのでしょうか?

シウォン:いいお兄さんであり、歌手としてもいい先輩です。同じグループではないんですけど、同じステージには何度も一緒に立ったことがあります。撮影を一緒にしたのは初めてだったんですけど、本当に何事にもベストを尽くす方でものすごい頑張り屋さんなんです。そんな彼の姿を見て改めて素敵な先輩だなと思いました。撮影現場では、久しぶりに会ったので、いろんな話をしました。

―演じられたキム・ソヌとご自身で似ているところや共感できるところはありますか?

シウォン:僕自身とキム・ソヌとの共通点でいえば、情熱的でひとつのことに夢中になるとまっしぐらになるところですね。キム・ソヌは一見ちゃらちゃらしているように見えますが、それはあくまでも見せかけであって、心に深い傷を抱えているし、そのトラウマを人に気づかれないよう務めている人物なんですよね。
彼には両面性があって、隠そうとする繊細なところとピュアなところがあります。その二面線を意識しました。彼の持つギャップを出していきたいと思ったんです。明るいときは心底明るく、落ち込んだり暗くなったときは彼のダークサイドもきちんと表現できるように努めました。

―演じられたキム・ソヌを演じる上で苦労したことはどんなことですか?

シウォン:苦労しないってことはないんですけど、ジョンリュル役のイ・ソンジェさんにすごく助けていただきました。経験の多い大ベテランの先輩なんですよね。一緒のシーンで、僕はこういうふうに受け止めるんですけど、お兄さんはどう思いますか?ってよく尋ねていました。イ・ソンジェさんは自分から演技について何かを言ってきたりするわけではないんですけど、こちらが相談したりすると丁寧に答えてくださるんです。本当に思いやりのある後輩思いの素敵な先輩だと思いました。

―この作品でたくさんの挑戦をされたと思いますが、終えてみて、成長できたなと思いますか?

いろいろあるんですけど、人間的な面で成長できたかなと思います。物の見方や感じ方が、この作品に出演したことで変わった気がします。1作終えたからとそんなに大きく変わることはないと思うんですけど、この作品の撮影中はほとんど寝られなかったんです。ですが、そのなかでさまざまな方々との出会いがあり、いろんなことがあり、3ヶ月間の学校を卒業したような気持ちです。

―本作のお気に入りのシーン、もしくは見どころを教えて下さい。

シウォン:大作ドラマだからといってアクションシーンばかりではないんです。このドラマには、人間と人間の絆や関係が描かれています。友情やチームワークがあればラブストーリーも描かれているので、そこをこれから見る方々にぜひ感じてほしいですね。ドラマを通じて僕自身が感じたのは、正義とは何かという問いかけでした。

―SUPER JUNIORのメンバーはドラマを見てくれていましたか? どんな感想を言っていたかなどを教えてください。

シウォン:みんな忙しいので全話見ているわけではないと思います。見てくれたメンバーは「良かったね」「頑張ってる」「あまり無理しないように」とたくさんのエールを贈ってもらいました。

―アーティスト活動とは違う、俳優ならではの面白さはどんなところにありますか?

シウォン:俳優ならではのおもしろさは……「ポセイドン」では警察を演じましたが、本当の僕は違います。警察という職業は、男であれば小さい頃多くの人が夢見る職業だと思うんですけど、その憧れていた警察官を俳優として表現することができるんです。その人を生きることができるんですよね。自分が憧れていた、求めた人生を生きることができるし、自分ではどうにもならないことを演技を通じて、消化することもできる。そして、その中にストーリーがあり、世の中に問いかけてくるメッセージがある。それが演じることの大きな魅力だと思います。

―俳優としての活動とSUPER JUNIORとしての活動、忙しい毎日を乗り切る秘訣を教えてください。どんな風に息抜きをしていますか?

シウォン:僕の信念でもあるんですけど、使命を持って生まれてきたとしたら、自分は乗り切って自分の人生をまっとうすることが大事だと思っています。自分が持っているものを使い切ることなくさびさせてしまってはいけない。自分が持ちうるものはすべて出し切っていきたいと思っているので、もちろんストレスはあるんですけど、そういうときはバスケなどスポーツをしたり、友達と会ったり、軽くお酒を飲んだりしています。

―SUPER JUNIORとしても大活躍中ですが、今後の活動など教えて下さい。

シウォン:個人としては今ドラマの台本を検討しているところです。現在SUPER JUNIORとしては、アジア各国から、パリ、そして5月12、13日に開催される東京ドームまで、文字通りのワールドツアー中です。5月9日にシングルが「Opera」がリリースされ、 12、13日に東京ドームで開催する 「SUPER JUNIOR WORLD TOUR "SUPER SHOW 4"」 で初披露します。

―「ポセイドン」のDVDが日本で発売されます。5月には東京ドームでの「SUPER SHOW 4」も開催されます。日本でのシウォンさんの活躍を楽しみにしている日本のファンへメッセージをお願いします。

シウォン:2011年は、多事多難で辛いことがたくさんありましたよね。日本のみなさんもそうですし、僕は個人的なことですが祖母を亡くし辛い年となりました。2012年はみなさんにとっていい年になってほしいです。雨が降れば地が固まるように、悪いことがあればいいことは必ずめぐってきますから、すべてのことがいい方向にいくような、そんな幸せな1年になってほしいです。

「ポセイドン」
4月20日 Vol.1~8(全8巻) レンタル開始 (レンタルはTSUTAYAだけ)
【TSUTAYA・mu-mo限定】ポセイドンコンプリートBOX ¥31,920(税込)
【通常版】DVD-BOX1&2 各¥15,960(税込)
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ
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記者 : Kstyle編集部