「イニョン王妃の男」これまでのタイムスリップドラマとの違いとは?

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タイムスリップするファンタジードラマ「イニョン王妃の男」がついにベールを脱いだ。

チ・ヒョヌ、ユ・インナが主演を務めるtvN「イニョン王妃の男」が18日からスタートした。「イニョン王妃の男」は、仁顕(イニョン)王后の復位のためタイムスリップする朝鮮時代のイケメンエリートチ・ヒョヌ(キム・ブンド役)と、2012年のドラマ「新・張禧嬪(チャンヒビン)」で仁顕王后役を演じる無名女優ユ・インナ(チェ・ヒジン役)の時空を超えた恋物語を描いたファンタジー・アクション・恋愛ドラマである。

シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「順風産婦人科」「まあまあ程度では彼らを阻むことができない」「きちんと暮らしなさい」「思いっきりハイキック!」などを手掛けた脚本家ソン・ジェジョンと、ドラマ「別巡検」「ヴァンパイア検事」などを手掛けた演出家キム・ビョンスがタッグを組んだ。3月15日に最終回を迎えたMBC「太陽を抱く月」やSBS「屋根部屋のプリンス」など、タイムスリップを扱ったフュージョン時代劇が大ヒットを続けている中、ドラマ「イニョン王妃の男」も大ヒットとなるのか、世間の注目が集まっている。


タイムスリップを扱った他のドラマとの違い

今までタイムスリップを扱ったドラマがコミカルなストーリーだったとすると、ドラマ「イニョン王妃の男」はアクションと愛を中心に展開されるストーリーである。特に試写会で公開した第1話のチ・ヒョヌが披露したハイレベルなアクションシーンは、多くのファンから高く評価されたように、完成度の高いものであった。

さらに他のタイムスリップドラマにはなかった“不思議なお札”というアイテムを使って朝鮮時代と現代を自由に行き来できる力を持ったチ・ヒョヌと彼に魅かれていくユ・インナの時空を超えた甘く切ない愛もこのドラマの見どころである。


イケメンエリートのチ・ヒョヌと初主演を務めるユ・インナ

劇中のチ・ヒョヌは朝鮮時代のイケメンエリートであるキム・ブンド役を演じる。キム・ブンドは、並外れたルックスを持ち19歳という若さで科挙に首席で合格するほどの、ずば抜けた天才である。さらに9頭身の小顔で女心を揺さぶると見られる。

ユ・インナ演じるチェ・ヒジンは、デビューして5年間女優としてこれといった代表作品もない無名女優であったが、一躍スター女優になり、昔振られた初恋のおかげで、ドラマ「新・張禧嬪(チャンヒビン)」に出演することになる。トップ女優になれる絶好のチャンスだったが、朝鮮時代から300年という時を超えて現代にやって来たイケメンエリート、キム・ブンドとの出会いにより、予想もしなかったスキャンダルに巻き込まれてしまう。

長い練習生の期間を経てスターになったユ・インナと劇中のチェ・ヒジンは似ている。また監督から「君たち、つき合っちゃえば?」と言われるほどお似合いの二人は、制作発表会で世間に好印象を与えた。二人の初共演にさらに期待が寄せられている。


アクションとラブコメディ

ドラマ「イニョン王妃の男」はアクションとラブコメディという、まったく違うジャンルを描いている。さらに朝鮮時代と現代という、まったく違う時代を背景に異なったストーリーと登場人物、映像美で、従来のドラマとは違う魅力が感じられる。

これまでのタイムスリップを扱ってきたドラマでは、主人公がタイムスリップをして移動すると、そこで長く留まる設定であった。しかし「イニョン王妃の男」は、主人公チ・ヒョヌが不思議なお札の力で朝鮮時代と現代を自由に行き来する。さらに現代劇と時代劇が同じ割合で編成され、この二つの時代が細密に描写される予定である。

これまでのタイムスリップを題材としたドラマとは違う何かを見せてくれるのか、世間の期待が集まっている中、18日夜11時から第1、2話が連続放送された。

記者 : コ・ギョンミン、翻訳:チョン・ジュヨン