「ナイン」イ・ジヌク&チョ・ユニ vs 「イニョン王妃の男」チ・ヒョヌ&ユ・インナ

OSEN |

第1話放送を控えたtvN新月火ドラマ「ナイン:9回の時間旅行」(以下「ナイン」)と昨年放送されたtvNドラマ「イニョン王妃の男」には、類似している部分が多い。キム・ビョンス監督とソン・ジェジョン脚本家が再び意気投合し、時間旅行(タイムスリップ)というテーマを扱う。特に、時間を超えた“男女の愛”がそうだ。

「ナイン」で、イ・ジヌクは最高のキャスターだが余命宣告を受けた悲運の主人公パク・ソヌ、チョ・ユニは純情とロマンを持ち、愛すべき女性主人公のチュ・ミニョンにそれぞれ扮し、「イニョン王妃の男」で、チ・ヒョヌは多才多芸な士大夫のキム・ブンド、ユ・インナは長い間の無名時期を経てスターへと変身したチェ・ヒジンを演じた。

それぞれ職業は違うが、“愛”というふるいにかけてみると、恋人に積極的になるしかない女性主人公と、タイムスリップをしながら愛と人生を切実に思う男性主人公という設定が似ている。これは悪役のいない、時間を超えたラブストーリーを作るため“優しい脚本家”ソン・ジェジョンが生み出したアイディアである。彼女は、自身の感情に忠実なキャラクターが必要として、女優という職業を持つチェ・ヒジンを作り出した。服従すべき職場の上司に反抗する世間知らずのチュ・ミニョンもその延長線上で誕生した。

この中で視聴者が一番関心を持つ部分は、チ・ヒョヌ&ユ・インナのようにファンから支持されるカップルがまた実際に誕生するのかである。チ・ヒョヌとユ・インナは、ドラマの序盤から絶えず関係者の間から熱愛疑惑が持ち出され、ドラマが終わる頃、二人はドラマのように実際のカップルになっていた。

お似合いのカップルであるイ・ジヌクとチョ・ユニの出会いに、放送が始まる前からドラマの関係者たちは、「最近、撮影の雰囲気はどうか」という記者たちの質問をしばしば受けている。この質問は、「ナイン」制作発表会の場でも出てきた。イ・ジヌクは、「チョ・ユニさんは魅力が多い。『イニョン王妃の男』は、エンディングが良かったが、私たちもそうなれるのかはよく分からない。だが、チョ・ユニさんは、十分に魅力がある」と答え、注目を集めた。これは、「イニョン王妃の男」制作発表会で、チ・ヒョヌが相手役のユ・インナについて言及した時とそっくりだったためだ。

テーマと演出陣、現場の雰囲気など、多くの部分が似ている二つのドラマだが、「ナイン」は「イニョン王妃の男」より気楽なストーリーになると見られる。「イニョン王妃の男」が朝鮮時代と21世紀を行き来したなら、「ナイン」は20年という時間の差を置いて話が展開されるためだ。また、恋愛と推理、両方を掴もうとする演出陣の意図も大いに反映されると見られる。

「ナイン」は、韓国で11日から毎週月・火曜日の午後11時に放送される。

記者 : イム・ヨンジン